M&Aのスキーム(種類)一覧を解説(https://subaru-inc.co.jp/magazine/ma-scheme/)

公認会計士 牧田彰俊

公認会計士 牧田彰俊

有限責任監査法人トーマツ入所、各種業務の法定監査、IPO支援に携わる。 その後、ファイナンシャルアドバイザリーサービス部門にてM&A アドバイザリー業務・財務デューディリジェンス業務・企業価値評価業務等に従事。 組織再編によりデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社に異動し、主に国内ミドルキャップ案件のM&Aアドバイザリーとして、豊富な成約実績を収める。 2018年、これまで以上に柔軟に迅速に各種ニーズに応えるべく牧田公認会計士事務所を設立し、現在に至る。本記事の監修を務める。

M&A(エムアンドエー・Merger and Acquisition)では、様々なスキームが存在します。スキームとは聞き慣れないかもしれませんが、どのような形式で譲渡側(売り手側)と譲受側(買い手側)がM&Aするかということです。M&Aスキームによってそれぞれ特徴があり、よく使われるスキームにはそれなりの理由があります。ここでは、M&Aスキームの一覧をわかりやすく解説します。

 
 

M&A(エムアンドエー)のスキーム一覧

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M&A(エムアンドエー)とは、Merger(合併)and Acquisition(買収)の略称であり、一般的には会社もしくは経営権の取得をさします。また、広義のM&Aとして、資本提携や業務提携等の会社もしくは経営権の取得を伴わないものも含められる場合があります。

そして、M&Aには様々なスキームが存在しますが、よく利用されるスキームは株式譲渡や事業譲渡です。
M&Aには株式譲渡や事業譲渡以外にも様々なスキームが存在し、これが案件の特性によって両者に最適なものがチョイスされます。

M&A(エムアンドエー)のスキーム一覧

なぜ最適なスキームをチョイスしないといけないかというと、スキームによって税額が変わってきたり、M&A実行のために必要な手続きの軽重があるためです。

ここでは、まずM&Aのスキームにはどのようなものがあるか列挙し、それぞれ簡単にどのようなスキームかを記載します。

 

Ⅰ.株式譲渡

譲渡側(売り手側)から譲受側(買い手側)に、対象会社の株式が譲渡される取引

Ⅱ.事業譲渡

対象会社の事業の全部もしくは一部が、対象会社から譲受側(買い手側)に譲渡される取引

Ⅲ.合併

対象会社が、譲受側(買い手側)と一緒になり一つの会社となる取引

Ⅳ.会社分割

対象会社における事業の全部もしくは一部を切り離し、それを譲受側(買い手側)に承継させる取引

Ⅴ.株式交換・株式移転

対象会社の株式の全てを譲受側(買い手側)に譲渡し、その対価として対象会社既存株主には譲受側(買い手側)の株式等が交付される取引

 

次からは当該6つのスキームの特徴を解説していきます。

株式譲渡とはどのような取引なのか

【関連記事】株式譲渡とは一体?メリットや手続き方法は?

 

株式譲渡は、対象会社の株主(譲渡側、売り手側、オーナー)が、保有する対象会社株式を譲受側(買い手側)に譲渡する取引です。

対象会社の株主は、対象会社株式を譲渡する代わりに、金銭等を受領することになります。反対に、譲受側(買い手側)は金銭等を対価として対象会社株式を取得することにより、対象会社の経営権を得ることになります。

株式譲渡とはどのような取引なのか

一般的にM&Aにおける株式譲渡は、対象会社議決権比率の50%超を取得することを指します。議決権比率50%超を取得することにより、譲受側(買い手側)単独で株主総会普通決議(取締役の選任等)を可決することが出来るためです。また、議決権比率の2/3以上を取得することにより、譲受側(買い手側)単独で株主総会特別決議(定款の変更等)を可決することが出来ます。
対象会社が中小企業である株式譲渡を用いたM&Aでは、議決権比率100%分の株式が対象となるケースがほとんどです。(詳しくは「中小企業の株式譲渡(ポイント、手続き、税金等)を解説」記事を参照)

他のM&Aスキームと比べると、手続きが簡便な点や資金の帰属・税務的な観点から、M&Aの多くは株式譲渡がスキームとして利用されております。

株式譲渡のメリット

他のM&Aスキームに比べて手続きが簡便

他のM&Aスキームでは、例えば債権者保護手続や官報公告等を行わなくてならない場合がありますが、株式譲渡は最も簡素に手続を実施することが出来ます。具体的には、非公開企業では、株式譲渡承認のための取締役会決議(取締役会非設置会社においては株主総会決議)で足ります。
ただし、対象会社が上場会社の場合、TOB(Take Over Bid)と呼ばれる株式公開買付が必要となり、手続に手間やコストがかかります。

対象会社株主に直接金銭対価が支払われる

他のM&Aスキームでは、対象会社に対価が支払われるケースや、対価が金銭ではなく株式が交付されるケースがあります。
株式譲渡では、対価が対象会社の株主に直接金銭等で支払われるため、株主ニーズに合致しているケースが多数です。また、対象会社の株主が支払う税金も、個人では分離課税となり含み益の約20%程度で済むため、手取額としても株主ニーズに合致するケースがほとんどです。

許認可や既存契約をそのまま引き継ぐことが出来る

株式譲渡では、株主が変更となるだけなので、対象会社自身は組織としては何ら変更ありません。
そのため、対象会社が従来有している許認可や既存契約は、そのまま引き継ぐことが出来ます。
これは当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、M&Aスキームによっては、許認可を再申請しなくてはいけないスキームや、既存契約を再度締結しなおさなければいけないスキームもありますので、この点で、株式譲渡は非常に優れているといえます。

株式譲渡のデメリット

簿外のものまで全て承継することになる

株式譲渡では、良くも悪くも対象会社の全てをそのまま承継することになります。
そのため、メリットで記載した良い点もありますが、万が一、簿外債務があった場合もそのまま承継せざるを得ません。このリスクを回避するためにも株式譲渡契約書(SPA)の記載事項は慎重に検討しましょう。

対象会社の部分的な譲渡には利用出来ない

対象会社の株式を譲渡するということは、対象会社全てを取得することになります。
そのため、対象会社の一部事業のみを譲渡したい場合は、本スキームを利用することは出来ません。ただし、その他のスキームを組み合わせることも出来るため、どこに対価である金銭等を帰属させるか等のニーズに基づき、専門家までご相談下さい。

事業譲渡とはどのような取引なのか

【関連記事】事業譲渡とは?メリットや注意点を徹底解説!

事業譲渡は、対象会社の事業の全部もしくは一部を、譲受側(買い手側)に譲渡する取引です。

事業譲渡とはどのような取引なのか

対象会社は、対象事業を譲渡する代わりに、金銭等を受領することになります。反対に、譲受側(買い手側)は金銭等を対価として対象事業を取得することになります。

事業譲渡は、株式譲渡程ではないものの比較的手続が簡便であることや、株式譲渡よりも柔軟な契約設計を取ることが出来ることから、M&Aでは広く利用されているスキームです。

事業譲渡のメリット

事業の一部のみを譲渡することが出来る

株式譲渡では対象会社の全てを譲渡することになりますが、事業譲渡では対象会社の一部のみを部分的に譲渡することが出来ます。この対象会社の一部のみを譲渡する場合には、様々なスキームがあるものの、事業譲渡が最も簡便的な手続で済みます。

譲渡対象となる契約や資産・負債を契約設計で柔軟に設定することが出来る

事業譲渡では、事業譲渡契約書にて、譲渡対象とする契約や資産・負債を柔軟に設定することが出来ます。
契約では基本的に対象事業に係る契約を引き継ぐことになりますが、一部契約を譲渡対象としないことにより、譲受側(買い手側)にとって不要な契約を引き継がないことも可能です。
また、譲渡対象とする資産・負債を事業譲渡契約書内で定義することにより、譲受側(買い手側)にとって不要な資産・負債を引き継がないことが可能です。特に事業譲渡範囲とする負債を明確に定義することにより、対象以外の債務(簿外債務・偶発債務等)を引き継ぐリスクを限りなくゼロにすることが出来ます。

事業譲渡のデメリット

取引先や従業員との契約は締結し直す必要がある

取引先との既存契約や、従業員との雇用契約は、事業譲渡に伴い自動的には承継されません。
そのため、各種契約を締結し直す必要があり、小規模事業ならまだしも事業が大規模化するにつれて、契約のまき直しに係る手間が肥大します。

許認可は基本的には承継されない

事業譲渡に伴い、許認可は自動的には承継されません。
そのため、必要な許認可は事業譲渡後に取得し直さなければなりません。

対象会社株主には直接的には対価が交付されない

対象会社から事業譲渡をした場合、譲受側(買い手側)からの金銭等の対価は、対象会社に支払われます。
そのため、対象会社株主には直接的には金銭等は交付されないため、オーナーexitにはなりづらいスキームです。

事業譲渡に際して株主総会特別決議等の手続が必要になる

事業譲渡の際には、原則として株主総会の特別決議が必要になります。
特に上場会社の場合は、株主総会を開催すること自体手間とコストがかかります。

競業避止義務が課される

事業譲渡をした場合、当事者間で排斥しない限り譲渡人は競業避止義務が課されます。

合併とはどのような取引なのか

【関連記事】合併とは?買収、統合との違いからメリットまで徹底解説!

合併は、対象会社が譲受側(買い手側)と一つの法人となる取引です。

合併とはどのような取引なのか

対象会社の株主は、対象会社の支配権を譲渡する代わりに、合併存続会社(譲受側・買い手側)の株式や金銭等の対価を受領します。反対に、合併存続会社(譲受側・買い手側)の株式や金銭等を対価として、合併存続会社(譲受側・買い手側)は対象会社を合併することになります。

合併は、グループ内の組織再編行為でよく利用されます。

合併のメリット

合併の権利関係は包括承継されるため個別手続が簡便

取引先との契約関係や従業員との雇用契約等の対象会社に係る各種権利関係は、合併存続会社(譲受側・買い手側)に包括的に承継されます。そのため、個別手続が簡便となりますが、その分そもそもの合併手続が煩雑となります。

対価を株式とすることにより、買収に際して金銭等が不要となる

対象会社の株主に交付する対価は金銭等に限られず、合併存続会社(譲受側・買い手側)の株式を交付することが出来ます。この場合、合併存続会社(譲受側・買い手側)にてM&A時に金銭等が不要となります。

合併のデメリット

手続が煩雑

合併では、合併契約の締結だけではなく、合併書類の備置、公告による債権者保護手続、株主の株式買取請求、株主総会による合併契約の承認、登記・財産等の名義変更、など必要な手続が多岐に渡ります。合併契約締結から数か月要することになるため、実施事項だけではなく時間的にも長期間必要となります。
これらの手続は一定条件下では省略可能となることから、グループ内での組織再編では通常時に比べ合併は利用しやすくなります。

二以上の法人が一つとなるため、企業文化や制度等のすり合わせに摩擦が生じる

合併では二以上の法人が一つとなるため、まずは異なる企業文化の法人同士が一つになることにより、人同士の摩擦や軋轢が生じます。また、就業規則やシステム等も一本化されることになるため、統合に係るコストや手間が相当発生することになります。
この結果、合併後何年経過しても、組織の融合がうまくいかないケースがあります。

全てが包括的に承継される

合併では、対象会社の権利義務が包括的に合併存続会社(譲受側・買い手側)に承継されます。
そのため、対象会社で万が一簿外債務があった場合、それは合併存続会社(譲受側・買い手側)に承継されることとなります。

会社分割とはどのような取引なのか

【関連記事】会社分割とは?メリットや吸収分割と新設分割の違いを解説!

 会社分割は、会社を複数の法人に分割することです。

会社分割とはどのような取引なのか

会社分割には、事業の移転を受ける会社(承継会社)が新設会社か既存の会社かにより、新設分割か吸収分割かに区分されます。承継会社が新たに株式を発行するのが分割する会社(分割会社)の場合は分社型分割、新たに株式を発行するのが分割会社の株主の場合は分割型分割といいます。

会社分割は、一部事業の切り離しにおいて事業譲渡とよく比較されますが、権利義務の承継や税等の検討事項の結果、事業譲渡ではなく会社分割が利用されるケースがあります

会社分割のメリット

会社分割の権利関係は包括承継されるため個別手続が簡便

取引先との契約関係や従業員との雇用契約等の対象会社に係る各種権利関係は、合併存続会社(譲受側・買い手側)に包括的に承継されます。
そのため、個別手続が簡便となりますが、その分そもそもの分割手続が煩雑となります。
また、許認可については、届出を行えば足りる許認可もあれば、個別の許可が必要なもの、新たに取得する必要があるもので相違があります。

対価を株式であることから会社分割に際して金銭等が不要となる

会社分割の対価として交付されるのは株式であることから、会社分割時に金銭等が不要となります。
ただし、結果として非適格分割となる場合には、時価課税される点に注意が必要です。

会社分割のデメリット

手続が煩雑

会社分割では、分割計画の作成・承認だけではなく、分割計画書の備置、公告による債権者保護手続、株主総会による会社分割の承認、分割の登記など必要な手続が多岐に渡ります。
分割計画作成から数か月要することになるため、実施事項だけではなく時間的にも長期間必要となります。
これらの手続は一定条件下では省略可能となることから、グループ内での組織再編では、通常時に比べ、会社分割は利用しやすくなります。

簿外債務も承継会社に承継される

会社分割では、対象会社で万が一簿外債務があった場合、それは承継会社に承継されることとなります。
そのため事業譲渡では簿外債務の切り離しが出来るものの、会社分割では承継されることになります。

株式交換・株式移転とはどのような取引なのか

【関連記事】株式交換とは何か!手続きやメリットを解説()

【関連記事】株式移転とは?株式交換との違いからメリットまで徹底解説

株式交換は、完全子会社になる会社の株主が、その保有する株式を完全親会社になる会社に譲り渡す代わりに、譲り渡した完全子会社株式の対価に相当する完全親会社の株式を割り当てる取引です。

株式移転は、完全子会社になる会社の株主が、その保有する株式を完全親会社になる会社を新設するために譲り渡す代わりに、譲り渡した完全子会社株式の対価に相当する完全親会社の株式を割り当てる取引です。

株式交換と株式移転は文字に起こすと似ておりますが、株式交換は完全親会社が上場会社の際のM&Aで利用されるケースが多く、株式移転はHD(ホールディングス)化する際に利用されるケースが多いです。

株式交換・株式移転のメリット

M&Aに際して資金が不要である

株式交換・株式移転では対価が、完全親会社の株式が利用されます。
そのため、大規模なM&Aであったとしても、M&Aに係る資金が不要となります。
特に上場会社同士のM&Aで、株式交換はよく利用されます。

交付された完全親会社株式の価値向上に期待することが出来る

交付された完全親会社株式は、M&A時点では完全子会社株式と同価値として計算された対価となります。
そのため、今後の完全親会社次第によっては、交付された株式の価値が向上することが期待されます。

株式交換・株式移転のデメリット

手続が煩雑

株式交換・株式移転では、契約書(計画書)の作成だけではなく、書類の備置、公告による債権者保護手続、反対株主の株式買取請求、株主総会による承認、有価証券通知書の提出、登記、など必要な手続が多岐に渡ります。
契約(計画)から数か月要することになるため、実施事項だけではなく時間的にも長期間必要となります。
これらの手続は一定条件下では省略可能となることから、グループ内での組織再編では通常時に比べ株式交換・株式移転は利用しやすくなります。

株式交換では完全親会社株主の議決権比率が低下する

株式交換することにより、既存の完全親会社の株主に、従来の完全子会社の株主が追加されます。
そのため、完全親会社株主にとっては、完全親会社に対する議決権比率が低下することになります。

最適なスキームをチョイスするために

ここでは、M&A時に利用される各種スキームを説明しました。

このように記載すると、スキーム検討が非常に複雑に感じられるかもしれませんが、M&Aの多くは「株式譲渡」もしくは「事業譲渡」が利用されます。このどちらかを利用すれば概ね間違いないとも言えますが、M&Aはどれもオーダーメイドであるため、やはり個別個別にスキーム検討することが望ましいです。

事業譲渡か会社分割のどちらを利用するか、株式譲渡をするにしても会社分割を事前に行うかなどは、実務上頻発に俎上にあがる議論です。スキームによっては、M&Aに必要な資金や税額が大きく変わるケースがあります。

以上より、スキーム検討にはM&Aに精通した公認会計士や金融機関出身者が必要不可欠です。

組織再編を専門とされている専門家もおりますが、その方が必ずしもM&A特有の論点に精通しているかはイコールではありません。
弊社では、大手会計系ファームにてM&Aを長年サポートしていた公認会計士や税理士が多数在籍しております。皆様のニーズをしっかりと理解した上で、最適のスキームを提案・協議いたします。

 


[틴틴 경제] SPC(특수목적회사)가 뭔가요


https://news.joins.com/article/13538235#:~:text=SPC%EB%8A%94%20%EB%A7%A4%EA%B0%81%20%EB%8C%80%EC%83%81%EC%9D%B8%20%EC%9E%90%EC%82%B0,%ED%9A%8C%EC%82%AC%EB%9D%BC%EA%B3%A0%20%EB%B6%80%EB%A5%B4%EA%B8%B0%EB%8F%84%20%ED%95%A9%EB%8B%88%EB%8B%A4.&text=%ED%95%B4%EC%9A%B4%ED%9A%8C%EC%82%AC%EB%93%A4%EC%9D%80%20%EC%84%A0%EB%B0%95%EC%9D%84,%EC%9C%84%ED%95%B4%20SPC%EB%A5%BC%20%EC%84%A4%EB%A6%BD%ED%95%A9%EB%8B%88%EB%8B%A4.



Q 현대그룹이 현대증권 등 금융계열사들을 일괄 매각하기 위해 SPC를 설립한다는 기사를 봤습니다. SPC는 탈세 등 나쁜 목적으로 해외 조세피난처(세금이 없거나 낮은 국가)에 설립된 유령 회사인 줄로만 알고 있었는데 아닌가요? 그렇다면 SPC는 무엇인가요?

부동산·자원 개발, 선박 구입, 자산 매각 등
특정사업에 투자하려 만든 서류상 회사예요



A SPC(Special Purpose Company)는 우리말로 특수목적회사, 특수목적법인 등으로 번역됩니다. 말 그대로 특수한 목적을 수행하기 위해 만들어진 회사라는 얘기죠. SPC는 여러 장점을 갖고 있습니다. 부실채권 매각, 해외 자원 개발, 영화 제작, 선박 운영 등 특정 사업에만 투자하기 때문에 SPC를 설립한 모기업의 재무 상태에 영향을 받지 않습니다. SPC가 돈을 빌릴 경우에도 이 자금은 모기업의 빚으로 잡히지 않습니다. 설립 목적이 달성되면 언제든지 쉽게 청산할 수 있다는 점도 매력입니다.



 예를 들어 보겠습니다. 부동산 개발을 시도 중인 A사가 많은 비용을 혼자 조달할 수 없어 투자자를 유치하려 한다고 가정해 봅시다. 마침 이 사업에 관심을 가진 투자자가 나타납니다. 그런데 이 투자자는 걱정이 있습니다. A사의 재무구조가 나쁜 것도 마음에 걸리고 이 때문에 투자 자금을 A사가 엉뚱한 곳에 쓰는 것은 아닐까 하는 걱정입니다. 그래서 A사에 직접 투자하는 대신 부동산 개발을 목적으로 하는 SPC를 설립하게 한 후 이 SPC를 통해 투자를 하기로 결정합니다. 우리 주변에도 우면산터널이나 천안∼논산고속도로 등 SPC 방식으로 건설된 시설이 많습니다. 제작비가 많이 들어가는 대형 영화 제작에 SPC가 활용되는 경우도 있습니다.



투자 유치에 유리, 목적 끝나면 쉽게 청산



 


 현대그룹의 사례처럼 자산을 매각할 경우에도 SPC가 많이 사용됩니다. 기업은 때때로 돈이 부족해 자산을 매각해야 할 일이 있는데 아무리 좋은 알짜 회사라도 금방 팔리기는 어렵습니다. 특히 현대그룹의 경우 현대증권·현대자산운용·현대저축은행 3개 회사를 한꺼번에 매각하려 합니다. 아무래도 한 개 회사를 파는 것보다 시간이 더 많이 걸리겠죠? 이럴 경우 SPC를 이용하면 일이 빨리 진행됩니다. SPC는 매각 대상인 자산을 일단 인수하고 이 자산을 근거로 채권(유동화채권)을 발행해 신속하게 현금을 마련합니다. 이 때문에 SPC를 자산유동화회사라고 부르기도 합니다.



‘조세피난처 SPC = 탈세창구’ 단정은 잘못



 해운회사들은 선박을 구입할 때 금융회사에서 투자를 받기 위해 SPC를 설립합니다. 금융회사는 보통 선박 소유권을 해운회사와 분리돼 있는 SPC에 두도록 요구합니다. 그렇게 해야 해운회사가 파산하더라도 선박이 이 해운회사의 자산으로 묶여 다른 채권자에게 처분되는 사태를 막을 수 있는 거죠.



해외 법인이나 부동산을 인수할 때도 SPC가 활용됩니다. 특히 중국에서는 외국인의 부동산 취득이나 기업 인수가 매우 까다롭습니다. 이런 규제를 피해 제3국에 설립된 SPC를 통해 중국 기업의 경영권을 확보하는 것이 최근의 투자관행입니다. 연기금이나 한국투자공사 등 기관들도 해외에 SPC를 설립해 해외에 투자하고 있습니다.



 지난해 일부 사회단체에서 조세피난처에 SPC를 설립한 사람들의 명단을 공개하고 탈세 혐의로 처벌해야 한다고 주장해 논란이 일었습니다. 물론 그중에는 해외로 재산을 빼돌리거나 탈세를 하기 위해 해외 SPC를 운용한 사람들도 분명히 있을 겁니다. 이재현 CJ그룹 회장의 경우도 영국령 버진아일랜드 등에 설립한 SPC를 통해 거액의 세금을 포탈했다는 혐의로 재판에 넘겨진 상태죠.



 하지만 재계에서는 해외 SPC를 무조건 탈세 창구로 보는 시각에 대해 반대의 목소리를 내고 있습니다. SPC가 세금이 낮거나 없는 홍콩·싱가포르·버진아일랜드 같은 조세피난처 지역에 많이 설립되는 것은 사실입니다. 하지만 이들 지역의 SPC들이 모두 탈세 창구인 것은 아닙니다. 조세피난처에 법인을 설립하는 건 불법이 아닙니다. 세계 각국의 다국적기업과 투자자들이 세금이 없거나 세금 부담이 적은 이들 조세피난처를 활용해 투자를 하고 있습니다. 세계적인 기업인 애플과 구글도 조세피난처에 법인을 설립해 세금 부담을 줄이고 있습니다. 이재현 회장의 경우에도 재판 과정에서 “탈세를 하기 위해 해외 SPC를 만든 건 아니다”라고 반박하고 있습니다.



비용 줄이려 사무실 없이 운영 많이 해



 실제 국제 거래에서 조세피난처의 낮은 세율을 활용하는 것은 기업의 경쟁력과도 연관됩니다. 해운 관련 SPC는 파나마나 마셜아일랜드, 버진아일랜드 등에 많이 설립돼 있습니다. 국제해운업계가 세금과 규제가 적은 이들 지역에 선박을 등록해 운영하는데, 우리나라 해운회사만 세율이 높고 규제가 더 많은 지역에 선박을 등록한다면 경쟁력을 잃게 되겠죠. 실제 국내 30대 그룹 중 16개 그룹이 조세피난처에 280여 개 법인을 운영 중인데 이 중 85% 정도가 대형 해운회사의 선박금융과 관련된 SPC인 것으로 조사됐습니다.



 SPC의 상당수가 페이퍼컴퍼니인 것도 사실입니다. 페이퍼컴퍼니란 사무실이나 직원 없이 서류상으로만 존재하는 회사를 말합니다. 하지만 페이퍼컴퍼니가 모두 실체가 없는 유령회사인 것은 아닙니다. 비용 절감과 효율성을 위해 서류상의 회사로만 설립하는 경우도 많습니다.



예를 들어 펀드를 운영하는 회사는 회사 재산과 펀드를 분리하기 위해 독립된 SPC를 설립하는데, 이런 SPC는 직원을 두거나 사무실을 따로 마련할 필요가 없습니다. 오히려 직원과 사무실이 있으면 비용이 발생하게 되고, 투자자금이 엉뚱한 곳에 사용될 수 있다는 우려가 생깁니다. 해운회사들의 SPC들도 대부분 페이퍼컴퍼니입니다. 이들은 선박 1척을 마련할 때마다 SPC를 설립하는데 그때마다 사무실을 얻고 직원을 고용하면 비용 부담만 늘게 되겠죠.


그래서 재계에서는 SPC 설립 자체를 비판하는 건 잘못이라고 주장합니다. SPC가 정상적인 것인지, 돈을 해외로 빼돌리거나 재산 은닉을 위해 설립된 것인지 여부는 조금만 들여다보면 금방 알 수 있다는 게 이들의 주장입니다.



국세청에서도 정상적으로 해외투자 신고를 하고 지속적으로 정상적인 영업활동을 할 경우에는 문제가 없다는 입장입니다. SPC를 악용하는 세력들은 나쁘지만 그렇다고 해외 SPC를 무조건 배척하는 것도 올바른 시각은 아닌 것 같습니다. 해외 SPC들을 불법의 소지 없이 국익에 도움이 되도록 잘 활용하는 것이 합리적인 태도일 것입니

[출처: 중앙일보] [틴틴 경제] SPC(특수목적회사)가 뭔가요



다양한 분야 전문가 손잡고 솔루션 개발

MS의 혁신 씨앗 ‘팜비트’서 열매 맺는다

306호 (2020년 10월 Issue 1)

Article at a Glance

마이크로소프트의 정밀농업 솔루션 ‘애저 팜비트(Azure FarmBeats)’의 기술 혁신

1. TV 잔여 주파수(TV White Spaces, TVWS) 활용해 과도한 네트워크 연결 비용 해결
: 농업 관련 데이터 수집을 위해 필요한 인터넷 연결 비용을 최소화하기 위해 TVWS 라우터가 장착된 사물인터넷(IoT) 기반 기지국을 농장에 세워 토양 센서, 스마트폰 등 농장 내 모든 디바이스를 연결

2. 머신러닝 알고리즘 기반 항공 이미지 분석 기술 도입해 토양 센서 사용 최소화
: 데이터 분석에 드론이나 스마트폰을 부착한 풍선으로 하늘에서 촬영한 이미지를 병행 사용함으로써 최소한의 토양 센서만 설치

3. 사물인터넷(IoT) 엣지 컴퓨팅 기술로 농가의 열악한 브로드밴드 극복
: 농장에서 수집한 데이터를 클라우드로 전송할 필요 없이 농가 PC에서 직접 분석, 열악한 인터넷 속도로 인한 데이터 처리의 어려움 해결



지난 7월15일, 마이크로소프트(MS)의 최고경영자(CEO)인 사티아 나델라는 미국의 한 기업과 전략적 제휴를 체결했다는 소식을 세상에 전했다. MS의 협업 툴인 팀즈(Teams)를 통해 상대방 회사 CEO와 화상으로 만난 그는 양사 파트너십의 의의와 앞으로의 계획에 대해 설명했고, 이는 곧바로 CNN 등 주요 언론 매체에 소개되며 큰 관심을 모았다.

도대체 어떤 기업과의 제휴였기에 거대 기술 기업(tech giant)의 최고 수장이 언론에 직접 모습을 드러내며 홍보를 자처했던 걸까. 심지어 나델라는 상대측 CEO와의 대화 영상을 자신의 링크트인(LinkedIn)에도 공유했을 정도로 이번 전략적 제휴에 각별한 신경을 쏟았다.

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이날 MS와 손을 맞잡은 회사는 연 매출 규모만 140억 달러(약 16조 원)에 달하는 미국의 대형 농업협동조합 랜드오레이크스(Land O’Lakes)였다. 세계적인 정보기술(IT) 기업의 선택치고는 선뜻 연결이 되지 않는 조합이지만 랜드오레이크스가 어떤 회사인지를 찬찬히 들여다보면 어느 정도 수긍이 된다.

랜드오레이크스는 일반인들에겐 버터, 휘핑크림, 생크림, 치즈 등 유제품을 생산해 판매하는 업체로 잘 알려져 있다. 하지만 이 회사의 사업 영역은 단순 농산물 유통에만 국한되지 않는다. 농부들이 객관적 데이터에 기반해 의사결정을 내릴 수 있게 도와주는 어그테크(AgTech, 농업 기술) 솔루션을 개발해 농식품 산업에 종사하는 다양한 주체들에 제공한다. 랜드오레이크스 입장에선 자사 솔루션의 역량을 배가하기 위해서라도 MS의 손을 잡을 유인이 분명한 셈이다.

그렇다면 MS는 왜 농업 분야에 관심을 갖는 걸까. 이 질문에 답하려면 기존 윈도 중심의 비즈니스 모델을 클라우드 중심으로 과감하게 전환한 MS의 최근 행보와 인공지능(AI)을 통해 MS가 달성하고자 하는 비전을 이해해야 한다. 그리고 그 핵심엔 사물인터넷(IoT)과 클라우드, AI를 활용하는 MS의 정밀농업(precision agriculture, 혹은 precision farming) 솔루션 ‘애저 팜비트(Azure FarmBeats)’가 있다. 랜드오레이크스가 다른 클라우드 사업자를 제치고 굳이 MS를 파트너로 선택한 결정적 이유도 애저 팜비트와의 연계를 통해 자사 솔루션과의 시너지 창출을 원했기 때문이다.

팜비트는 ‘기술이 선한 변화를 일으키는 동력이 될 수 있다’는 MS의 믿음하에 지난 2015년 출발한 프로젝트다. ‘농장(farm)의 맥박(beats)’이라는 이름1 에서부터 짐작할 수 있듯 현재 인류가 직면해 있는 여러 문제 중 농업 관련 문제를 정보통신기술(ICT)을 활용해 해결하는 데 초점을 뒀다. 2015년 1월 MS 산하 연구조직인 마이크로소프트리서치(Microsoft Research, MSR)에서 시작한 팜비트 연구 프로젝트는 2018년 11월부터 본격적인 제품화 프로세스에 들어갔고, 이후 1년 만에 MS의 클라우드에서 이용할 수 있는 서비스(애저 팜비트)로 공식 출시(2019년 11월)됐다.

팜비트 프로젝트는 실제 제품화되기 훨씬 전부터 업계의 주목을 받아왔다. 기존 정밀농업 솔루션의 최대 문제점으로 지적돼 온 고비용 이슈를 상당 부분 해결한 덕택이다. 농장에 설치하는 센서 네트워킹 솔루션 비용(2017년 기준)을 놓고 따져볼 때, 기존 제품 가격은 대체로 센서당 최소 1000달러가 넘어갔는데 팜비트는 이를 약 200달러 수준으로 낮추는 데 성공했다. 프로젝트를 시작한 지 2년여 만에 거둔 쾌거였다. 랜드오레이크스 같은 대형 농업협동조합은 물론 펩시코(Pepsi Co.) 같은 식품 대기업, 미국 농무부(USDA), 호주 연방과학산업연구기구(CSIRO) 등 정부 기관들까지 애저 팜비트의 고객으로 속속 합류하고 있는 이유다. 기술 기업인 MS가 어떻게 이렇게 단기간 농업이라는 생소한 분야에서 괄목할 성과를 이뤄내며 농식품 산업 생태계의 발전을 가속화하는 데 기여하고 있는지 DBR가 분석했다.

생소한 ‘농업’ 분야에 눈 돌린 기술 기업 MS

애저 팜비트는 현재 MS에서 애저 글로벌(Azure Global) 수석 과학자(Chief Scientist)로 일하고 있는 란비르 찬드라 박사가 MSR에서 근무할 당시 시작한 연구 프로젝트의 결과물이다. 찬드라 박사는 인도의 명문대이자 순다르 피차이 구글 CEO의 모교이기도 한 인도공과대 카라그푸르 캠퍼스를 나와 미국 코넬대에서 박사학위(컴퓨터공학)를 받았다. 2005년 졸업과 동시에 MSR 연구원으로 합류한 그는 “내가 하는 연구가 실제 사람들의 삶 속에서 제품으로 사용되는 걸 보고 싶어 학계로 가는 대신 MS를 택했다”고 말했다.

학력으로 보나 직장 경력으로 보나, 찬드라 박사는 농업과는 전혀 상관없는 길을 걸어왔다. 실제로 팜비트 프로젝트를 시작하기 전까지 그가 연구했던 주제는 무선통신 기술, 배터리 등이었다. 그런 그가 생소하기 이를 데 없는 농업 시스템 개발에 나서게 된 이유는 무엇이었을까. 인도에서 나고 자란 찬드라 박사는 “열여덟 살이 될 때까지 방학만 되면 인도 내에서도 극빈 지역으로 손꼽히는 비하르주(Bihar State)에 있는 할아버지 댁에 가서 농사일을 도와야 했다”며 “화장실도 없고 전기도 들어오지 않는 곳에서 지냈던 경험은 결코 즐겁지 않았지만 바로 그 때문에 열악한 환경에 처해 있는 개도국의 농업 문제를 해결하고 싶은 생각이 늘 마음속에 있었다”고 말했다.

타이밍도 좋았다. IoT, 빅데이터, AI, 클라우드 등 다양한 ICT를 활용하는 팜비트 프로젝트는 2014년 MS의 3대 CEO로 취임한 나델라의 전사적 사업 개편 방향과도 잘 맞는 연구 주제였다. 주지하다시피 나델라는 일찌감치 클라우드와 AI를 회사의 새로운 성장 동력으로 육성하겠다고 마음먹은 상태였다. 게다가 농업은 인류가 존재하는 한 계속해서 지속될 ‘만년 산업’이다. 아무리 ‘포노 사피엔스(Phono Sapiens)’라는 신조어까지 등장한 시대라지만 스마트폰 없이는 살아도 밥 안 먹고 살 수 있는 사람은 세상에 없다. 급격한 기술 진보로 인해 산업계 지형의 변화 속도가 빨라지고 불확실성 역시 계속 늘어나고 있는 상황에서 미래에도 변함없이 존재할 산업이라는 사실은 그 자체로 주목할 만하다. MS 경영진이 2014년 말 객관적 데이터에 기반한 정밀농업 솔루션 개발을 목표로 찬드라 박사가 제안한 팜비트 프로젝트를 승인하게 된 배경이다.

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팜비트 프로젝트는 연구 시작 초기부터 MS 구성원들은 물론 최고경영진으로부터 큰 관심을 받았다. 우선 찬드라 박사는 사내 혁신 문화 확산을 위한 프로그램인 마이크로소프트 거라지(Microsoft Garage) 해커톤에 다른 연구자들과 팀을 이뤄 참가했다. 팜비트 연구를 공식적으로 시작한 2015년의 일이었다. 이들은 이틀간의 해커톤 기간 동안 팜비트 프로토타입을 성공적으로 만들어냈고, 이후 실제 농장에서 적용할 수 있는 시스템을 만들어 낸 성과를 인정받아 2017년 마이크로소프트 거라지 명예의 벽(Wall of Fame)에 이름을 올렸다. 나델라 역시 ‘2017년 한 해 동안 자신에게 영감을 준 10개 프로젝트’ 중 하나로 팜비트를 꼽아 자신의 링크트인에 소개했으며 MS에서 정책 프로그램 및 법률문제를 총괄하는 브래드 스미스 사장도 2017년 12월 ‘지구환경 AI(AI for Earth)’ 프로그램을 발표하며 해당 프로그램의 취지와 지향점을 가장 잘 드러내주는 MS의 프로젝트 중 하나가 팜비트라고 밝혔다. (DBR mini box I ‘MS의 ‘지구환경 AI’ 프로그램’ 참고.)


DBR mini box I : MS의 ‘지구환경 AI’ 프로그램

“지구 살리는 연구라면…”
플랫폼 개방하고 기술자문까지

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MS는 지난 2017년 각종 환경 문제로 병들어가고 있는 지구를 AI 기술로 되살린다는 야심 찬 목표 아래 ‘지구환경 AI(AI for Earth)’ 프로그램을 발표했다. AI를 통한 지구환경 문제 해결을 위해 향후 5년간 총 5000만 달러를 투자하겠다는 선언이었다. 구체적으로 △농업 △수자원 △생물 다양성 △기후변화 등 4개 분야의 문제를 해결하기 위해 대학이나 비정부 조직(NGO), 스타트업, 기타 연구 그룹이 제안하는 프로젝트를 선별, 프로젝트 범위와 특성에 따라 개당 5000∼1만5000달러에 상응하는 애저 플랫폼 사용권을 주고, AI와 관련한 각종 기술 자문과 교육 훈련 기회를 제공하는 형태다.

지금까지 MS는 전 세계 81개국에 걸쳐 508개 프로젝트를 지원했다. 외부 프로젝트에 대한 지원이 거의 대부분이지만 MS 내부에서 자체적으로 수행하는 연구 프로젝트라고 무조건 배제하진 않는다. 팜비트 프로젝트도 내부 연구 과제였지만 지구환경 AI 프로그램의 수혜를 받았다. 마치 어두운 밤을 밝혀주는 등대처럼 MS가 추구하는 지구환경 AI의 지향점을 보여주는 시범 프로젝트(lighthouse project)로 인정받은 덕택이다.

지구환경 AI 프로그램을 MS가 일종의 사회공헌 차원에서 진행하는 단순 일회성 지원 사업 정도로만 이해한다면 큰 오산이다. 연구실 단계에 있는 프로젝트를 클라우드 플랫폼 수준에서 제공할 수 있는 상용화된 서비스로까지 발전시키는 게 프로그램의 최종 목표다. 이를 위해 MS는 지구환경 AI 프로그램의 1차 지원 대상 중 전도유망한 프로젝트를 따로 선별, 좀 더 많은 투자 지원과 함께 MS의 기술력과 노하우를 접목해 해당 AI 솔루션을 상품화할 수 있도록 돕고 있다. 해당 애플리케이션을 MS 애저에 탑재할 수 있다면 가장 좋겠지만 반드시 자사 플랫폼이 아니어도 좋다는 게 MS의 입장이다. 어떤 클라우드 플랫폼에서든 환경 문제를 AI로 해결할 수 있는 서비스 상용화 사례가 많아질수록 더 많은 기업이 자사 전략에 맞는 지속가능성 이니셔티브를 추진하게 될 것이고, 그게 바로 AI 시장의 파이를 키워나가며 더 건강한 지구를 만드는 길이라고 보기 때문이다.


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MS에서 해마다 진행되는 연구가 하나둘이 아닐 텐데 팜비트가 이처럼 주목을 받았던 이유는 프로젝트 초기부터 미국과 인도 현지 농장에서 파일럿 테스트를 수행하며 데이터를 직접 수집하고 분석해 농장주에게 실제로 도움이 되는 통찰을 제시하는 데 성공했기 때문이다. 2015년 찬드라 박사가 연구를 시작했을 때부터 팜비트의 실험 농장으로 프로젝트에 참여해 온 미국 워싱턴주 소재 댄싱크로농장(Dancing Crow Farm, 춤추는 까마귀 농장)이 대표적 예다. 시애틀 동쪽으로 약 40㎞ 정도 떨어진 카네이션의 스노퀄미강 인근에 약 2만 ㎡(6100여 평) 규모로 자리 잡고 있는 농장으로, 빌 게이츠 MS 창업자까지 방문해 게이츠노트(GatesNotes, 빌 게이츠의 블로그)에 소개된 곳이기도 하다.

잘 알려져 있다시피 시애틀은 겨울에 비가 많이 오는 곳으로 유명하다. 이 때문에 댄싱크로농장주는 겨울마다 홍수로 인한 작물 침수 피해로 골치를 앓곤 했다. 농장이 자리 잡은 곳이 범람하면 물에 잠기는 강가 평지였기 때문이다. 이 농장의 경우 유기농 채소를 재배해 식당이나 식품 유통업체에 납품하곤 했는데 한번 홍수가 나서 범람하면 어떤 농작물이 침수됐는지를 정확하게 판단할 길이 없어 모두 다 폐기 처분하다 보니 손해가 막심했다. 하지만 팜비트 프로젝트에 참여하면서 상황이 달라졌다. 토양과 작물 상태를 정확히 파악할 수 있게 되면서 홍수가 일어도 물에 잠기지 않아 여전히 시장에 내다 팔 수 있는 채소를 선별해 낼 수 있게 돼 손실을 줄일 수 있게 된 것이다. 이뿐 아니다. 작물을 재배하고 토양을 관리하는 데 있어 전체적인 물 사용량은 30%, 석회질 비료 사용량은 44%나 줄일 수 있게 됐다.

2018년 파일럿 테스트 농가로 선정된 워싱턴주 소재 대형 농장인 넬슨농장(Nelson Farm, 약 3197만 ㎡, 967만 평)의 경우는 더 놀랍다. 팜비트 도입으로 고가의 화학약품(살충제, 제초제 등) 사용량을 무려 90%가량 줄일 수 있게 돼 전체 비용을 15% 정도 절약할 수 있었다고 한다. 팜비트의 온도 예측 서비스 덕에 냉해에 사전 대처함으로써 손실 위험도 미연에 방지할 수 있었다고. 이처럼 팜비트는 실제 제품화되기 전부터 농장 관리자에게 토양 습도와 온도, pH 수준 등 농사짓는 데 필요한 핵심 정보들을 지속적으로 제공함으로써 사람(농부)의 주관적 감이 아니라 객관적 데이터에 근거해 의사결정을 내리는 정밀농업을 구현해내는 데 성공하며 주목을 받았다. 그리고 프로젝트를 시작한 지 5년 만에 실제 제품화에 성공했다. 찬드라 박사는 “보통 장기 연구 프로젝트가 제품 출시로까지 이어지는 데 걸리는 시간을 7년 정도로 잡는데 팜비트는 이 기간을 2년이나 단축했다”고 말했다.

그렇다면 찬드라 박사를 위시한 MSR 연구자들은 어떻게 이렇게 단시간에 괄목할 만한 성과를 만들어낼 수 있었던 걸까? 이를 이해하려면 벌써 역사가 40여 년은 되는 정밀농업이 그동안 왜 확산되지 못했는지에 대한 이유부터 따져봐야 한다.

정밀농업 확산 막는 걸림돌 파악

미국을 중심으로 1980년대부터 발전돼 온 데이터 기반 정밀농업은 작물의 생육 특성과 재배 환경에 대한 정보를 정밀하게 분석함으로써 최소한의 투입 자원으로 생산량 극대화를 꾀하는 농업 전략이다. 동일 농가에서 운영하는 농경지라도 각각의 위치마다 작물 생육 특성이 다른 만큼 농경지를 관리하고 농자재를 투입하는 방식도 위치별로 달라져야 한다는 논리다. 이를 위해 정밀농업에선 작물의 건강이나 영양 상태는 물론 토양의 습도와 온도, 일조량 등 작물 재배와 관련된 다양한 데이터를 정밀하게 분석해 물과 비료 등의 자원을 꼭 필요한 곳에 적정량만 투입해 파종과 수확을 체계적으로 관리한다. 개념적으로만 생각하면 전 세계 식량 수급 문제를 당장에라도 해결해 줄 수 있을 것 같은 마법의 솔루션이자 농업의 미래다. 경작 가능한 농지가 해마다 줄어들고 있고, 기후변화로 인한 토양 유실이나 살충제 및 화학비료 과다 사용에 따른 환경 파괴가 갈수록 심해지고 있다는 걸 고려하면 더더욱 그렇다.

하지만 아직까지 미국, 네덜란드, 일본 등 몇몇 선진국을 제외하고 대부분 나라, 특히 개도국 농업 현장에서 실제로 적용할 수 있는 정밀농업은 매우 초보적이고 미미한 수준이다. 그 역사가 40년이 다 돼 가는데도 제대로 진척되지 못하고 지지부진한 데는 여러 가지 이유가 있지만 데이터를 수집하는 데 들어가는 비용이 너무 크다는 게 가장 큰 걸림돌이었다. 데이터에 기반한 의사결정을 내리려면 데이터를 수집하는 일부터 시작해야 하는데 첫 단추를 채우는 일에서부터 막히니 쉽게 확산될 리가 없었다.

찬드라 박사는 바로 여기서 기회를 발견했다. 데이터 수집 비용을 획기적으로 낮출 수 있다면, 그래서 데이터 기반 농업으로 농사의 패러다임 전환을 앞당길 수 있다면, 현대 농업이 직면하고 있는 범지구적 문제를 해결함과 동시에 궁극적으로 수익을 창출할 수 있는 비즈니스 모델을 만들어 낼 수 있다고 봤다. 그리고 ICT를 활용한 정밀농업 확산을 위해 해결해야 할 과제가 무엇인지부터 파고들었다. 이는 크게 △과도한 네트워크 연결 비용 △센서(자원) 활용의 제약 △열악한 브로드밴드 세 가지로 압축됐다.

1. 과도한 네트워크 연결 비용

정밀농업이 제대로 구현되려면 땅에 센서를 꽂든지, 노지에 카메라를 설치하든지, 농장 곳곳에서 다양한 데이터를 수집해 농장 전체를 한눈에 파악할 수 있도록 모든 디바이스가 인터넷에 연결(connectivity)돼 있어야 한다. 하지만 이걸 농장 환경에서 구현하기란 쉽지 않다. 인구가 많은 도시에서야 곳곳에 기지국이 있으니 무선 네트워크에 쉽게 연결될 수 있지만 인적이 드문 시골 농장에서 도시와 같은 수준의 기지국이 있으리라 기대하기는 어렵기 때문이다. 당연히 네트워크 연결의 문제가 클 수밖에 없다. 호당 평균 농지 면적이 수십만 평에 달하는 미국 같은 곳은 더더욱 그렇다. 그나마 사람이 사는 농가는 비록 열악한 전송 속도로나마 인터넷에 연결돼 있긴 하다. 하지만 농장과 농가는 대개 멀리 떨어져 있기 때문에 집에 있는 와이파이를 끌어다 쓰기도 어렵다.

이에 따라 기존 정밀농업 솔루션들은 대부분 별도의 무선통신 네트워크를 구축하거나 위성을 활용하는 방식을 택해 사업을 수행하고 있었고, 이는 당연히 데이터 수집에 들어가는 비용을 높이는 결과를 낳았다. 팜비트 연구진에 따르면 2016년 미국에서 열린 농업 관련 박람회에서 농업 전문 기업들이 출품한 센서 가격은 대략 5개 묶음에 8000달러에 달했다. 물론 센서 자체 가격만 따지면 그리 비싸지 않다. 하지만 센서만 덜렁 구입해선 수집한 데이터를 사용자(농부)에게 전달할 수가 없기 때문에 고가의 네트워킹 솔루션을 함께 갖춰야 하다 보니 전체 비용이 높아질 수밖에 없었다. 결국 정밀농업을 확산시키는 데 가장 중요한 열쇠는 아무것도 없는 농장 한복판에서도 모든 장비를 저렴하게 연결할 수 있는 네트워크 연결 방법을 찾아내는 것이었다.

2. 센서(자원) 활용의 제약

기본적으로 농업은 기후와 토양 등 자연환경 조건의 영향을 크게 받는다. 심지어 같은 농경지 안에 동일 종자를 뿌려도 노지 위치에 따라 생장과 발육이 달라진다. 따라서 정밀농업에선 토양 센서(soil sensor)를 땅에 꽂거나 드론(drone, 무인 항공기)을 하늘에 띄워 촬영한 이미지를 가지고 땅속 수분 함량이나 온도, pH 등 작물 재배와 관련한 데이터를 수집, 분석한다. 그래야 물과 비료를 꼭 필요한 곳에 적정량 투입할 수 있고 작황도 예측할 수 있기 때문이다.

문제는 토양 센서나 드론 모두 무작정 쓰기엔 현실적 제약이 존재한다는 점이었다. 토양 센서의 경우 정교한 데이터 수집을 위해선 대략 10m 간격으로 촘촘히 센서를 꽂아야 하는데 이 방식은 농지 규모에 따라 금전적 비용도 함께 늘어날 수밖에 없다. 게다가 땅에 센서가 너무 많으면 관리도 힘들 뿐 아니라 걸리적거려서 트랙터 한 번 지나가기도 힘들다. 심지어 시중에 나와 있는 토양 센서의 경우 높은 가격에도 불구하고 데이터를 전송할 수 있는 양은 매우 적어 효과성도 떨어졌다.

대당 1000달러 이하면 구입할 수 있는 드론이 대체 옵션으로 대두되긴 했지만 이 역시 완벽하진 않았다. 배터리 수명이 가장 큰 문제였다. 농장 전체를 커버하려면 몇 차례 왕복을 해야 하는데 한 번의 배터리 충전으로는 감당하기 힘든 경우가 대부분이었기 때문이다. 결국 이 문제를 해결하기 위해선 센서를 최대한 비용 효과적으로 설치할 수 있는 방법에 대한 해결책이 필요했다.

3. 열악한 브로드밴드

농장에서의 인터넷 연결 문제를 해결하고 데이터 수집도 무사히 마쳤다면 의사결정에 필요한 분석 정보(analytics)를 얻기 위해 이 데이터를 어디에서, 어떻게 처리할 것인가를 결정해야 한다. 가장 간편한 방법은 수집한 데이터 모두를 실시간으로 클라우드 플랫폼에 전송하는 것이다. 하지만 이는 대부분 농가의 열악한 인터넷 속도를 고려할 때 가능한 선택지가 아니었다. 한 번 드론을 띄워 15분만 촬영을 해도 4GB 수준의 고용량 데이터가 나오기 때문이다. 심지어 농장에선 홍수가 나거나 폭우가 쏟아지면 인터넷을 포함한 모든 통신 연결이 끊겨버리는 경우도 다반사로 일어난다. 이렇게 불안정한 인터넷 네트워크로 어떻게 그 많은 데이터를 실시간으로 분석해 농부들에게 의미 있는 통찰을 제공할 것인가가 또 다른 도전 과제였다.

데이터 수집과 분석을 어렵게 하는 장애물 극복

문제점을 파악한 찬드라 박사는 MSR 동료 연구원들과 함께 하나하나 해결책 모색에 나섰다. 처음엔 그의 근무지인 미국 MSR 레드먼드(Redmond) 랩에서 프로젝트를 주도했지만 1년 뒤부터는 인도 MSR 벵갈루루(Bengaluru) 연구진과도 힘을 합쳤다. 이들은 가장 먼저 제일 근본적인 문제, 즉 농장 내 통신 네트워크 연결 비용을 획기적으로 낮출 수 있는 방법부터 고민하기 시작했다. 그리고 그 해결의 실마리를 찬드라 박사가 MSR에 처음 입사했을 때부터 연구해왔던 주제인 ‘TV 잔여 주파수(TV White Spaces, TVWS)’에서 찾았다.

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1. TVWS 활용해 고비용 문제 해결

TVWS란 TV 방송용으로 할당된 주파수 대역 중 이용하지 않고 있는 유휴 대역을 말한다. 방송 사업자 간 주파수 간섭을 막기 위해 일부러 비워 둔 보호 대역이나 지역별로 사용되지 않는, 쉽게 말해 ‘안 쓰고 남아도는 TV 채널’이다. 과거 아날로그 TV 시절에 채널을 돌리는 중간중간에나 TV 정규 방송이 모두 끝난 후 ‘지지직’거리는 잡음(white noise)과 함께 나타나는 화면을 생각하면 이해가 쉽다.

도시에선 수십 개 방송 채널이 존재하지만 시골에선 방송되는 채널 가짓수가 그리 많지 않은 경우가 대부분이다. 지역에 따라선 사용하는 채널보다 사용하지 않는 채널이 더 많기도 하다. 이는 그만큼 유휴 자원이 많다는 뜻이다. 심지어 TVWS는 비면허 대역이라 주파수 할당 대가나 전파 사용료 등의 비용 부담도 없다. 초단파(VHF)와 극초단파(UHF)를 사용하기 때문에 멀리까지 신호를 보낼 수 있다는 것도 큰 장점이다. 원래 TV 채널로 쓰려고 했던 주파수다 보니 드론으로 촬영한 고용량 데이터 전송에도 무리가 없다.

일찌감치 TVWS의 가치에 대해 주목해 왔던 찬드라 박사는 ICT 기반의 정밀농업 시스템을 설계하는 데도 이를 활용하기로 했다. 농가에서 사용하는 인터넷을 TVWS 링크를 활용해 농장에 설치한 팜비트의 IoT 기지국(태양광 에너지로 작동)으로 연결하면, 기지국에 장착된 TVWS 라우터가 무선 인터넷 공유기처럼 작동해 각종 센서를 포함한 농장 내 모든 디바이스(예: 농부의 스마트폰)와 연결되는 구조였다. 이렇게 시스템을 설계하자 센서 비용도 자연스레 낮출 수 있었다. 기존에 센서마다 장착해야 했던 데이터 로거(data logger)가 필요 없어지게 됐고, 와이파이나 블루투스, 로라(LoRa) 같은 저전력 광역 통신 기술(LPWA)을 사용할 수 있게 됐다. 찬드라 박사는 이처럼 TVWS라는 유휴 자원을 활용하는 방식을 통해 기존 정밀농업 솔루션의 가장 큰 문제였던 과도한 네트워크 연결 비용 문제를 상당 부분 해소할 수 있었다.

2. 머신러닝 알고리즘으로 항공 이미지 분석해 토양 센서 사용 최소화

다음으로 해결해야 할 과제는 어떻게 하면 최소한의 센서만 사용하고도 정확한 데이터를 확보할 수 있을까의 문제였다. TVWS 사용으로 토양 센서 솔루션 도입 비용을 기존 제품보다 낮추는 데 성공하긴 했지만 팜비트 연구진은 데이터 수집을 위해 토양 센서에만 전적으로 의존하는 건 여전히 문제가 있다고 판단했다. 그래서 토양 센서는 대략 200m 간격에 하나씩 최대한 듬성듬성 설치하되 드론을 통해 공중에서 촬영한 이미지를 함께 사용하는 방법을 도입하기로 했다. AI의 힘을 빌리자는 것이었다.

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구체적으로 연구진은 드론이 촬영한 항공 이미지를 파노라마처럼 구성하고, 여기에 토양 센서를 통해 수집한 데이터를 더해 머신러닝 알고리즘이 정밀지도(precision map, 토양의 수분 함량이나 지중 온도, pH 수준, 혹은 작물의 건강 상태나 해충 침입 여부 등을 시각적으로 파악할 수 있게 보여주는 지도)를 만들어내는 접근을 취했다. 이 역시 채널 대역폭이 넓어 고용량 데이터 전송에 무리가 없는 TVWS를 사용하기로 했기에 가능한 결과였다. 찬드라 박사에 따르면 토양 센서 데이터만 사용하거나 드론 촬영 이미지만 사용하는 솔루션은 과거에도 있었지만 두 가지 모두를 사용해 분석 정보를 제공하는 것은 팜비트가 처음이다.

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하지만 드론을 활용하는 방법에는 한 가지 문제가 있었다. 드론 구입 비용은 선진국에선 그리 큰 투자가 아니지만 소득 수준이 낮은 개도국에선 감당하기 힘든 수준이기 때문이다. 나라마다 항공 관련 규제가 존재한다는 것도 걸림돌이었다. 가령, 인도에서 드론을 띄우려면 국방부 허가를 받아야 했다.

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선진국과는 전혀 다른 상황에 맞는 접근이 필요하다고 판단한 연구진은 드론을 사용하지 않고도 항공 이미지를 수집할 수 있는 옵션이 무엇일까에 대해 고민했다. 그리고 연구진은 헬륨 가스 풍선에 배터리팩과 스마트폰을 매달아 공중에서 촬영하는 ‘묘책’을 생각해냈다. 마치 계류식(繫留式) 기구처럼 풍선에 줄을 매달아 땅에 고정시켜 놓고 60∼70m 상공에서 알아서 촬영하게 할 수도 있고, 아예 사람이 헬륨 풍선에 달린 줄을 잡고 걸어 다니거나 자전거에 매달아 놓고 농장을 돌아다니며 찍을 수 있게 하자는 아이디어였다. 인도처럼 인건비가 싼 나라나 작은 농장을 운영하는 곳에선 충분히 가능하고 현실적인 옵션이었다.

3. IoT 엣지 컴퓨팅 기술로 농가 PC에서 직접 데이터 분석

마지막으로, 팜비트 연구진은 농가 PC를 IoT 엣지 컴퓨팅 디바이스로 활용함으로써 농가의 열악한 인터넷 전송 속도 문제를 해결하는 접근을 취했다. 결국 필요한 건 수집한 데이터를 클라우드로 보내는 게 아니라 해당 데이터를 농부들이 활용할 수 있도록 의미 있게 ‘분석’하는 일이라는 점에 집중한 결과다.

이에 따라 연구진은 MS의 애저 IoT 엣지(Azure IoT Edge) 서비스를 통해 방대한 데이터를 클라우드로 보내지 않고도 농가 PC에서 애널리틱스 서비스(예: 정밀지도 작성)를 실행할 수 있도록 시스템을 설계했다. 대부분 농가가 PC를 보유하고 있는데다 농부들이 모든 서비스를 실시간으로 받아보길 원하는 건 아니라는 사실에 착안한 접근이었다. 가령, 온도나 관수(irrigation) 관련 정보는 실시간으로 제공받기 원하지만 어떤 종자를 뿌리는 게 좋을지 같은 제안은 시차가 좀 있더라도 큰 문제가 되지 않는 서비스였다. 따라서 좀 더 시간을 갖고 제공해도 될 정보는 데이터를 압축적으로 요약해 클라우드로 전송하고, 실시간 니즈가 있는 내용은 바로바로 처리해 제공했다. 특히 폭우나 폭설 등 기후변화로 인한 갑작스런 통신 단절 위험에도 끊김 없는 서비스가 가능하도록 인터넷 연결이 끊어진 상태에서도 작동하도록 했다.

연구 프로젝트 시작 5년 만에 상용화 서비스 성공

MS의 브래드 스미스 사장이 지난 2017년 ‘지구환경 AI’ 프로그램을 발표하며 자사의 AI 지향점을 가장 잘 드러내주는 시범 프로젝트로 언급한 건 팜비트 외에도 두 개가 더 있었다. 감염병 발생 징조의 사전 예측을 목적으로 하는 ‘마이크로소프트 프리모니션(Microsoft Premonition)’과 토지피복도(土地被覆圖) 작성 기술인 ‘랜드커버매핑(Land Cover Mapping)’ 프로젝트다. 이 셋 중 지금까지 실제 제품화로 이어진 프로젝트는 팜비트가 유일하다. MSR 소속 책임 연구원(Principal Researcher)으로 팜비트 프로젝트를 이끌어왔던 찬드라 박사가 2018년 11월 애저 글로벌 수석 과학자로 자리를 옮긴 이유도 연구 단계에 머물러 있던 팜비트 프로젝트를 실제 상용화 서비스로 출시하기 위해서였다.

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성공적인 제품 출시를 위해 MS는 그간 정밀농업 분야 센서 전문 업체인 데이비스 인스트루먼트(Davis Instruments)와 페슬 인스트루먼트(Pessl Instruments), 드론 업체인 센스플라이(SenseFly)와 DJI 등 여러 업체와 긴밀한 파트너십을 맺고 시스템을 개발해왔다. MS는 정밀농업이 제대로 구현될 수 있는 농업 시스템을 만드는 업체이지 직접 센서나 드론을 만들어 파는 게 아니니만큼 다양한 파트너와의 협업은 필수이기 때문이다. 이 밖에도 MS는 DTN처럼 날씨를 비롯한 농업 관련 데이터를 수집해 분석해주는 업체들과도 협력하며 팜비트 시스템을 고도화하기 위해 노력하고 있다.

2019년 11월 애저 마켓플레이스(Azure Marketplace)에 공개된 애저 팜비트는 현재 랜드오레이크스를 비롯해 펩시코, USDA, CSIRO 등 다양한 주체를 애저의 고객(B2B)으로 끌어들이는 데 중요한 역할을 하고 있다. 주목할 점은 MS가 이들을 대하는 태도다. MS는 이들을 단순한 ‘고객’이 아니라 함께 시장을 만들어갈 ‘파트너’로 본다. 즉, 농식품 산업의 가치사슬 전반에 걸쳐 있는 농업 관련 모든 데이터를 수집하고 교환•거래할 수 있는 통합 플랫폼을 구축하기 위한 협력자로 보는 것이다. 여러 경로를 통해 수집되는 데이터를 한데 모아 분석할 수 있는 기본 플랫폼을 제시하는 건 MS가 잘할 수 있고 해야 할 일이지만, 실제로 그 플랫폼 위에서 최종 사용자(농부)가 사용할 수 있는 궁극적인 솔루션을 개발하는 건 파트너 고객사들이 해야 한다고 보기 때문이다.

가령, 작년 10월 MS와 파트너십을 맺은 USDA는 메릴랜드주 벨츠빌에 있는 국립농업연구센터(Beltsville Agricultural Research Center, BARC)의 농장(약 2800만 ㎡, 856만 평)에 팜비트를 적용, 피복작물(cover crop) 관리에 특화된 시스템을 테스트하고 있다. 현재 BARC는 토양 센서와 드론을 사용하는 것은 물론 트랙터에도 센서를 장착하고 인공위성까지 활용해 방대한 양의 데이터를 수집, 분석하고 있다. 지난 7월 MS와의 전략적 제휴를 발표한 랜드오레이크스의 경우엔 ‘윈필드 유나이티드 R7®(WinField United - R7®)’ ‘트루테라™ 인사이트 엔진(Truterra™ Insights Engine)’ 등 자사의 다양한 솔루션을 MS의 클라우드로 끌어모으고 애저 팜비트와 연계해 어그테크 연계 플랫폼(connected AgTech platform)을 개발한다는 계획이다.

기술 기업인 MS는 이처럼 민관을 막론하고 다양한 고객사와의 파트너십을 통해 전반적인 농식품 산업 생태계의 발전을 가속화하는 걸 목표로 삼고 있다. 이는 비단 농업뿐 아니라 모든 산업 분야에 걸쳐 애저 클라우드를 통해 MS가 달성하고자 하는 목표이기도 하다. 즉, 농업, 금융, 유통, 에너지 등 다양한 분야의 전문 지식(domain knowledge)을 갖춘 업계 리더들과 힘을 합쳐 여기저기 흩어져 있는 다양한 솔루션을 애저 위에 탑재하고, 이들이 하나의 통합된 아키텍처 위에 새로운 솔루션들을 개발하도록 유도하겠다는 것. 이는 2년 전 애저 글로벌로 자리를 옮긴 찬드라 박사에게 주어진 미션이 팜비트를 실제 제품화화는 것 외에 여러 산업 분야를 아울러 혁신을 이룰 수 있는 방법이 무엇일지에 대해 고민하라는 것이었다는 점에서도 잘 드러난다. MS는 이 같은 접근을 통해 개별 산업의 가치사슬 전반에 걸쳐 혁신을 가속화하는 것은 물론 산업 간 경계를 무너뜨리는 혁신 기회를 찾겠다는 전략이다.

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시사점 및 도전 과제

인도 출신 엔지니어인 찬드라 박사가 주도한 팜비트는 MSR 레드먼드와 벵갈루루 랩 두 곳의 연구진이 머리를 맞대 내놓은 결과물이다. 농가 호당 경지면적이 방대하고 전 세계 정밀농업 기술을 선도하는 ‘미국’과 농민 대부분이 영세 소작농으로 농업 관련 인프라가 열악한 ‘인도’ 두 나라의 연구진이 힘을 합쳤다는 사실은 그 자체로 시사하는 바가 크다. MS가 애초부터 최첨단 정밀농업 기술을 소득 수준이 낮은 개도국 영세 농가에도 적용할 수 있는 솔루션으로 만들겠다는 생각을 갖고 있었다는 걸 뜻하기 때문이다.

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특히 팜비트 연구진은 정밀농업 확산을 막는 걸림돌을 극복하는 데 있어 개도국 시장의 눈높이에 맞는 ‘로테크(low-tech)’를 적극 활용했다. 환경, 의료, 보건, 교육 등 기본적인 삶의 질과 관련된 사회 문제는 소득 수준이 낮고 각종 인프라가 취약한 개도국일수록 그 심각성이 더하다. 이 경우 아무리 첨단 기술을 적용한다 해도 실제 현장에서 작동하지 않을 수 있다. 같은 문제를 놓고도 선진국과 피라미드의 저변(Base of Pyramid, BoP) 시장에서의 접근이 달라야 하는 이유다. 팜비트 연구진이 프로젝트 초기 인도에서 파일럿 테스트를 하면서 직면한 문제도 마찬가지였다. 하지만 연구진은 첨단 AI 기술인 머신러닝과 풍선을 활용하는 로테크를 적절히 결합해 슬기롭게 문제를 해결할 수 있었다. 이는 하이테크와 로테크의 결합을 통한 시너지 창출의 유익에 대한 시사점을 던져준다 할 수 있다.

다양한 주체와 파트너십을 맺고 차근차근 프로젝트를 진척시켜왔던 점도 눈여겨볼 점이다. 사회 문제는 기본적으로 워낙 복잡하기 때문에 단일 기업 혼자서 해결하기 어려운 경우가 대부분이다. 농업도 마찬가지다. MS는 이 점을 잘 이해하고 있었고, 센서 업체, 드론 회사, 농업연구소 등 민관을 막론하고 다양한 주체와 협력하며 시스템을 고도화해 나갔다.

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도전 과제도 분명 있다. 찬드라 박사는 프로젝트를 처음 시작할 때 최소 1000달러를 훌쩍 넘기는 센서 네트워킹 솔루션 가격을 궁극적으로 100달러 이하, 즉 두 자릿수 숫자로까지 떨어뜨리겠다는 야심 찬 목표를 세웠다. 그리고 TVWS라는 유휴 자원과 드론이라는 대체 센서 자원 및 머신러닝 기술을 적극 활용함으로써 기존 정밀농업 솔루션의 고질적 문제로 지적돼 온 고비용 문제를 상당 부분 해소해 대략 200달러 수준으로까지 비용을 낮추는 데 성공했다. 그 결과 연구 프로젝트 단계에 머물러 있던 팜비트를 애저 팜비트라는 실제 제품으로 출시할 수 있었다. 하지만 여전히 갈 길은 멀다. 찬드라 박사도 지적하듯 현재 서비스는 최소 4만 ㎡(약 1만2000평) 이상 농지를 갖고 있는 중소 규모 이상의 농가에 적합한 수준으로, 소규모 자작농이나 개도국의 영세 농가들에는 여전히 감당하기 힘든 수준이기 때문이다.

이 문제를 해결하기 위해 현재 MSR에선 아예 특별한 센서 장비 없이 토양 관련 데이터를 수집할 수 있는 방법에 대해 연구하고 있다. 개도국 환경을 고려해 드론 활용을 고집하지 않고 풍선을 이용하는 방법으로 발상을 전환했던 때처럼 결국 필요한 건 하드웨어가 아닌 ‘데이터’라는 사실에 주목하고 센서를 대체할 수 있는 기술적 해결책 마련에 집중하고 있다. 바로 스마트폰의 와이파이 무선 칩을 이용하는 방법이다. 이 방법이 현실화되면 새로 장비를 구입할 필요 없이 대부분 사람이 가지고 있는 스마트폰을 활용하면 되기 때문에 엄청난 비용 절감 효과를 거둘 수 있게 될 것으로 기대된다. (DBR mini box Ⅱ ‘란비르 찬드라 MS 애저 글로벌 수석 과학자 인터뷰’ 참고.)


DBR mini box II : 란비르 찬드라 MS 애저 글로벌 수석 과학자 인터뷰
“인간의 지식을 대체(replace)하는 게 아닌, 증가(augment)시키려는 것”

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MSR는 IT 업계에서도 실용적인 연구에 집중하는 것으로 유명하다.

MSR의 미션은 크게 세 가지다. 첫째, 컴퓨터 과학의 진보에 기여하고, 둘째, 연구 결과물은 무엇이든 제품으로 출시하며, 셋째, MS의 미래를 담보할 수 있는 연구를 수행하는 것이다. MSR 소속 연구자들이 해마다 엄청난 양의 학술 논문을 발표하고, 그 결과물이 단순 발명이나 특허 출원에서 그치지 않고 제품화될 수 있도록 노력하며, 미래에 중요해질 연구 분야가 무엇일지를 파악해 장기 프로젝트를 수행하는 이유다.

나만 해도 지금까지 100편이 넘는 학술 논문을 발표했고, 박사 과정 학생들의 학위논문 심사에도 여럿 관여하며 학계와 밀접한 관계를 유지하기 위해 힘쓰고 있다. 동시에 나는 내 연구가 많은 사람이 사용할 수 있는 제품으로 만들어질 수 있도록 많은 에너지를 쏟아왔다. 단적인 예로 팜비트 전에 내가 수행했던 연구 주제는 배터리였는데 해당 연구 결과물은 윈도와 비주얼 스튜디오(Visual Studio, MS의 통합 개발 환경)에 반영됐다. 지연 시간이 짧은 고품질 무선통신 기술(low latency wireless) 연구의 경우 전 세계적으로 수천만 대가 팔린 비디오 게임기 엑스박스 원(XBOX One)의 무선 컨트롤러 프로토콜에 적용됐다. 마지막으로, MS의 미래를 위한 장기 프로젝트는 5년 주기로 새로운 토픽을 찾아 수행해 왔다. 2005년 입사 당시엔 TVWS를 연구 주제로 택했고, 2010년엔 배터리 연구에 착수했으며, 2015년 팜비트 프로젝트를 시작했다.

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MSR가 지향하는 연구 혁신의 전체 맥락 속에서 팜비트 프로젝트를 평가해 달라.

팜비트의 경우 ‘흥미롭긴 하지만 다소 비현실적인(blue-sky)’ 혁신 연구 성격으로 시작했다. 하지만 불과 5년 만에 제품화에 성공했고, 이제는 애저 팜비트를 사용하는 고객들로부터 얻는 피드백을 통해 서비스를 개선하고 정교화시켜 나가는 과정에 있다. 팜비트 사업을 주관하는 공식 부서도 2년 전 애저 글로벌로 넘어왔다. MSR에서 연구 프로젝트로 처음 시작했을 때와 비교하면 어느 정도 ‘구체적인 임무(mission-focused)’가 정해진 셈이다.

팜비트 프로젝트를 시작할 때 목표는 기술적으로 가능하지만 그 기술을 도입하기 위해 너무 많은 비용이 들어 실제 확산되지 못하고 있는 기존 정밀농업 솔루션의 문제를 해결하는 것이었다. 다행히 지금은 최소 4만 ㎡(약 1만2000평) 이상 농경지를 가진 중대형 규모의 농장에서 도입하기엔 충분히 감당할 수 있는 수준으로까지 비용을 낮췄다고 자부한다.

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물론 당초 프로젝트를 시작할 때 가졌던 궁극적 목표에는 아직 도달하지 못했다. 빈곤의 늪에서 허덕이는 사하라 이남 아프리카(Sub-Saharan Africa) 지역의 영세 농민들도 제한 없이 쓸 수 있게 만들려면 솔루션 가격을 최소한 100달러 밑으로 낮춰야 한다고 보는데 아직 그 수준에 미치지는 못했다. 하지만 충분히 목표를 달성할 수 있다고 본다. 이 문제를 해결하기 위해 현재 MSR에서 팜비트에 대한 연구를 지속하고 있고, 나 역시 MSR의 파트너 연구원(Partner Researcher)을 겸직하고 있다.

특히 스마트폰의 와이파이 신호를 활용해 토양에 대한 정보를 수집할 수 있는 방법에 대해 연구 중이다. 이미 2년 전 관련 연구를 발표했고, 지난해에는 컴퓨터 과학 분야의 세계적 학술대회(The 25th Annual International Conference on Mobile Computing and Networking)에서도 발표해 상을 받았다. 해당 기술 상용화에 성공한다면 값비싼 토양 센서를 따로 구입할 필요가 없어지기 때문에 농가의 부담을 획기적으로 낮출 수 있을 것이라고 본다. 연구와 제품화 노력은 계속 같이 갈 수밖에 없고, 그래야 한다.

팜비트를 통해 MS가 추구하고자 하는 목표는 무엇인가.

어림짐작(guesswork)으로 농사짓는 관행을 과학적이고 객관적인 데이터 기반(data-driven)으로 대체하는 것이다. 여기서 오해가 없기를 바란다. 절대 농부를 대체하려는 게 아니다. 의사결정을 내리는 기반을 어림짐작이 아닌 IoT와 AI, 클라우드 기반의 데이터로 바꾸자는 것이다.

팜비트 프로젝트를 수행하면서 많은 농부를 만나봤는데 그들 모두 놀라운 전문가들이었다. 특히 농부들 가운데에는 대를 이어 농사짓는 경우가 많아서 대대로 물려받은 자신의 농장(땅)에 대해선 최고의 전문가들이었다. 어떤 농부는 손으로 토양을 만져보고, 또 어떤 농부는 흙을 맛보는 등 제각각 방법은 달랐지만 그들 모두 자신만의 방법으로 토양 상태가 어떤지를 귀신같이 알아맞혔다.

팜비트를 통해 우리가 하고자 하는 건 이처럼 훌륭한 농부들의 지식에 더해 데이터에 기반한 의사결정으로 새로운 통찰을 제공함으로써 기존 지식의 잠재력을 증폭시키려는 것, 다시 말해, 인간의 지식을 ‘대체(replace)’하려는 게 아니라 ‘증가(augment)’시키려는 것이다. 이를 위해 가장 중요한 건 기술 비용을 낮추는 일이다. 누구나 부담 없이 쓸 수 있는 저렴한(affordable) 정밀농업 솔루션을 만들어야 최소한의 물과 비료, 살충제를 사용하고도 생산성은 높여 농가에 더 많은 수익을 얻게 해 주고 환경에도 도움이 되는 지속가능한(sustainable) 농업을 구현할 수 있다. 앞서 언급한 스마트폰 와이파이 신호를 활용하는 연구가 중요한 이유다. 빌 게이츠가 자신의 블로그인 게이츠노트에도 언급할 만큼. 아직 갈 길은 멀지만 분명 우리는 우리가 목표하는 바에 도달할 것이라고 믿는다.


편집자주
본 인터뷰는 마이크로소프트 협업 허브 플랫폼인 팀즈(Teams)를 통해 진행됐습니다.

이방실 기자 smile@donga.com



DBR mini box III : 성공 요인 및 시사점

‘왜, 무엇을, 어떻게, 누가’에 대해 확실한 답을 찾다

마이크로소프트(MS)의 ‘애저 팜비트(Azure FarmBeats)’ 사례에는 급속한 환경 변화 속에서 새로운 사업 기회를 찾고 있는 기업들이 당면하고 있는 여러 전략, 경영, 혁신 이슈가 농축돼 있다. 애저 팜비트는 아직 더 해결해야 할 과제도 안고 있고 진행 중인 사업이지만 지금까지의 성과만으로도 충분히 성공 사례로 볼 수 있다.

이 사업의 성공 요인을 기업의 혁신 전략과 기업가정신의 관점에서 찾아보면 이 사업은 무엇보다 MS의 사명(mission) 및 전략과의 연계성이 높아 전사적 지원과 외부의 협력을 잘 받을 수 있었다는 점을 들 수 있다. 또한 개발도상국에서 정밀농업 확산이 왜 어려운지에 대한 문제의 근본 원인을 정확히 파악해 이를 첨단 IT 역량과 유휴 자원, 로테크를 결합한 혁신적인 해결책을 도출하는 창의적인 혁신 과정도 주효했다. 또한 기술 기업인 MS가 조직 내 부서 간 협력(MSR 레드먼드와 벵갈루루 랩)뿐 아니라 조직 외부의 분야별 전문 지식과 경험을 가진 여러 파트너와의 ‘협력’을 통해 문제에 효과적으로 접근했다. 마지막으로, 사내 기업가(corporate entrepreneur)라고 할 수 있는 란비르 찬드라 박사의 기업가정신과 역량이 뒷받침됐기에 이러한 성공이 가능했다. 성공 요인들을 하나씩 살펴보자.

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첫째, MS는 자본주의 체제에서 가장 많은 역량과 자원을 가진 ‘기업’이 인류와 사회가 직면한 중요한 문제들을 해결하는 데 기여해야 하고, 이러한 문제 해결 노력이 기업의 비즈니스 모델 및 사업 전략과도 연계돼 경제적•사회적 가치 창출과 지속 성장으로 연결돼야 한다는 사명감과 전략적 인식을 가지고 있다. MS의 노력은 ‘지구환경 AI’ 프로그램 등을 통해서도 알 수 있다. 최근 선도 기업들을 중심으로 기업의 사명은 이익 창출을 넘어 사회의 문제를 해결하고 이해관계자들의 성공을 돕는 것이어야 한다는 인식이 널리 확산되고 있다. 애저 팜비트 사업은 이러한 MS의 사명과 전략에 잘 부합됐기 때문에 CEO를 포함한 MS 내부 경영진의 전사적인 지원을 받을 수 있었고, 외부 파트너들과의 협력도 잘 이끌어 낼 수 있었다.

둘째, MS가 애저 팜비트 사업에 접근하는 방식을 보면 매우 창의적이고 ‘기업가적인 과정(entrepreneurial process)’을 따르고 있다. 먼저, 개도국에서 정밀농업 확산이 어려운 문제의 근본 원인을 ① 과도한 네트워크 연결 비용, ② 센서 활용의 제약, ③ 열악한 브로드밴드 등 세 가지로 압축해 정확히 파악했고, 이를 첨단 IT 역량(AI, 데이터 분석 등)과 유휴 자원(남아도는 TV 채널 주파수 대역인 TVWS 등), 인도 현지 상황에 적합한 로테크(헬륨가스 풍선 등)를 결합해 창의적이고 적정하고 혁신적인 ‘해결책’을 만들어 냈다. 기회는 문제의 명확한 인식과 그 문제에 대한 혁신적인 해결책이 만날 때 발굴되고 실현된다. (그림 1) 문제에서 출발해 해결책을 찾아 기회를 실현하고 가치를 창출하는 기업가정신의 접근 방식이 글로벌 기술 기업 MS에서 팜비트 사업의 성공을 이끌었다.

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셋째, 경제적•사회적 임팩트가 큰 문제는 그 해결책 또한 특정한 개인이나 조직의 독자적인 노력만으로 찾아지기 어렵다. 정밀농업 또는 스마트 농업은 인간의 의식주와 관련된 중요한 영역이면서 전통 기술과 첨단 기술, 다양한 영역의 전문성, 기술 지식과 도메인(농업) 지식, 민간과 정부 및 지역사회가 함께 관련이 되는 복합 영역이다. 따라서 관련 지식과 역량, 경험과 권한을 가진 여러 주체의 협력이 필수적이다. MS는 애저 팜비트 사업을 추진하면서 내부적으로도 부서 간에 서로 돕고, 외부의 다양한 파트너와도 효과적으로 역할을 정해 소통하고 협력했다. 과거 MS가 조직 내부의 협력이 미흡했다는 비판을 받았던 점을 상기하면 MS의 바뀐 새로운 업무 수행 방식과 조직문화가 협력을 통해 외부 자원의 효과적 활용을 가능하게 했다. 애저 팜비트 사업에서는 조직 내•조직 간 협력이 아이디어 창출과 혁신을 가속화했다.

넷째, 애저 팜비트 사업의 성공에는 란비르 찬드라 박사의 기여가 컸다. 그는 인도와 미국에서 공부했고, 어린 시절 경험한 열악한 개도국의 농업 문제를 해결하고 싶은 공감과 열정이 있었다. 그는 과학자로 출발했지만 애저 팜비트의 사업화를 앞당기면서 ‘사내 기업가’의 역할도 성공적으로 수행했다. 인도의 경제적•기술적 상황을 고려해 현지에서 잘 적용될 수 있는 해결책을 모색해 기회를 실현하기 위해 끊임없이 창의적인 적정 기술(appropriate technology)을 찾았다. 어쩌면 인도 출신인 그가 자연스럽게 간디식 이노베이션이라고 알려진 『주가드i 이노베이션』의 기본 철학을 실천에 옮긴 것으로도 볼 수 있다. 애저 팜비트 사업은 대기업에서 이러한 사내 기업가의 역할 없이는 새로운 영역에서 획기적인 대안을 만드는 일이 매우 어렵다는 잘 알려진 진실을 다시 확인해 주고 있다.

이상 애저 팜비트 사업의 성공 요인들을 종합해보면 [표 1]과 같이 요약해 볼 수 있다. 결국 무언가 새롭고 혁신적인 결과를 만들어 내는 원동력은 사명과 사업과 사람이다. 특히 사람의 역할은 첨단 IT 사업에서도 여전히 중요하다.

물론 애저 팜비트 사업에도 해결해야 할 과제들이 있다. 첫째, 현재 200달러 수준으로까지 낮춘 이 사업의 솔루션 가격을 당초 목표인 100달러 밑으로 낮출 수 있느냐의 기술적 문제다. 이를 위해서는 또 다른 파괴적 혁신이 필요할 수 있다. 둘째, 지금까지 미국과 인도를 중심으로 추진돼 온 이 사업이 다른 여러 개도국으로도 확산돼 임팩트를 크게 하려면 또 다른 생태적•문화적•기술적 장애를 극복해야 할 것이며, 여기에는 각 지역의 기업가 및 전문가의 역량과 협력이 필요할 것이다. 애저 팜비트 사업이 향후 어떻게 전개될지 기대를 가지고 지켜본다.


참고문헌
1. Microsoft Garage, FarmBeats: Democratizing AI for Farmers around the World. (https://www.microsoft.com/en-us/garage/wall-of-fame/farmbeats/)
2. Prahalad, C. K. and Mashelkar, R. A., Innovation’s Holy Grail, Harvard Business Review, July-August 2010.
3. 김재구, 배종태, 이정현, 이무원, 양대규, 강신형, 사회가치경영의 실천전략, 클라우드나인, 2020.


배종태 카이스트 경영대학 교수 ztbae@kaist.ac.kr
배종태 교수는 서울대 산업공학과를 졸업하고 카이스트에서 개도국의 기술 혁신에 대한 연구로 박사 학위를 받았다. KIST 경제분석실에서 일했고, 태국 AIT와 미국 스탠퍼드대에서 초빙 교수를 지냈으며, 중소기업학회 및 기술경영경제학회 회장을 역임했다. 주요 관심 분야는 기업가정신, 기술 혁신 경영, 사회가치경영이며, 주요 저서로는 『사람 중심 기업가정신』 『사회가치경영』 『이토록 신나는 혁신이라니』 『굿 비즈니스 플러스』가 있다.









매장 하나 없이 고급케이크로 ‘원 아이템’의 전설이 되다

148호 (2014년 3월 Issue 1)


 

편집자주

이 기사의 제작에는 동아일보 미래전략연구소 인턴연구원 정희정(서강대 경영학과 4학년) 씨가 참여했습니다.

 

중국 경제의 고도 성장과 함께 중국인들의 가처분 소득 수준이 늘어나면서 소비시장이 급속도로 커지고 있다. 대도시의 백화점에서는 루이비통, 페라가모, 구찌와 같은 럭셔리 브랜드 제품들을 쉽게 찾아볼 수 있고 이랜드와 락앤락 같은 한국 제품들이 중고가 브랜드로 자리 잡고 승승장구하고 있는 것도 중국 소비자들의 향상된 구매력과 소비 수준에서 그 원인을 찾을 수 있다.

 

온라인 케이크 업체인 21Cake(www.21cake.com)는 이런 중국 소비 시장의 성장을 배경으로 급성장하고 있는 벤처기업이다. 2004년 창업한 이 회사는 인터넷과 콜센터 주문을 통해 케이크를 판매하는 전자상거래에 의존하고 있으며 매일 주문이 들어오는 대로 제작하는 수천 개의 케이크를 베이징, 상하이, 톈진, 항저우, 쑤저우 및 우시와 같은 대도시에서 직접 배송하고 있다. 21Cake의 성공 사례 분석을 통해 대기업이 아닌 벤처, 특히 하나의 제품이 집중하는 원 아이템(one-item) 회사가 중국 시장을 효과적으로 공략하는 법을 소개한다.

 

제품 차별화와 인터넷 주문 판매로 도약

 

21Cake CEO인 야오 레이(姚磊)는 중국 지린성 창춘에 있는 식품업계에서 10여 년간 일하다가 2004년에 케이크 파티시에(patissier)인 파트너와 함께 회사를 창업하기로 결심했다. 케이크 사업을 구상하면서 하이엔드 소비자층을 노리기로 했고 이를 위해서는 대도시에 매장을 내는 게 좋을 것이라고 판단해 서울의 명동에 해당하는 베이징 왕푸징에 있는 둥팡광장이라는 고급 쇼핑몰에 가게를 내려고 했다. 그러나 생각보다 임대료가 너무 비쌌다. 또 한국의 파리바게트, 싱가포르의 BreadTalk 같은 고급 베이커리 브랜드가 이미 입점해 있었다. 그는 신생 업체가 오프라인 점포로 경쟁하기가 벅차다고 판단해 온라인 판매로 방향을 전환했다.

 

CEO 야오는 베이징 북쪽 주택가의 한 건물을 빌렸다. 주변 지역을 중심으로 케이크를 전화와 인터넷으로 주문 판매하기 시작했다. 21Cake 21가지 종류의 케이크를 판다는 뜻에서 지은 이름이다. 소규모 주방에서 시작한 초기에는 하루에 케이크를 10개 남짓 팔았으나 입소문으로 수요가 늘어나 2006년 크리스마스 시즌에는 하루 판매량이 100개를 넘을 정도로 성장했다.

 

2008년 초가 되자 수요가 공급량을 초과하는 날이 많아졌다. CEO 야오는 소규모 주방에서 벗어나 사업 규모를 본격적으로 확장하기로 하고 그간 번 돈과 지인들로부터 받은 투자금을 합쳐 베이징과 상하이에 각각 케이크 공장을 짓기 시작했다.

 

2009년 당시 베이징 대부분의 베이커리들은 지름 20인치 생크림 케이크 기준으로 약 100 위안(18000) 정도의 가격에 판매했다. 케이크 모양은 투박했고 언제 생산됐는지가 정확히 표기되지 않은 경우가 대부분이었다. 21Cake는 일반 케이크와 차별화하기 위해 벨기에에서 수입한 초콜릿, 일본 품종의 딸기, 유기농 우유 등 고급 원료를 사용했고 인공 첨가제는 넣지 않았다.

 

생크림도 여러 가지 첨가물을 넣은 식물성 생크림이 아닌 동물성 생크림을 고집했다. 동물성 생크림은 원심분리기를 이용해 첨가물 없이 100% 우유에서만 추출한 것으로 식물성 생크림에 비해 입 안에서 쉽게 녹으며 더 가볍고 부드럽다는 장점이 있다. 신선도를 유지하기 위해 냉장 보관을 해야 하며 작은 충격에도 모양이 흐트러지기 쉽다는 단점이 있어 일반 케이크 매장에서는 잘 쓰지 않았다.

 

차별화된 재료를 썼기 때문에 가격은 높게 책정됐다. 가장 작은 사이즈인 지름 12인치 케이크의 가격이 2009년 당시 138위안(한화 25000), 지름 20인치 생크림 케이크의 경우 일반 베이커리 동일 크기 제품의 4배에 가까운 390위안(한화 7만 원)이었다. 베이징 시민의 소득 수준이 높아졌다 해도 상당히 높은 가격대다. 그럼에도 불구하고 고소득층을 효과적으로 타기팅한 21Cake는 판매량을 빠르게 늘려갔다.

 

2009, CEO 야오는 2013년까지 최소한 8개 도시, 많게는 10개 이상의 도시에 진출한다는 야심찬 계획을 세웠다. 이를 위해 필자가 일하는 레전드캐피탈의 벤처캐피털 투자를 받았다.

 

이후 4년 동안 회사는 연 평균 50% 이상 꾸준히 성장하며 매출을 5배로 키웠다. 베이징과 상하이 공장이 2009년 말에 완공돼 대규모 생산이 가능해지고, 당초 계획대로 8개 이상의 도시에 진출하지는 못했지만 판매 지역이 베이징, 상하이 두 도시에서 주변 지역인 톈진, 항저우, 쑤저우, 우시를 포함한 여섯 도시로 늘어났다. 베이징, 상하이 두 곳에 생산 공장을 운영하면서 인근 도시들에 배송센터를 구축하는 형태로 확장했다.

 

단기간에 급성장한 배경

 

작은 수제 케이크 가게였던 21Cake가 치열한 중국 시장에서 단기간에 어엿한 중견기업으로 성장할 수 있었던 요인은 다음과 같다.

 

1. 고급 케이크에 대한 경영진의 열정

 

야오는 다음의 네 가지 원칙에 따라 회사를 운영했다.

 

1) 사각형 케이크만을 만든다.

2) 주문 생산 방식의 신선한 케이크를 온라인으로만 판매한다.

3) 최고의 원료를 사용해 비싼 케이크만을 생산한다.

4) 포장상자, 일회용 종이 접시나 포크 디자인에도 많은 투자를 한다.

 

 

2009년 당시 중국에서 팔리던 일반적인 케이크(왼쪽)와 21Cake의 베스트셀러인 개별 포장 초콜릿 케이크(오른쪽)

 

이 회사의 케이크는 원형이 없고 100% 사각형이다. 야오는 원형 위주인 일반 케이크와 차별을 두고 싶었다. 그는 유럽에서 온 케이크라는 콘셉트를 전면에 내세워 사각형케이크 = 유럽 케이크이라는 이미지를 주기 위해 노력했다. 또 미리 생산하는 방식(Make To Stock)을 거부하고 신선함을 고집하는 주문 생산 방식(Make To Order)의 온라인 모델을 선택했다. 고객은 항상 5시간 내에 만들어진 신선한 케이크를 맛볼 수 있다.

 

원료 역시 비싸더라도 좋은 제품을 썼다. 벨기에산 초콜릿, 뉴질랜드산 유기농 우유, 프랑스산 코코넛 등과 같은 수입 원재료를 사용했다. 케이크에 들어가는 과일 재료는 신선함을 위해 제철 과일만 사용했다. 포장상자뿐만 아니라 일회용 종이 접시, 포크 등의 디자인도 전문 디자인 에이전시에 프로젝트를 의뢰했다. 그 당시 매출 규모를 고려했을 때 상당한 액수의 투자였다.

 

이런 과감한 제품 차별화는 CEO의 의지에서 비롯됐다. 회사가 초기 단계일수록 CEO가 가진 능력이나 경험이 비즈니스와 얼마나 부합하는지가 중요하다. 21Cake CEO 야오는 10년 넘게 식품업계에서 일해 온 경력이 있었고 무엇보다 케이크에 대한 열정이 남달랐다. 케이크 먹는 것을 너무나 좋아했고 품질 좋은 원료를 구하기 위해 전 세계를 돌아다니는 케이크 마니아였다.

 

필자는 야오와 함께 일본의 베이커리 생산 공장 방문을 주선한 적이 있었다. 도쿄에 체류하는 기간 중 그가 고급 유기농 슈퍼마켓을 돌아다니면서 과일 잼을 30개 넘게 사 모으는 것을 목격하기도 했다. 그만큼 먹거리의 맛과 품질에 집착하는 사람이다.

 

품질에 대한 리더의 열정은 직원과 고객에게까지 전염된다. 21Cake의 사각형 고급 케이크는 유사한 업체와 제품이 갖지 못한 높은 고객 충성도를 자랑한다. 회사는 2009년에 레전드캐피탈과 함께 21Cake의 케이크를 구매한 적이 있는 소비자들을 무작위로 추출해 고객만족도 조사를 실시했다. 콜센터 직원들을 세 팀으로 나눠 500(유효 응답 수 266)의 소비자들에게 전화를 걸어 확보한 설문 조사 결과는 아래와 같다.

 

 62%의 구매 고객들은 친구의 추천으로 케이크를 구입했다.

 19%의 구매 고객들은 오프라인 시식회를 통해서 21Cake를 알게 됐다.

 55%의 구매 고객들은 생일 파티를 위해 케이크를 구매했고 21%는 본인이 먹기 위해 구입했다.

 45%의 구매 고객들은 21Cake 하면 떠오르는 이미지가 맛있는 케이크라고 답했다.

 84%의 구매 고객들은 맛과 세련된 디자인 및 서비스에 대한 만족도가 높아 향후 21Cake를 재구매할 의향이 있다고 답했다.

 

무려 60%가 넘는 소비자들이 입소문을 통해 21Cake의 케이크를 구입했으며 재구매 의향 비율도 84%나 됐다. 2009년 당시 중국의 많은 전자상거래 회사들이 온라인 브랜드 구축 및 신규 고객을 확보하기 위해서 매출의 20∼30%에 해당하는 금액을 마케팅 비용으로 쓰고 있었다. 이에 비해 21Cake는 입소문으로 신규 고객 및 재구매 고객을 다수 확보했다. 제품에서 경쟁 우위가 있었기에 가능한 성과였다.

 

또한 21%의 구매 고객들은 본인이 먹을 목적으로 구입한다는 응답도 고무적이었다. 케이크는 일반적으로 타인에게 선물하기 위해 산다. 그런데 자기가 먹기 위해 산다는 건 그만큼 맛에 만족한다는 뜻이고 이는 높은 재구매율로 이어진다.

 

21Cake가 인기를 얻기 시작했던 2009년 무렵 베이징 거리에서는 맛있고 신선한 케이크를 파는 로컬 베이커리는 찾아보기 힘들었다. 물론 한국의 파리바게트 및 뚜레쥬르가 당시 중국에 진출해 있었고 고급 케이크를 파는 5성급 호텔의 베이커리도 있었으나 그 점포 수는 중국 시장의 크기를 고려했을 때 매우 미미한 수준이었다. 어느 정도 규모 이상의 체인점을 확보한 하오리라이(Haolilai), 웨이둬메이(Weiduomei) 같은 중국 주요 로컬 브랜드 베이커리들의 경우 주력 상품은 가격대가 낮고 구입 빈도가 높은 빵이나 과자, 이윤율이 높은 음료수였다. 케이크는 매장 한편에 구색을 갖추기 위해 생산하는 제품에 지나지 않았다.

 

반면 21Cake 138∼400위안(한화 25000∼72000)의 높은 가격의 고급 케이크에 집중했다. 고급 케이크로 브랜드를 형성한 베이커리 체인이 시장에 아직 없었기 때문에 고급 케이크로 포지셔닝한 것이 주효했다.

 

평균 국민소득이 낮은 중국에서 고가의 케이크가 성공할 수 있었던 건 케이크라는 제품이 가지는 감성적인 특징 때문이기도 했다. 케이크는 일반적으로 생일 파티, 크리스마스 파티와 같이 축하하는 자리에서 사용하기 위해 구입하는 제품이다. 만약 부모님 생신을 축하하기 위해 케이크를 산다면 돈 몇 천 원 차이에 더 싼 것을 고를까? 대부분의 소비자들은 조금 비싸더라도 건강에 좋고 더 맛있는 케이크를 산다.

 

투자의 현인 워런 버핏은 1972 See’s Candies라는 초콜릿 업체에 투자했다. 이 회사의 순수익은 1981년 약 600만 달러에서 1996년에는 그보다 다섯 배 이상인 3100만 달러로 증가했고 인수 이후 34년간 무려 13500만 달러의 누적 수익을 가져다줬다. 그는 1998년 플로리다대 강연에서 이렇게 말했다.

 

“밸런타인데이에 집에 가서 초콜릿 한 상자를 내밀며 여보, 이거 최저가에 구매한거야라고 말할 사람이 있겠습니까? 그런 일은 없습니다.”

 

프리미엄 초콜릿처럼 케이크도 감성제품이다. 감성제품은 브랜드가 무엇보다 중요하다. 감성에 어필하는 제품 중에서 저가격으로 성공한 예는 거의 없다. 정도의 차이는 있지만 중국도 크게 다르지 않다.

 

2. 매장 없이 온라인 판매와 자체 배송망 확보에 집중

 

매장 없이 온라인으로 케이크를 판매하는 비즈니스 모델은 점포의 임대료 및 판매 인건비가 발생하지 않아 수익성이 높다. 또 재고관리도 용이하다. 오프라인 베이커리는 수요 예측에 의존해 케이크를 생산한 뒤 판매를 못하거나(재고 발생에 따른 손실) 재고가 없어서 매출의 기회를 놓치는(판매 기회 손실) 경우가 발생하지만 주문 생산 방식의 온라인 모델은 이러한 단점들을 극복할 수 있다.( 1)

 

또 오프라인 위주의 베이커리 모델은 매장을 끊임없이 확장해 나가야 성장할 수 있는 데 반해 온라인 모델은 공장 하나를 지은 뒤에 배송 센터를 확장하는 방식을 통해 도시 전체로까지 판매 지역 확장이 가능해 규모의 경제 실현이 가능하다는 장점도 있다.

 

반면 단점도 있다. 매장이 없기에 신규 고객 확보가 용이하지 않고 브랜드 구축이 어렵다. 또 온라인 모델은 제품을 공장에서 직접 소비자에게 배송해야 하기에 물류비용이 발생하며 택배 회사 이용 시 배송 도중 케이크가 훼손될 우려가 있고 고객이 원하는 시간에 맞춰 배달하기 어렵다는 점 등의 제약이 있다. 따라서 신선한 케이크를 고객이 원하는 정확한 시간에 배달하기 위해서는 효율적인 자체 배송 시스템을 구축해야만 한다. 21Cake는 확장과 함께 물류/배송센터 구축에 힘썼다.

 

자체 배송체계가 완성되자 이는 매출 상승으로 이어졌다. 교통사정이 혼잡하고 행인과 어깨를 부딪치는 일이 많은 중국의 대도시에서 소비자가 케이크를 들고 이동하는 길은 여간 조심스럽지가 않다. 21Cake의 배송 서비스는 지정한 시간에 신선한 케이크를 고객에게 안전하게 배송해 주고 다른 도시에 있는 친구나 거래처에도 선물로 케이크를 보낼 수 있게 해줘 고소득층 고객들의 호응을 얻었다. 당일 주문 현황에 따라 베이징과 상하이의 공장에서 출시된 케이크는 각 도시의 물류센터로 하루에 3번씩 배송하며 물류센터 직원이 고객이 지정한 시간에 맞춰 배달한다.

 

3. 온라인 사업모델에 부합하는 마케팅

 

온라인 모델의 단점 중 하나는 오프라인 매장 부재에 따른 신규 고객 확보 및 브랜드 구축이 용이하지 않다는 것이다. 21Cake는 대사관 파티, 연예인 행사 등 공적 행사에 케이크를 제공하면서 이름을 알렸다. 또 중상위 소득 수준 이상의 화이트칼라층이 밀접해 있는 오피스가를 중심으로 시식회를 여는 마케팅을 통해 신규 고객을 확보하고 브랜드를 홍보했다. 이러한 노력들을 방증하듯 중국의 소비자 평가 전문 사이트인 뎬핑(Dianping)에서는 추천 음식 케이크 부문에서 2006년부터 2009년까지 4년에 걸쳐 21Cake 1위로 선정했다.  45%의 구매 고객들이 21Cake 하면 떠오르는 이미지가 맛있는 케이크라고 할 만큼 좋은 브랜드 이미지를 구축했다.

 

온라인 모델의 단점 중 하나인 배송 문제도 소비자 접점을 직접 확보할 수 있다는 점에서 장점이 됐다. 소비자의 구매 패턴을 정확하게 파악할 수 있고 배송 서비스를 통해서 최종 소비자와 대면할 수 있는 기회도 가질 수 있기 때문이다. 21Cake는 온라인 주문판매를 시작하면서 소비자별 주문 케이크는 물론, 연령, 성별, 지역, 휴대폰 번호 등 30만 명의 고객 DB를 확보했다. 이는 단순히 케이크 사업뿐 아니라 향후 부유한 소비자들을 위한 다양한 서비스 사업 분야로까지 확장할 수 있는 가능성을 열어줬다.

 

4. 베이커리 시장 확대

 

2009년 당시 시장 통계 자료에 따른 베이징 베이커리 시장 규모는 26억 위안(한화 4000억 원)이었는데 이는 모든 채널(마트, 베이커리, 편의점 등)을 통해 팔리는 빵, 제과, 케이크를 포함하는 수치다. 중국 소비자의 1인당 베이커리 소비 지출 금액은 미국 소비자의 3%에도 못 미치는 수준이었지만 중국인들의 식생활이 점차 서구화되고 있다는 사실은 베이커리 시장의 향후 전망을 밝게 해주는 요소였다. 또한 베이징의 베이커리 시장은 매년 30% 이상 성장하고 있고 그 외 대도시 지역의 베이커리 시장도 두 자릿수 이상으로 성장하고 있다. 외국인이 많이 거주하고 서구화가 상대적으로 빨리 진행된 상하이는 베이징 베이커리 시장의 두 배 이상 규모로 추정된다.

 

중국 온라인 거래 시장과 IT의 발전도 21Cake의 승승장구를 도왔다. 2009년 당시 중국 전자상거래 규모는 2000억 위안(한화 36000억 원)이었다. 온라인 결제, 물류시스템과 같은 인프라가 갖춰지면서 매년 100%에 가까운 폭발적인 성장을 해오고 있었다. 백화점, 쇼핑몰, 슈퍼마켓, 편의점과 같은 오프라인 채널이 대도시를 위주로 많이 늘어나고는 있었으나 선진국과는 여전히 큰 격차가 있다. 대도시 이외의 중급 도시(2, 3, 4급 도시) 소비자들의 향후 잠재적 수요를 고려할 때 온라인 주문/배송 모델의 매력은 여전히 크다.

 

5. 벤처캐피털의 투자와 도움

 

성장 단계의 회사는 많은 문제점을 가질 수밖에 없다. 2009년 당시 21Cake 또한 예외가 아니었다. 크게 보아 다음의 두 가지 문제가 있었으며 이는 신생기업들이 대부분 겪는 문제였다.

 

첫째, 회계 관리 상태가 상당히 부실했다. 간단한 수준의 재무제표는 있었으나 관리회계는 전무한 상태였다. 예를 들어 매출의 상당 부분을 차지하는 선물용 선불카드의 경우 소비가 실제로 이뤄지는 시점에 매출로 인식해야 하나 이 회사는 현금을 받은 시점에 매출로 인식하고 있어서 매출 대비 원가를 정확하게 파악할 수 없었다. 회사의 규모가 커진 만큼 1년 예산을 수립해 실적과 비교하고 차이점에 대한 분석을 하는 것도 필요했으나 이 같은 수준의 재무관리가 이뤄지지 못하고 있었다.

 

둘째, 재무, 마케팅, 인사, IT, 물류센터 부문의 인재들이 적시에 영입되지 않아 많은 진통을 겪었다. 소규모 주방에서 벗어나 처음으로 대규모 공장을 지으면서 지역 확장을 하다 보니 인원도 많이 늘어났고 각 부문별로 효율적인 관리가 필요했으나 이를 맡아줄 인재들을 적극적으로 찾지 못한 점은 큰 문제였다.

 

21Cake CEO인 야오는 많은 장점을 가지고 있는 인물이었으나 제조업체에서만 10여 년 넘게 일했기 때문에 온라인 모델의 장점을 극대화하기 위한 경험이 부족했다. 또 입소문에 의한 판매 매출 신장이라는 성공 방정식에 너무 익숙해진 나머지 기존 경영방식을 유지하더라도 문제가 없을 것이라 판단했다. 온라인 광고를 어떻게 해야 효과적으로 신규 고객을 확보할 수 있는지, 기존 구매 고객에 대한 프로모션이나 고객 관리는 어떻게 해야 하는지 등에 대한 노하우가 전혀 없는 상태였다.

 

2011년부터 외부 인력을 영입하기 시작했으나 입사 후 몇 개월 만에 회사를 그만두는 일들이 빈번했고 설상가상으로 창립 멤버이자 그간 베이징 시장 내 세일즈를 담당하던 임원이 또 다른 벤처캐피털 회사로부터 투자받은 경쟁업체로 스카우트되는 어처구니없는 일이 일어나기까지 했다. 특히 온라인 마케팅 관련 책임자를 조기에 영입하지 못한 점은 큰 실수였다. 2010년 중순까지도 검색엔진의 키워드 광고를 하고 있지 않아 바이두(중국 최대의 검색사이트)에서 21Cake를 검색하면 경쟁 업체의 사이트가 최상단에 나오는 수준이었다. 이러한 온라인 마케팅의 부재는 결국 경쟁사들에 시장점유율을 내주고 21Cake의 선도적 지위를 약화시키는 결과로 이어지고 말았다.

 

21Cake 2009년 벤처캐피털의 투자를 받으며 이런 문제점들을 상당 부분 해소했다. 투자를 한 레전드캐피탈은 지주회사인 레전드홀딩스가 세계 최대 PC회사 레노보를 소유하고 있는 등 중국 기업 경영에 대한 노하우와 인적 네트워크가 많았다.

 

레전드캐피탈은 우선 정확한 재무 관련 자료를 수집하기 위해 2009 9월 한 달간의 판매수량을 바탕으로 직접 원가분석 및 재무제표 작성을 수행했다. 이 자료를 CEO에게 보여주며 회사가 생각하는 것보다 순이익이 낮다는 것 등을 알려줬고 정확한 재무관리의 중요성을 강조했다.

 

그리고 핵심 인재를 영입하기 위해 스톡옵션을 부여하는 방안도 CEO에게 제안했다. 중국엔 너무나 많은 사업 기회가 있기에 우수한 인재를 벤처 기업에서 영입하고 유지하기 위해서는 스톡옵션 부여는 물론 회사가 향후 자본 시장에 상장할 수 있다는 믿음을 주는 것이 필요했다. 직접 인재를 소개해주기도 했다. 기존 포트폴리오 투자업체들의 네트워크를 통해 COO, CFO 후보자를 소개하는 한편 새로운 임원을 영입할 때 벤처캐피털도 함께 인터뷰에 참여하기도 했다. 또 세련된 마케팅을 위해 베이징에 지사를 두고 있는 일본계 광고 회사를 섭외해 본격적인 인터넷 검색 광고 및 홈페이지의 리뉴얼, 소셜미디어 전략을 수립하도록 지원했다.

 

중국에 진출한 한국 기업에 주는 시사점

 

중국의 GDP 규모가 일본을 넘어 세계 2위가 되고 자본 시장이 커지면서 상장되는 기업 수가 늘어나고 있다는 거시적인 사실은 익숙히 접하고 있지만 실제로 중국에서 벤처 기업들이 어떻게 사업을 시작해서 성장하게 되고 상장에까지 이르는지에 대한 정보를 접할 기회는 많지 않은 것이 현실이다. 13억 인구가 있는 중국 시장은 크고 매력적이지만 그만큼 경쟁도 치열하다. 따라서 중국의 벤처 기업들이 이러한 시장에서 어떠한 사업 기회를 포착해 어떻게 성장하는지 일련의 과정을 살펴본다면 중국 시장에 진출하려는 한국 기업들에도 힌트가 될 수 있다. 특히 21Cake의 성장 스토리는 중국 시장에 진출해 있거나 진출을 꿈꾸는 한국의 기업들에 시사하는 바가 크다.

 

1. 차별화가 중요하다

 

< 2>에서 정리한 바와 같이 21Cake는 화이트칼라 소비자를 타깃으로 최고의 원료만을 사용해 케이크를 만들었다. 오프라인 위주의 이벤트 마케팅을 하고 주문 생산을 통해 온라인 채널로만 국한해서 직접 배송하는 모델을 구축했다. 같은 제품을 판매하더라도 다양한 조합을 통한 모델 구축이 가능하다는 것을 시사해주며 차별화를 통해 경쟁 우위를 차지할 수 있다는 것을 보여준다.

 

2. 단일 품목으로도 중국 시장에서는 큰 규모로 성장할 수 있다.

 

한국과 같은 시장에서 3000여 개나 되는 매장을 가진 파리바게트 같은 베이커리 업체가 나올 수 있다면 도시 인구가 전 인구의 50%를 넘어선 중국은 단순히 인구를 기반으로 계산해도 3만 개 규모의 베이커리 매장이 나올 수 있는 시장이다.

 

최근 이사회에서 케이크가 아닌 초콜릿이나 선물 관련 아이템을 같이 팔아볼 생각이 없냐는 질문에 CEO 야오는 이렇게 답했다.

 

21Cake는 이제 고작 6개 도시에 진출해 있을 뿐이고 내년에는 10개 도시로 판매 지역을 늘리더라도 아직 진출해야 할 지역이 너무나도 많이 남아 있다. 중국 시장에서는 케이크 하나만 팔기에도 시간이 모자란다.”

 

단일 품목만을 판매하고 있지만 중국 시장의 규모를 고려해 봤을 때 케이크 하나에만 올인 하더라도 큰 규모를 이룰 수 있다고 판단하고 있는 것이다. 이와 같이 중국 시장에서의 니치(Niche)’는 규모 면에서는 심지어 다른 나라의 전체 시장과 맞먹을 정도로 큰 규모가 형성되고 이에 따라 니치 상품(niche product)으로 승부하는 벤처 기업 입장에서는 다양한 종류의 기회가 있다.

 

3. 하이엔드 제품의 오프라인 시장이 발달돼 있지 않은 중국에서 온라인 사업 기회가 크다.

 

21Cake와 같은 온라인 모델의 케이크 회사가 한국이나 일본 시장에서도 중국처럼 성장할 수 있을까? 맛있고 고급스런 케이크를 파는 가게가 넘치는 한국이나 일본 시장에서는 힘들 것이라고 판단된다. 제품으로도 차별화하기가 쉽지 않고 오프라인 매장이 곳곳에 잘 발달돼 있어 굳이 온라인을 선택할 필요성이 없다고 생각된다. 그러나 중국 시장은 상대적으로 오프라인 채널이 낙후돼 있기에 제품에 경쟁력이 있다면 온라인에서의 기회가 상대적으로 많이 존재한다. 실제로 제품 자체로 차별화하기 힘든 가전제품의 경우에도 온라인 회사들이 번창하고 있다. 오프라인 위주의 쑤닝(Suning), 궈메이(Guomei) 같은 가전제품 양판점을 운영하는 회사들이 있지만 온라인 채널로만 판매하는 징둥(JingDong)과 같은 회사도 급성장하고 있다. 징둥은 대도시 소비자에게 24시간 내 배송해주는 서비스를 무기로 2013년에는 1000억 위안(18조 원) 매출을 기록했고 2014년에는 2000억 위안(36조 원)을 목표로 하고 있다. 또 화장품 공동 구매 인터넷 사이트인 주메이(Jumei)는 저렴한 가격과 여성들의 입소문으로 2013 60억 위안(1조 원)에 가까운 매출을 기록하고 상장을 준비 중이다.

 

중국 소비자들의 구매력이 독자들이 상상하는 수준 이상으로 높아졌다는 것과 온라인을 통해서도 고가의 제품을 판매할 수 있다는 것을 보여주는 상징적인 사례가 있다. 값비싼 장미꽃을 온라인으로 파는 로즈온리(www.roseonly.com.cn)라는 회사다. 장미꽃 한 송이에 699위안(14만 원), 장미꽃 여러 송이가 담긴 선물 박스를 무려 3999위안(80만 원)이라는 높은 가격에 팔고 있지만 밸런타인데이 및 크리스마스에는 재고가 없을 정도로 인기를 끌고 있다. 이 사이트에서는 남성이 온라인 회원으로 등록할 때 단 한 명만의 여성을 지정해 장미꽃을 선물할 수 있다는 제한을 둬서 화제를 모았다. 또 연예인Weibo(중국판 트위터) 활동을 통해 마케팅을 하는 방식으로 많은 회원을 끌어모으고 있다.

 

21Cake 사례 연구가 시사하듯이 중국 소비자들의 고급 제품에 대한 수요는 늘고 있고 온라인 시장은 급격히 성장하고 있다. 중국 시장에 관심이 있는 한국 기업이라면 상품, 타깃 고객, 마케팅, 생산, 물류, 온라인 채널에 이르기까지 다양한 측면에서 차별화를 생각해보고 경쟁 우위를 차지할 수 있는 방안을 강구해 중국 소비 시장에 도전하는 것이 무엇보다도 중요하다.

 

특히 한국의 벤처 기업들은 중국의 자본을 이용해서 중국 시장에 진출해 성장하는 것을 고려해볼 필요가 있다. 삼성전자, 현대자동차와 같이 한국을 대표하는 대기업들은 중국 시장에서 이미 큰 성공을 거두고 있으나 벤처 기업들은 중국 시장에 대한 정보가 많지 않고 현지 인재를 확보하기가 쉽지 않으며 자본력도 제한적이다. 니치 상품 하나로만 진출해도 큰 시장이 형성되는 중국은 벤처 기업 입장에서 매우 매력적이다. 최근에는 중국 벤처캐피털 회사들이 IT, 소비재, 헬스케어 업종 등의 외국 기업에 투자하는 사례가 늘어나고 있다. 21Cake 사례에서 보듯이 한국 벤처 기업들도 중국 시장에 맞는 제품과 사업모델을 개발하고 벤처캐피털 등 파트너의 적절한 도움을 받는다면 단기간 내에 큰 성과를 거둘 수 있을 것이다.

 

박준성 레전드캐피탈 파트너 piaojc@legendcapital.com.cn

필자는 연세대 경영학과를 졸업했다. 대학 재학 중 펜실베이니아대 와튼스쿨에서 교환학생으로 수학했고 일본 게이오경영대학원과 중국 장강상학원(CKGSB)에서 MBA 학위를 받았다. 엑센츄어(Accenture) 도쿄지사에서 애널리스트로 근무한 후 2005년부터 레전드캐피탈 베이징 본사에서 일하고 있다. 2009년 레전드캐피탈의 21Cake 투자건을 맡아 진행했다.


국내시장 전망

먼저 식품업계의 PER 분석

식품업계는 특히나 낮은 PER을 갖고 있다. 주식레포트 분석에 의하면 2015년 높은 valuation으로 시장이 크게 혼란이 온 이후에 현재까지 valuation이 낮게 조정되어, 당기순이익에 비해 주가가 높게 형성되지 않고 있다고 한다.

식품업계의 당기순이익

이익 = 매출 - 코스트
     = (판개개수 * 가격) - 코스트

음식료품 시장의 변수

긍정요소

  1. 대형마트의 쇠퇴
    대형마트는 위의 식품업계의 이익 = (판개개수 * 가격) - 코스트의 변수 중 가격코스트변수에 영향을 미친다.

    • 대형마트는 대금미납, 가격후려치기등 식료품업계의 교섭력이 낮은 판매 채널
      낮은 교섭력으로 판매가격이 낮고, 마진이 낮았다. 대형마트의 쇠퇴로 인한, 대형마트 채널의 약화는 가격교섭력 상승과 이에 따른 가격 마진율을 높여줄 전망
    • 대형마트에 무의미하게 들어가는 판촉비 감소
      사실 요즘은 대형마트에서 판촉에 홀려 물건을 사는 시대는 지났다. 하지만 대형마트에서는 판매채널의 유지 조건으로 판촉 행사를 가용했던 모양이다. 대형마트가 쇠퇴하면서 무의미하게 사용된 판촉 코스트 비용이 줄어들게 되었다.
가설: 대형마트 쇠퇴 -> 식료품업계의 이익률 상승?

대형마트 쇠퇴
-> 가격 교섭력이 낮은 채널의 감소
-> 가격 교섭력 증가
-> 판매 가격 증가
-> 매출 증가
-> 이익증가

대형마트 쇠퇴
-> 코스파가 낮은 판촉행사 실행x
-> 코스트 감소
-> 이익증가
  1. 코로나로 인한 온라인 채널의 수요 증가
    온라인 채널의 수요증가는 이익 = (판개개수 * 가격) - 코스트의 변수 중 판매개수 가격 코스트변수에 영향을 미친다.

    • 코로나로 실내생활이 증가하면서 식료품의 선택률 뿐만아니라 1인당 소비량도 증가
    • 대형마트에 납품과 비교해서 중간유통이 줄어듬으로 높은 가격설정 가능
    • 판매이외의 판촉비 등이 들지 않음
  2. HMR시장의 상승
    HMR 시장은 다음의 사회적인 요소로 인해 성장이 예상된다.

    • 1인가구의 증가
    • 밥 대충 한끼 떼우지뭐 문화의 확산: 예전같으면 집에서 최소한 해먹는 사람이 많았는데 요즘은 전자렌지에 데우는 HMR요리로 한 끼 뚝딱
    • 개인 여가시간 중요성 증가로 인한 가사 노동시간 감소

부정요소

  1. 소비 양극화
    매우 싼거 아니면 매우 비싼 것 을 선호하는 사회적 현상에 따라, 식료품의 가격이 지속적으로 낮게 형성될 가능성 높음. 이익 = (판개개수 * 가격) - 코스트의 변수 중 가격변수에 영향을 미친다.

국외시장 전망

기존 식료품업계는 해외 진출이라고 해봐야 중국이 전부였지만, 최근 2~3년 내 미국을 중심으로한 해외 매출이 증가하고 있음.

미국 식료품 시장에서의 외부 환경 요소 PEST분석

  • 1인가구 증가
  • 1년중 40%는 혼자 밥먹는 혼밥족 증가
  • 다문화 음식을 즐기는 문화 확산

미국 식료품 시장에서의 Client 사이드 분석

  • 다른 나라의 음식과 비교해 한식 자체의 높은 인지도와 차별성
  • 유통채널
    • 미국 식료품 기업의 M&A를 통해 기존 유통망, 생산기지 흡수
    • 아마존 입점
    • 코스트코 입점

결론

시장 내외의 전반적인 변수들이 식료품 시장의 단기 혹은 중기적 상승세를 이어갈 전망. 단, 소비양극화로 인한 소비재의 낮은 가격형성에 대한 사회적 인식은 장기적으로 이익을 높일 수 있을지 의문. 국내 시장은 그럭저럭이므로, 국외 시장에서 높은 성장률에 따라 국내 식료품 기업들의 희비가 갈리지 않을지.

참조

복식부기와 차변대변

부기란?

거래의 흐름을 기록하는 것. 어려운 말로 기장법

단식부기와 복식부기

단식부기 : 한줄로 적는 것 예)가계부

  • 단식부기의 문제점

    • 거래의 한 측면밖에 표시하지 못한다. 풀어쓰면, 입금과 출금에 대한 숫자만 표시할 수 있을뿐 그 숫자의 성격은 표시할 수 없다. 가령 제습기 구매는 50만의 현금지출이지만, 자산의 증가이기도 하다.
    • 대체로 현금 위주의 증가 감소만 고려
  • 거래의 이중성

복식부기

복식부기의 구조

차변대변

차변대변은 복식 회계에서의 양 변을 말한 것이다. 좌측은 차변(借邊), 우측은 대변(貸邊)으로 나뉘며, 이 두 변의 값은 항상 일치해야 하는데, 이를 대차평균의 원리(貸借平均─原理)라 한다.

  • 차변: 자산, 비용의 증가를 기입 + 부채,자본,수익의 감소를 기입
  • 대변: 부채,자본,수익의 증가를 기입 + 자산, 비용의 감소를 기입

자산,비용,부채,자본,수익을 차대변표에 섞어 기입해 혼란스러울 수 있지만, 핵심은 간단하다. 자산,비용,부채,자본,수익이 섞여 기입되어 있는 차변과 대변의 합계값이 결국 동일하면 된다.

차변대변은 한 마디로 합이 0가 되는 템플릿이라고 생각하면 된다. 이 템플릿에 재무상태표를 대입하기도하고 손익계산서를 대입하기도 한다. 물론, 각 표를 구성하는 항목이 다르기 때문에, 재무상태표에서의 차변대변과 손익계산서에서의 차변대변의 항목이 다르다.

자산 부채 자본

  • 자산: 내소유의 모든 것

  • 부채, 자본: 내 소유의 재원은 어디인가?

  • 부채: 남의돈, 자본: 나의돈

수익 비용

수익과 비용은 현금을 기준으로 생각하면 간단하다.

  • 현금이 늘면 수익
  • 현금이 줄면 비용

2회: 회계정보란 무엇인가?

회계정보란

  • 회계: 개인이나 기업 등이 금전 출납에 관한 사무를 일정한 방법으로 기록하고 관리하는 하는 것
  • 회계정보: 회계에 대한 정보가 담긴 지표. 재무제표가 이에 해당
  • 회계정보의 효용성: 기업의 경영성과(손익계산서) 재무상태표(벨런스시트) 자본변동 현금흐름 주석의 자료를 통해 정보이용자의 의사결정에 도움을 주는 것. 손익계산서 재무상태표 자본병동표 현금흐름표 주석 5가지를 재무제표라고 한다.

정보이용자란?

1. 회사 그 자체 - 관리회계
2. 주주 - 투자자. 모기업 등
3. 채권자 - 은행 등 금융기업
4. 감독기관 - 정부(금융위원회)
5. 과세고나청 - 세무회계
6. 종업원, 특수관계자
7. 고객
8. 일반대중(잠재적고객)
9. 그외 관련 산업의 수많은 이해당사자들

회계정보가 정보이용자에게 유용하게 사용되는 현대 주식회사의 구조

정보이용자는 DART라는 사이트를 통해 회계정보를 획득할 수 있다.

DART에서 재무제표 이미지

GAAP이란

GAAP(Generally Accepted Accounting Principles): 일반적으로 인정된 회계원칙의 의의. 회계 감사의 방법론을 의미. 각 나라별로 GAAP으로써 사용하고 있는 방법론이 상이함. 미국과 일본은 각 국의 GAAP기준을 사용하는 반면, 한국은 국제회계기준 IFRS를 GAAP으로써 사용

  • 일반적으로 라는건 무슨 의미??
    1. 결정권이 있는 기관에 의해서 결정
    2. 회계실무에서의 회계처리 관습

IFRS란

한국은 GAAP으로써 K-IFRS를 채택하고 있다. IFRS로 회계처리를 하지 않는 비상장 기업은 일반기업회계기준을 적용

3회:저량과 유량

저량과 유량의 정의

  • 저량: 일정시점의 값
  • 유량: 일정기간(시작시점과 종료시점)의 늘어나거나 줄어든 합계값

유량저량과 회계의 관계

제무제표의 요소 즉 자산,부채, 자본과 수익,비용을 이해하는데 도움이 된다.

  • 자산, 부채, 자본은 stock
  • 수익, 비용은 flow

4회: 재무제표

제무제표의 요소

  1. 재무상태 측정: 자산 부채 자본
    -> 재무상태표
  2. 성과의 측정: 수익비용
    -> 손익계산서

재무상태표의 요소

  • 자산: 1.과거사건의 결과 2. 기업이 현재 통제하고 있고 3. 미래경제력 효익이 기업에 유입될 것으로 기대되는 자원
  • 부채: 1.과거 사건으로 생긴 2. 현재 의무. 기업이 가진 3. 경제적 효익이 있는 자원의 유출을 통해 이행이 예상되는 의무
  • 자본: 자산-부채. 부채와 자본의 차이는 갚을 의무가 존재하는지 아닌지

자산의 개념에 대한 해석

  • 과거사건의 결과? 미래에 예쌍되는 일이 아니라 이미 일어난 일어야함.
  • 통제? 일반적으로 법률적인 통제를 의미.
  • 미래효익? 직접 또는 간접으로 미래에 현금이 기업에 유입될 것에 기여하게 될 잠재력
    1. 생산과 관련된 형태(예: 생산설비)
    2. 현금 및 현금성자산으로서의 전환 능력의 형태(예: 채권, 금)
    3. 생산원가가 절감처럼 현금유출을 감소시키는 형태(예: 기술 특허)

자산의 종류

자산은 유동자산과 비유동자산으로 구분한다. 유동자산은 당좌자산과 재고자산으로 구분하고, 비유동자산은 투자자산, 유형자산, 무형자산, 기타비유동자산으로 구분한다.

  • 유동자산

    1. 당좌자산: 가장 빨리 현금화할 수 있는 자산

      ⑴ 현금 및 현금성자산  
      ⑵ 단기투자자산  
      ⑶ 매출채권  
      ⑷ 선급비용  
      ⑸ 이연법인세자산  
      ⑹ 기타"(실2.25)\[5\]
    2. 재고자산: 차기 제조에 투입되거나 판매될 재화 (상품, 제품, 재공품, 원재료, 금융상품)

      ⑴ 상품  
      ⑵ 제품  
      ⑶ 반제품  
      ⑷ 재공품  
      ⑸ 원재료  
      ⑹ 저장품  
      ⑺ 기타"(실2.28)\[5\]
  • 비유동자산

    1. 투자자산: 투자이윤이나 타기업을 지배하는 목적으로 소유하는 자산 (매도가능금융자산, 만기보유금융자산, 관계기업투자주식, 투자부동산, 장기투자증권, 지분법적용 투자주식)
    2. 유형자산: 장기간 영업활동에 사용하는 자산으로 물리적 형태가 있는 자산 (토지, 건물, 기계장치, 비품)
    3. 무형자산: 회사의 수익 창출에 기여하거나 형체가 없는 자산 (영업권, 산업 재산권, 개발비, 특허권, 저작권)
    4. 기타비유동자산 (이연법인세자산, 임차보증금, 장기매출채권, 당좌개설보증금)

부채의 개념에 대한 해석

  • 과거사건의 결과? 미래의 약속이 아니라 현재 의무가 있어야함. 예를들어 A/S같은 경우는 제품이 팔려야 의무가 생기는 것
  • 의무의 이행? 현금지급, 자산지급, 용역의 제공 등

부채의 종류

  • 부채란: 1.과거 사건으로 생긴 2. 현재 의무. 기업이 가진 3. 경제적 효익이 있는 자원의 유출을 통해 이행이 예상되는 의무
    • 부채의 종류
      1. 장단기 차입금
      2. 돈을 줘야하는 의무(채무)
      3. 용역을 제공해야 하는 의무(AS)

자본의 종류

  • 자본 = 자산 - 부채 = 확실한 나의 돈
    • 자본의 종류
      1. 자본금
      2. 자본잉여금
      3. 자본조정
      4. 이익잉여금

손익계산서의 요소

  • 수익: 자산의 증가 또는 부채의 감소에 따라 자본의 증가를 초래하는 경제적 효익의 증가. 영업성과에 의해 취득한 부분만 수익이라고함. 지분참여자의 출연과 배는 제외
  • 비용: 자신의 감소 또는 부채의 증가에 따라 자본의 감소를 초래하는 경제적 효익의 감소

수익의 종류

넓은 의미의 수익 = 좁은 의미의 수익 + 차익

  • 좁은 의미의 수익: 재화나 서비스를 판매해 얻은 편익
    • 제품이나 상품을 팔고 받은 돈
    • 서비스를 해주고 받은 돈
  • 차익: 기존에 가지고 있던(내가 창출한 것이 아닌 구매한) 재화나 서비스를 판매해 얻은 수익(예: 부동산)
    • 가지고 있는 물건을 팔고 번 돈

비용의 종류

넓은 의미의 비용 = 좁은 의미의 비용 + 차손

  • 좁은 의미의 수익: 재화나 서비스를 생산하는 데 드는 돈
    • 제품 만드는데 들어간 돈
    • 직원들 인건비
  • 차손: 기존에 가지고 있던(내가 창출한 것이 아닌 구매한) 재화나 서비스를 판매해 얻은 수익(예: 부동산)
    • 자연재해
    • 물건팔고 손해본 돈(예: 3천만원에 중고차를 샀다가 2500만원에 재판매)

5회: 회계 순환구조

재무상태표과 손익분기표가 어떻게 연관되는지 알아본다. 구체적으로는 재무상태표의 구성요소인 자산, 부채, 자본과 손익분기표의 구성요소인 비용, 수익 이 5가지의 요소가 어떻게 연관되는지 알아본다.

  • 수익비용의 대무재표에 녹이는 과정이 필요. 이를 기말분개라고 함.

  • 수익 비용을 0로 만들기 위해, 수익을 좌에 비용을 우에 기입하고 그 차액분을 자본으로 바꾸어, 재무상태표의 자본으로 흡수시킴(손익의 결과가 자본으로 귀속된다)

  • 반대로 수익이 아니라 손실이 존재할 경우도 마찬가지로, -만큼의 차액분을 자본으로 바꾸어, 재무상태표의 자본으로 흡수시킴

6회: 재무제표의 구성과 회계계정

재무제표란 기업의 경영성과(손익계산서), 재무상태표(벨런스시트), 자본변동, 현금흐름, 주석의 자료를 통해 정보 이용자의 의사결정에 도움을 주는 것. 손익계산서 재무상태표 자본병동표 현금흐름표 주석 5가지를 재무제표라고 한다. 이중 이번 강의에서는 경영성과(손익계산서) 재무상태표(벨런스시트)를 살펴본다.

재무상태표

재무상태표의 항목을 살펴볼 것이다.

자산

소분류의 계정항목은 특별히 정해진 것없이 공시하고 싶은대로 공시하면되는데, 자산 대분류 아래 유동자산과 비유동자산은 반드시 존재하여야 한다.

  • 유동과 비유동의 구분: 1년(한 회계기간)을 기준으로 변동이 있을 것으로 기대되는 항목은 유동 그렇지 않은 항목은 비유동. , 현금과 채권과 같이 변하는 항목은 변동, 토지, 건물, 집기비품(책상, 의자 등 지우개 같은 것들은 소모품으로 비용에 해당)은 비유동
  • 자산 아래에 어떠한 축을 기준으로 그 항목을 구분하는데, 각 항목을 계정과목이라고 부른다.(현금및 현금성자산, 재고자산, 집기비품..)

부채

자산과 마찬가지로 유동자산과 비유동자산으로 구분

  • 매입채무: 상품을 만들때 빌린 돈
  • 미지급금: 상품과 관련없는 책상 자동차 같은거 살때 빌린 돈

자본

자본은 유동과 비유동의 구분이 없다. 애초부터 비유동으로 간주한다.

재무상태표를 T계정으로 표시해보면

손익계산서

  • 매출원가: 재화와 서비스를 생산하기 위해 직접적으로 들어가는 제조원가. 가구를 만든다고 하면, 목재 구입비, 가구 제작에 들어가는 각종 재료비, 가구 제작 인건비, 목재 운반비, 생산설비비, 공장 돌리는데 들어가는 공과금 등
  • 판매비 관리비: 생산된 재화와 서비스를 판매하기 위해 들어가는 비용. 급여 퇴직급여 접대기 통신비 운반비 복리후생비 마케팅비 등
  • 영업외수익: 주 영업으로 발생한 수익이나 비용이 아닌 항목
  • 회사의 진정한 가치는 순수익이 아닌 영업이익으로 판단하는 것이 좋다. 예를 들어, 제약사A가 약을 팔아서 번 수익은 개판인데, 제약공장 판매 수익을 통한 영업외비용이 매출보다 더 크다면 이는 건강한 회사라고 할 수 없다. 영업이익은 본업이 건강한지 아닌지를 판단할 수 있는 지표다.

7회: 합계잔액시산표, 계정별원장, 분개장의 이해

각 분개들이 모여 재무제표로 가기전에 반드시 거쳐야하는 과정이 합계잔액시산표이다. 또 합계잔액시산표를 이해하기 위해서는, 계정별원장에 대한 이해가 필요하고, 계정별원장을 이해하기 위해서는 분개장과 총계정원장에 대한 이해가 필요하다.

분개장

  • 본 본개장의 대상은 카메라 도매점에서 카메라를 떼어서 소매점에 파는 중개거래의 업체이다.
  • 차변 대변에 자산, 부채, 자본, 수익, 비용에 해당하는 항목을 적어나가는 것을 분개라고 하고, 거래가 존재할 때마다 각 거래에 대한 분개 내용을 帳에 기입한 것을 분개장이라고 한다.

총계정원장

  • 재무재표를 만들기 위해서는 전기라는 과정이 필요하다. 전기(posting)란 분개장에서 원장으로 옮겨적는 행위이다.
  • 분개장과 원장의 차이는, 분개장에서는 차변과 대변에 회계계정까지 포함되어 한줄로 표현이 가능한 항목을, 원장에서는 회계계정에 따라 구분해 적어야하기 때문에 차변과 대변으로 각각 나누어 표현하고 있다는 것.
  • 분개장에서는 그 달의 내역만 적지만, 원장에서는 전기에서 이어받은 금액을 회계계정에 따라 기입한다.

계정별원장

회계계정별로 나누어 합산하면 계정별원장이 된다. 아래 표는 현금에 따라 구분했다.

  • 차변합계 금액은 이월된 금액 + 추가된 금액
  • 대변합계는 현금이 대변에 적혀있으므로 -된 금액
  • 따라서 합계는 9,550,000-6,895,500 = 2,654,500

  • 차변합계 금액은 부채가 차변에 적히면 감소이므로 부채 -
  • 대변합계는 부채가 대변에 적히면 부채 증가이므로 기초이월부채+이번달 새로운부채
  • 따라서 합계는 1,750,000-4,050,000 = 2,300,000

합계시산표

계정별원장을 통해 정리된 각 계정의 차변, 대변 합계만을 정리해서 기입한 표

잔액시산표

계정별원장을 통해 정리된 각 계정의 최종 잔액만 정리해서 기입한 표

합계잔액시산표

정리

1. 분개를 분개장에 적음다음
2. 총계정원장에 옮겨적고
3. 이월된 기초금액도 같이 기입
4. 총계정원장에서 계쩡정별원장을 생성
5. 계정별원장을 통해 각 계쩡의 기초 증가 감소 기말을 알수 있다.
6. 그 계정별원장을 응용하면 합계잔액시산표를 작성할 수 있다.

8강: 발생주의와 현금주의

현금주의와 발생주의

  • 현금주의: 현금을 주고받는 시점에 회계상의 거래를 기록하는 것(예: 가계부)
  • 발생주의: 현금의 흐름과 상관없이 거래가 발생하는 시점에 거래를 기록하는 것. 재무제표는 발생주의로 작성

현금주의와 발생주의 예

  • 매출채권이란 자산을 받을 권리. 자산에 해당

  • 매출은 수익에 해당

  • 현금을 받으면, 매출채권은 사라지므로 대변에 기입

  • 선수금이란 돈을 먼저받고 이후에 책임을 다하는 부채에 해당

발생주의의 장점

  • 회계처리의 효과가 귀속되는 시기가 분리됨(이를 기간귀속이라 함)
  • 발생주의는 현금주의보다 경영성과를 명확히 표시할 수 있다.
  • 발생주의는 권리와 의무를 충실히 표현할 수 있다.

9회: 화폐의 시간가치와 발생이자의 이해

발생주의에 대한 이해를 심화시키고, 화폐의 시간가치에 대해 알아본다.

유동성 선호

유동성 선호란, 미래의 현금보다 현재의 현금을 더 선호하는 현상
이는 다음과 같은 이유가 있다.

  1. 미래의 소비보다 현재의 소비가 더 선호된다.
  2. 미래의 현금은 인플레이션율만큼 그 가치가 하락한다.
  3. 현재의 현금은 인플레이션율 이상이 리턴되는 자산에 투자될 수 있다.
  4. 미래의 현금흐름에는 여러가지 리스크가 존재한다.(예, 전쟁, 지구멸망)

화폐의 시간가치와 이자율

발생이자와 발생주의 회계처리

  • 1년 이자율이 6퍼센트인 상태에서, 반년후 3%의 이자를 받는 것을 발생이자라고 한다.
  • 실제 이자를 수령하는 것은 19-06-30이지만, 회계처리상 이자수익을 18년과 19년 나누어 처리

10회: 감가상각은 왜 하는걸까?

감가상각은 경제적 감가상각과 회계적 감가상각이 존재.
경제적 감가상각이란 일반적인 유형자산이 시계열에 따라 점점 가치가 떨어지는 것을 의미.
 
경제적 감가상각은 현실과의 괴리가 존재한다. 유형자산의 가치는 시간이 지날수록 상승할 수도 있기 때문이다.
때문에 회계적 감가상각으로 이해하는 것이 더 현실과 부합한다.

  • 원가를 한번에 100% 비용처리하는 것이 아니라, 자산으로 처리 후 내용년수에 따라 나누어 비용처리하여 자산을 차감시켜 나가는 것을 감가상각이라고 함

회계적 감가상각이란

원가를 한번에 100% 비용처리하는 것이 아니라, 자산으로 처리후 내용년수에 따라 나누어 비용처리하여 자산을 차감시켜 나가는 것

감가상각의 회계처리는?

  • 감가상각비: 비용에 해당
  • 감가상각누계액: 자산의 차감계정. 대변에 표시하여 자산의 가치를 차감시킴. 분개시에는 감가상각비와 같은 금액으로 적고 합계잔액시산표 작성시 누계를 모두 합산시킴.

재무상태표와 감가상각

  • 토지는 감가상각 하지 않는다
  • 감각상각 대상 계정에는 감가상각계정 바로 아래 감가상각누계액을 표시한다.

11회: 결산수정분개와 마감분개의 이해

회계순환구조에서 손익계산서의 이익 비용이 기말시점에 이익잉여금이라는 자본계정에 반영됨으로써 재무상태표에 녹아들어간다는 내용이 있었는다. 오늘은 그 부분은 더 구체적으로 알아본다.

결산과 결산수정분개

  • 결산: 수정전시산표(=합계잔액시산표)를 이용하여 발생주의에 의한 재무상태와 포괄손익을 확정하는 과정
  • 결산수정분개:
    실무에서는 편의상 일부 회계처리는 기중에는 현금주의로 처리하고 기말에 발생주의로 수정하는 항목이 존재함(최근에는 전산이 발달하여 이런 경우는 드물다)
     
    또, 기중에는 회계처리를 아예하지 않고 기말에 한번에 발생주위로 회계처리를 하는 항목도 존재함.
     
    이때. 기중에 현금주의로 한 회계처리를 수정하거나 기말에 한번에 몰아서 계처리하는 것을 결산수정분개라고 한다.

결산수정분개의 예시

결산마감분개

결산수정분개는 기중에 미뤄두었던 회계처리를 기말에 몰아서하는 것이라면, 결산마감분개란 회계기간의 기말잔액을 마감하고 다음 회계기간에 기초 잔액으로 이월시키는 과정이다.
 
자산, 부채, 자본은 stock으로 차기 그대로 이월해도 문제가 없지만, 수익,비용은 flow이므로 하나의 기간이 끝나면 다음 기간으로 이월할 수 없다. 예를 들어, 1월말의 stock은 2월초로 넘길 수 있지만, 1월의 수익과 비용은 특정 기간에 해당하는(특정 기간에서만 유효한)값 이기 때문에 2월로 이월할 수 없다.
 
회계순환구조의 개념적 이해시간에서 살펴보았듯, 기말의 수익과 비용은 정리하여 stock 계정인 이익잉여금에 반영해주어야 한다.

결산마감분개의 예

  • 위의 파랑글씨(이월될 수 없는 수익, 비용값)을 상쇄하기 위해 반대의 차대변에 값을 입력해 0로 상쇄시키고, 매출에서 비용을 뺀 잔액을 이익잉여금으로 표시하여 이월시킨다.

집합손익이란

결산마감분개 작업시 차대변을 상쇄시키기 위해 반대의 차대변에 값을 입력했는데, 이 값을 한데모은 계정을 집합손익이라고 함.집합손익으로 집계를 해도 되고 굳이 안해도 된다.

결산마감 분개후 재무상태표로의 반영

재무상태표 작성 플로우 정리

1. 분개를 분개장에 적음다음
2. 총계정원장에 옮겨적고
3. 이월된 기초금액도 같이 기입
4. 총계정원장에서 계정별원장을 생성
5. 계정별원장을 통해 각 계쩡의 기초 증가 감소 기말을 알수 있다.
6. 그 계정별원장을 응용하면 합계잔액시산표(수정전시산표)를 작성할 수 있다.
7. 합계잔액시산표를 결산 수정분개한다
8. 결산수정분개된 시산표를 결산마감분개한다.
9. 결산마감분개된 수정표를 근거로 재무상태표를 작성한다.

12회: 상품매매회계처리의 쉬운 이해

상품매매회계처리란?

기업의 영업활동을 크게 3가지로 구분가능

  1. 상품: 물건을 사와서 판매하는 것
  2. 제품: 물건을 제조해서 판매하는 것
  3. 용역: 금융, 의료, 교육 등의 서비스를 제공하는 것
    이중에서 가장 간단하고 쉽게 이해가능 한것이 상품매매 회계처리

상품매매회계처리의 대상

  1. 물건을 사는 것
    • 파는 사람에게 돈을 주는 것
    • 물건을 받아오는 것
  2. 물건을 파는 것
    • 사는 사람에게 돈을 받는 것
    • 물건을 건내 주는 것

위의 4가지 프로세스를 회계처리 해야함

순액법과 총액법

200짜리 카메라를 구매해, 300에 파는 중개업을 하는 클라이언트

  • 상품매매회계처리는 총액법으로 한다.
  • 순액법은 물건구매와 물건판매만 기입
  • 총액법은 물건사는 것 = 파는 사람에게 돈을 주는 것 +물건을 받아오는 것
    물건 파는 것 = 사는 사람에게 돈을 받는 것 + 물건을 건내 주는 것
    을 세부화해서 모두 기입

상품매매회계처리시 총액법의 장점

  • 거래손익에 대한 과정이 회계장부상 보이는 편이, 정보제공자에게 더 합리적인 정보를 제공하는 회계자료라고 말할 수 있다. 따라서, 단순히 손익분기만 적는 순액법보다 매출과 매출원가와 같은 부가적인 정보도 제공되는 총액법이 상품매매회계처리시 채택된다.

  • 상품매매는 영업성과와 직접적인 관련이 있는 항목이기 때문에, 그 세부적인 과정까지 보여주어야할 필요가 있지만, 상품매매 이외의 항목은 영업성과와 직접적 관련이 없어 회계처리의 구체적인 과정을 보여줄 필요가 없기 때문에 총액법이 아닌 순액법으로 표기한다.

매입과 매출원가의 차이

  1. 200원짜리 물건 10개를 구입
  2. 그중 7개를 개당 300원에 판매

계속기록법과 실지재고조사법

  • 계속기록법

  • 실지재고조사법: 현금은 기록하되, 원가는 실제 재고 조사를 통해 역으로 계산후 기말에 몰아서 기입하는 방법

  • 실지재고조사법은 도대체 왜 기말에 한번에 원가를 계산하는거야?

13회: [자산파트]현금 및 현금성자산(유동자산, 당좌자산)

회계계정별로 어떠한 세부 회계계정을 포함하고 또 거기에 필요한 회계처리는 어떤 것이 있는지 파악한다. 회계에서 가장 중요한 현금에 대해, 현금 및 현금성자산은 어떤 것이 있고 회계처리는 어떤 것이 있는지 살펴본다.

현금 및 현금성자산의 정의

현금과 예금 중 즉시 사용이 가능한 금액을 현금 및 현금성자산으로 분류

  • 현금성자산: 유동성이 높아 현금으로 전환이 용이하고 가치 변동 위험이 중요하지 않은 자산. 주식은 유동성은 높지만 가치변동이 크므로 현금성자산이라 할 수 없다.
  • 높은 유동성의 기준: 일반적으로 취득일로부터 만기일이 3개월이내인 경우. 1년만기의 적금에 가입한 후 만기까지 2개월만 남은 금융상품은 애초에 만기가 1년이였기 때문에 현금성 자산이라 할 수 없다.
  • 단기투자금융자산: 보고기간 말로부터 1년 이내에 만기가 도래하는 자산
  • 장기투자금융자산: 보고기간 말로부터 1년 이후에 만기가 도래하는 자산

현금 및 현금성자산의 종류

  • 현금: 정부나 중앙은행에서 발행하는 지폐나 주화를 유가증권과 구별하여 이르는말. 가장 요한 자산이고, 가장 유동성이 큰 자산

    • 통화: 유통화폐로 일반적의미의 돈
    • 통화대용증권: 각종수표, 우편환, 배당금지급통지서(주의: 선일자수표는 이름은 수표이지만 실제로는 어음이므로 현금이 아님)
      • 수표는 만기따위 없는 즉시 지급수단, 어음은 만기가 있는 신용증권
  • 요구불예금: 예금주의 요구가 있을 때 언제든지 지불되는 예금. 대표적으로 보통예금과 당좌예금이 있음

    • 보통예금: 가입대상, 예치금액, 예치기간 및 입출금에 대한 제한이 없어 자유롭게 거래할 수 있는 대표적인 요구불예금. 유동성이 높은 반면 이자율이 낮음. 일반적으로 개인이 통장에 박아두는 돈이 보통예금.

    • 당좌예금: 예금주가 예금잔액(또는 당좌대출한도액) 범위 내에서 수표나 약속어음을 발행하는 요구불예금. 쉽게 말하면 현금이 오가는게 번거롭기 때문에, 수표/어음이라는 대체 수단을 통해서 교환하는 방법. 1. 당좌예금에 현금을 넣어두면 2. 거래처에 현금을 주지 않고 현금 금액 내의 수표나 어음만 주어서 3. 거래처는 수표와 어음을 현금으로 교환할 수 있다.

      • 당좌개설보증금: 당좌예금거래를 개시하면서 은행에 납부해야하는 보증금. 수표나 어음부도가 난 경우 발생하는 각종 수수료를 정산하기 위한 보금. 당좌예끔 해지시 돌려받을 수 있으며 장기금융자산으로 분류
      • 당좌차월: 편의를 위한 마이너스통장. 지급된 금액이 예치한 금액보다 커서 마이너스가 될 경우 당좌차월이라고함. 당좌 차월은 단기차입금으로 구분
      • 당좌예금의 회계처리: 당좌예금은 현금성자산이므로 대변에 적으면 (-)

은행계정조정표의 이해

  • 은행계정조정표: 회사가 당좌예끔을 개설하고 운영하는 도중에, 회사가 파악하고 잇는 잔액 은행이 파악하고 있는 잔액이 다른 경우 이에 대한 원인을 파악하고 올바르게 조정하기 위한 표. 요즘엔 보기드물다.

은행이 원인 제공한 경우

  • 미지급예금: 회사가 이미 예금을 했는데 은행직원이 아직 입금처리르 못한 경우
  • 미지급수표: 회사는 이미 수표를 발행해서 교부를 하여 대금지급을 햇는데, 거래처에서 앚기 그 수표를 들고 은행에서 지급 받아가지 않은 경우. 거래처에서 수표를 지급제시하면 언제든지 출금도리 금액으로 미결제수표, 기발행미인출수표 등등으로 불림
  • 은행측 기록오류: 은행이 단순 실수 한 경우(요즘 세상에 이러면 고소지)

회사가 원인을 제공한 경우

  • 미통지입금: 거래처가 회사의 은행에 입금을 햇는데, 회사가 아직 이를 통지 받지 못한 우
  • 미통지출금: 은행이 이자, 수수료 등의 이유료 출금을 햇는데 회사가 아직 이를 통지받지 못한 경우
  • 부도수표와 부도어음: 회사가 거래처르부터 받은 수표와 어음을 은행에 지급제시하였고 당연히 입금될 거라고 생각해서 잔액에 가산처리 했는데, 실제로는 부도가 나서 입금이 되지 않은 경우
  • 회사측 기장오류: 단순실수

은행계정조정표 작성

  • 회사에서 회계처리 해야하는 계정은 이자수익, 부도수표, 추심어음 세 가지이다.

14회: [자산파트]매출채권(유동자산, 당좌자산)과 매출채권의 회계처리의 이해

매출채권은 돈을 받을 권리이므로 자산에 속한다.

수취채권과 매출채권(채권: 부채를 받을 권리, 채무: 부채를 갚을 의무)

  • 수취채권: 재화나 용역을 외상으로 판매하거나, 돈을 빌려줘서 나중에 현금을 받을 권리

    • 매출채권: 재고자산 매매거래에서 생기는 받을 돈. 이때 재고 자산이란 본영업과 관련된 재화나 서비스를 의미한다. 카메라를 파는 영업체라면 카메라 팔고 미래에 받을 돈을 매출채권이라 한다.
    • 미수금: 재고자산 이외의 매매거래에서 생기는 받을 돈. 본영업외의 다른 매매거래를 통해 받을 돈으로 카메라를 파는 영업체가 건물이나 중고차를 팔때 발생하는 채권이다.
    • 대여금: 금전대차거래에서 생기는 받을 돈
  • 지급채무: 재화나 용역을 외상으로 구매하거나, 돈을 빌려서 나중에 현금을 갚아야 하는 의무

    • 매입채무: 재고자산 매매거래에서 생기는 줄돈
    • 미지급금: 재고자산 이외의 매매거래에서 생기는 줄돈
    • 차입금: 금전대차거래에서 생기는 줄돈

매출채권 상세

  • 매출채권: 재고자산 매매거래에서 생기는 채권으로 외상매출금, 받을어음으로 구성
  • 매입채무: 재고자산 매매거래에서 생기는 채무로 외상매입금, 지금어음으로 구성

외상매출금과 받을어음

매출채권의 회계처리

  • 송장가격: 표시가격과 다른 실제 거래 가격. 예를 들어, 권장소비자가가 1000원이라고 표시되어 있는 과자를 할인받아 800원에 샀다면, 표시가격은 1000원, 송장가격은 800원이다.
  • 매출채권은 자산이다. 자산이 증가하였으므로, 외상매출시 차변에 자산(+)를 기재하고, 상쇄시 대변에 자산(-)를 기재한다.

매출관련 회계계정(순매출액=총매출액 - 매출에누리 - 매출환입 - 매출할인)

매출에누리

  • 매출계정에서 바로 조정해도 되고, 별도계정을 이용해도 된다. 별도계정을 사용하는 이유는 회계의 전과정이 세부적으로 보이는 장점이 있기 때문이다. 매출계정에서 바로 조정하는 경우, '어? 왜 매출에서 10 감액시켰지?'라는 의문에 해결되지 않는다.

매출환입

매출할인

  • 매출할인은 실무에서 본 적 없다.
  • 순액법에서 기간후에현금이 회수된 경우에는 할인되지 않은 100을 주어야 하기 때문에, 차액3원을 이자수익으로 처리한다.
  • 순액법은 일반적으로 사용되지 않는다.

15회: [자산파트]대손상각비(비용)와 대손충당금(자산)

후속측정과 회수가능성 평가

  • 객관적증거: 채무대상의 부도보도, 채무 대상으로 부터 못주겠다배째라 라는 통보 등..

대손상각비 회계처리1: 직접상각법

  • 12월31일 대손에 대한 객관적 증거를 인식한 이후, 당일에는 별다른 액션을 하지 않음.
  • 실제회계처리 하는 타이밍에서 대손상각비 계정을 추가
  • 대손상각비는 비용이므로 대차에 비용(+), 매출채권은 자산이므로 대변에 자산(-)

대손사각비 회계처리2: 충당금설정법

  • 대손상각비는 비용에 해당하는 계정이다.
  • 대손충당금은 자산에 해당하는 계정이다.(정확히는 자산의 차감계정) 손해를 입는 매출채권에 대한 예상 자산 금액이 대손충당금이다.
  • 대손충당금을 자산항목으로 정한 이유는, 자산항목인 매출채권에 대한 대손금액을 반영하기 위함이다.
  • 12월31일 대손에 대한 객관적 증거를 인식한 이후, 예상되는 대손상각비와 대손충당금 계정을 기입
  • 1월10일 대손에 확정되면, 예상 대손상각비/대손충당비로부터 조정하여 확정 대손상각비/대손충당비를 기입
  • 자산의 차감계정으로 감가상각누계액이 존재하는 것처럼, 매출채권의 차감계정으로 대손충당금이 존재한다. 본래 자산과 차감계정을 따로 관리하는 이유는, 본래 자산의 가치와 차감되는 가치를 모두 표시하는 편이 정확한 회계정보를 전달할 수 있기 때문이다.

직접상각법과 충당금설정법의 차이는

  • 수익비용 대응의 원칙에 부합시키기 위해 2019년의 대손금은 예상 대손상각비로라도 적어둔다. 그래야 2019년의 회계정보가 비교적 정확히 반영될 수 있다.

실제케이스스터디: 캐논

  • 괄호()안에 적힌 숫자는 (-)를 의미

손익계산서 접근법과 재무상태표 접근법

  • 보통 예상 대손액은 재무사태표 접근법으로 처리한다.

충당금설정법 회계처리(정리)

16회: [자산파트]기타수취채권(유동자산, 당좌자산)과 지급채무(부채)

기타수취채권과 지급채무

  • 수취채권: 재화나 용역을 외상으로 판매하거나, 돈을 빌려줘서 나중에 현금을 받을 권리

    • 매출채권: 재고자산 매매거래에서 생기는 받을 돈. 이때 재고 자산이란 본영업과 관련된 재화나 서비스를 의미한다. 카메라를 파는 영업체라면 카메라 팔고 미래에 받을 돈을 매출채권이라 한다.
    • 미수금: 재고자산 이외의 매매거래에서 생기는 받을 돈. 본영업외의 다른 매매거래를 통해 받을 돈으로 카메라를 파는 영업체가 건물이나 중고차를 팔때 발생하는 채권이다.
    • 대여금: 금전대차거래에서 생기는 받을 돈
  • 지급채무: 재화나 용역을 외상으로 구매하거나, 돈을 빌려서 나중에 현금을 갚아야 하는 의무

    • 매입채무: 재고자산 매매거래에서 생기는 줄돈
    • 미지급금: 재고자산 이외의 매매거래에서 생기는 줄돈
    • 차입금: 금전대차거래에서 생기는 줄돈
  • 주영업인지 아닌지의 기준? 법인등기부등록에 표기되어 있음

선수금과 선급금

  • 선수금은 부채, 선급금은 자산에 해당

대여금과 차입금

미수수익과 선수수익

  • 미수수익: 3달 만기 펀드에 가입하여 현재 +10% 수익이 발생했지만 돈은 받지 못했다. 미수수익은 자산.
  • 선수수익: 3달치 임대료를 미리 받았지만, 발생주의상 아직 수익 발생하지 않았다. 선수수익은 부채.

선급비용과 미지급비용

  • 선급비용: 법인세를 미리 냈지만, 회계상 아직 비용이 발생하지 않은 경우. 자산에 해당
  • 미지급비용: 부채에 해당

대급금과 예수금

  • 대급금: 자산에 해당

  • 예수금: 대표적인 예로 원천징수 예수금과 같이, 고용주가 피고용주로 부터 원청징수후 이후 정부에 납세. 부채에 해당 G20

  • 수익이나 비용이 발생하느냐 하지 않느냐의 차이

  • 19년7월1일에는 아직 실제 이자가 발생하지 않았지만, 1년후에 800원의 이자가 예상되므로 이자에 대한 금액을 먼저 지불한다. 이를 선수이자(미리 돈을 받았지만, 실제로눈 아직 수익이 발생하지 않음) 라고 한다.

  • 선수금은 미리 돈을 받는데 아직 물건은 전달하지 않은 상태. 위의 거래에서는 어떠한 수익과 비용도 발생하지 않는다.

17회: [자산파트]재고자산(유동자산)의 정의와 종류

재고자산이란?

1. 판매를 목적으로 보유한 자산(상품)
2. 생산에 사용하기 위해 보유중인 자산(원재료)
3. 생산과정에 투입되어 있는 자산(제공품)

상품과 제품(계정)

  • 상품: 판매를 목적으로 구입한 재고자산
  • 제품: 스스로 제조한 제품
    • 원재료: 제품을 제조할 목적으로 보유한 재고자산
    • 제공품: 생산과정에 있는 재고자산(ex. 건설중인 아파트, 조선중인 배)

상품재고 계정관리: 매입원가

상품의 취득원가는 매입원가라고 한다

  • 매입원가에 가산하는 항목: 매입가격과 직접관련 원가
  • 매입원가에 차감하는 항목: 매입에누리, 매입환출, 매입할인, 리베이트 등

매입원가에 가산하는 항목

  • 직접관련원가에는 수입관세, 매입운임, 하역료가 포함된다.

매입원가에 차감하는 항목

  • 리베이트: 캐쉬백 이벤트 같은 것

기말재고자산

기말재고에 어떤 항목이 포함되는지 알아본다.

기말재고에 포함할 항목

미착상품, 시송품, 적송품, 저당상품

18회: [자산파트]재고자산의 측정과 원가흐름의 가정

지난 시간에 재고자산의 정의와 종류에 대해 알아봤다면, 재고자산의 금액측정과 회계처리에 대해 알아본다.

재고자산의 금액산정

금액을 산정하기 위해서는 수량산정과 단가산정이 필요하다.

재고자산의 수량 측정: 계속기록법

매출원가를 계속 적어나가면서 기말재고를 파악하는 방법

  • 기초재고+당기매입 = 판매가능재고원가

    • 기초재고란 전기의 상품의 이월을 의미
    • 당기매입이란 상품의 구매를 의미
  • 매출원가(비용)+기말재고 = 원가의배분과정

    • 매출원가란 재화와 서비스를 생산하기 위해 직접적으로 들어가는 제조원가를 의미하는데, 여기서는 물건을 팔기위해 사오는데 드는 비용을 의미
    • 기말재고는 팔고남은 물건을 의미
  • 판매시에 매출채권과 매출 계정도 물론 사용되지만, 재고자산 강좌에서는 재고 이외의 회계처리는 무시하기로 한다. 돈이 왔다갔다 하는 것을 별도로 생각하고, 물건이 왔다 갔다하는 과정에만 집중한다.

  • 판매시: 200원에 구매한 상품을 300원에 6개 판매
    매출채권 1800 매출 1800
    현금 1800 매출채권 1800
    매출원가 1200 재고자산 1200

  • 상품에 관한 아래의 T계정에서 당기매입은 상품의 매입을 의미하고, 매출원가는 상품의 판매를 의미하므로 차변에 기입해 (-)를 표시한다.

재고자산의 수량 측정: 실지재고 조사법

재고실사를 실시해 기말재고를 파악하여 매출원가를 파악하는 방법(꼼수)

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재고자산의 단가

선입선출법

계속기록법으로 선입선출법 예시

  • 계속해서 설명하지만, 기말재고조사법이란 매출원가를 구하지 않고 기말재고를 통해서 매출원가를 역산하는 방법
  • 마지막에 입고시킨 상품들이 남았으므로 12월30일 입고된 10개와 10월1일에 입고된 10개를 단가로 산정한다.

선입선출법의 단점

실물자산의 흐름과 일치한다는 장점이 존재하지만, 현재의 수익과 과거의 원가가 대응하여 물가상승시에 이익이 과대계상될 가능이 존재한다.

후입선출법: 회계기준에서 후입선출법은 금지시켰기 때문에 생략

이동평균법(가중평균법)

이동평균법: 이동평균법(가중평균법)이 계속기록법을 적용하는 경우

  • 190215의 판매 단가계산: 190101의 의 수량, 단가와 190110의 수량, 단가를 평균내어 계산

총평균법: 가정평균법이 실지재고조사법을 적용하는 경우

19회: [자산파트]재고자산 감모와 저가법

재고자산의 수량부족

  • 재고물량 관리를 하다보면 아무리 철저하게 관리해도 하나두개 쯤은 사라지기 마련, 또한 유통기한이 있는 음식과같은 재고는 재고가 사라지기도함. 재고가 사라지는 것을 감모라고 함

감모손실

  • 계속기록 법으로 매입과 판매가 있을때마다 계속기록하다가 현실에서는 재고감모의 이유로 계속기록법과 실지재고조사법간의 차이가 발생하는데 이는 실지재고 조사법으로 회계처리를 하고, 이때 사용되는 회계계정에는 재고자산감모손실 이라는 것이 있다.

정상감모와 비정상감모

  • 정상감모: 자연 감모로 이해하면 쉬움. 재화의 유통기한이 지나 제품의 손해가 갔다, 관리 허점으로 제품의 가치가 하락했다 등..매출원가로 분류. 영업이익에 영향을 준다.
  • 비정상감모: 누군가 물건을 훔쳐갔다, 홍수가 났다, 화재가 났다 등. 영업외비용으로 분류. 영업이익에는 영향을 주지 않는다.

재고자산의 평가

  • 부동산은 높은 가치가 예상되면, 새로운 가치로 재평가를 실시한다. 반면 재고는 실제로 팔려서 이익이 나지 않는 이상 장래에 재고의 가치가 높게 평가된다 하더라도 회계처리상 새로운 가치로 재평가하지 않는다. 반면, 장래에 재고의 가치가 낮게 평가될 것이라 예상된다면, 낮은 가치로 재평가하는데 이것을 보수주의적 회계처리라 한다.

저가법

저가법이란 보수주의적 회계처리에 입각하여, 재고의 가치 손실이 예상되는 부분을 미리 손실처리하는 것이다.

  • 재고자산 평가손실분을 매출원가로 인식시킴.
  • 재고자산평가충당금: 재고자산 손실을 인식할때, 재고자산평가충당금 항목을 기재한다. 재고자산평가충당금을 기재하는 이유는 1. 애초에 재고자산에 얼마였는지 인식하기 위해 2. 재고자산의 손실이 증가할 시 재고자산평가충당금에 쌓기위해
  • 500원에 사온 물건이 가치가 하락하여 300원에 판매할시
    재고자산 평가손실분을 매출원가 200으로 인식
<저가법인식: >
매출원가               200   재고자산평가충당금 200

<재고자산 판매시>
매출채권               300   매출 300
재고자산평가충당금 200   재고자산 500
매출원가               300

재고자산의 순실현가치

20회: [자산파트]유형자산의 종류와 측정, 제거

비유동 자산은 다음 네가지 항목으로 구성된다.

  1. 투자자산
  2. 유형자산
  3. 무형자산
  4. 기타비유동자산

유형자산의 정의

  • 영업활동에 사용하는 자산. 판매나 투자용 NO! 사용 YES!

  • 하나의 회계기간보다 오래 사용하는 자산. 사용기간이 한기의 회계기간 보다 길어서 원가가 바로 비용으로 가지 않고 자산을 거쳐서 비용으로 가는 자산

  • 물리적인 실체가 존재하는 자산: 특허, 지적재산권 등은 무형자산

유형자산의 종류

  • 토지: 감가상각 대상이 아닌 비상각자산(지구가 사라진다거나 육지가 물에 잠긴다던가가 아닌 이상..)
  • 건물: 건물뿐만 아니라 건물 안의 시설도 하나의 건물로 인식
  • 구축물: 건물의 부속설비와 구축물의 경계가 애매… 보통 건물과 분리해서 생각할 수 있는지 없는지가 기준

유형자산 취득(구입)의 회계처리 방법

유형자산 자산별 취득시 회계처리

토지의 구입

건물의 구입

토지와 건물의 일괄구입

보통 일반적으로 실무에서는 토지와 건물을 일괄로 사는 경우가 대부분

  • 공정가치가 60억인 토지와 40억인 건물을 할인받아 90억에 취득했다. 이럴 경우, 건물 54억 토지 36억으로 배분한다.

건설중인 자산

후속원가

  • 자본적 지출: 베란다확장, 건물의 증축, 엘리베이터 추가. 유형자산의 취득원가에 가산
  • 수익적 지출: 엘리베이터 고장, 파손된 수도관 보수. 비용으로 처리

유형자산의 제거

유형자산을 팔거나 폐기하는 것

21회: [자산파트]유형자산의 감가상각법

감가상각 복습

  • 감가상각비는 비용, 감가상각누계액은 자산(자산의 차감계정)
  • 원가의 배분과정이란 원가가 바로 비용으로 가는 것이 아니라 자산을 거쳐 여러해에 나누어 비용 처리 되는 것
  • 수익비용대응 원칙은 경영성과를 더 정확히 나타내는 이점이 있다.

감가상각의 요소1: 감가상각대상금액

  • 잔존가치: 1000만원에 구매한 자동차를 폐차시키면 고철값으로 70만원을 받고 판매
  • 감가상각대상금액 = 취득원가 - 잔존가치 = 1000만원 - 70만원 = 930만원

감가상각의 요소2: 내용년수

  • 공장에 기계가 사용가능한 준비가 되면, 기계를 실제 사용하지 않아도 내용년수는 카운트된다.

감가상각의 요소3: 감가상각방법

  • 균등상각법: 200 200 200 200 200 …
  • 체감상각법: 500 250 125 73 50 …
  • 활동기준법: 생산량, 작업시간 비례법. 실무에서는 잘 사용하지 않는다.

감가상각법예

  • 감가상각액 = 취득원가 - 잔존가치 = 5000

  • 장부가액이란 취득원가에서 감가상각를 누적해서 매년 감액한 것이므로, 최종년의 장부가액은 잔존가치가 도출된다.

  • 포인트는 "기초"장부금액에 상각률을 곱하는 것. 기초장부금액이라는 건 전년 장부가액

  • 191231

    • 감가상각비: 6000 * 0.301 = 1807
    • 장부가액: 6000 - 1807 = 4193
  • 201231

    • 감가상각비: 4193 * 0.301 = 1263
    • 장부가액: 4193 - 1263 = 2930
  • 잔존내용연수합계 : 5년 + 4년 + 3년 + 2년 + 1년 = 15년

  • 정률법의 상각률을 간단하게 계산한 것

  • 이중체감법에서 최종년의 장부가액은 잔존가치가 도출되지 않으므로, 마지막년도의 감가상각비는 장부가액이 1000이 나오도록 역산하여 도출한다.

기중에 취득하는 경우의 감가상각

1년치 감가상각비를 계산한 후 일반적으로 "월할" 한다.

  • 초월산입 만월불산입: 위의 예로 보면, 2010년에서는 5월을 통으로 포함시켜서 감가상각하고, 2011년은 5월은 계산하지 않는다.

후속원가가 발생한 경우 감가상각

  • 감가상각누계액: 1년9개월 감가상각되었으므로 5000* (12/60개월 + 9/60개월) = 1750
  • 남은 감가상각액: 5000-1750=3250
  • 새로운 감가상각액: 3250+1000=4250
  • 남은 잔존내용년수 3년3개월(39개월)로 감가상각 개시
  • 4250_(3/39)+4250_(12/39)+4250_(12/39)+4250_(12/39)=4250

유형자산을 제거한 경우 감가상각

  • 원래 5000짜리 유형자산이 1250원 상각되어 3750의 가치가 있는데 이를 4000에 팔았으므로 처분이익은 250

22회: [자산파트]무형자산의 정의와 회계처리

무형자산의 정의

  • 예금이나 주식같은 화폐성자산은 무형자산이 아니라 금융자산이라고 함
  • 1년이내에 사용되고 소멸하면 자산처리하지 않고 비용처리 함

영업권

  • 정의로 이해하지 말고 아래의 예로 이해할 것

영업권의 예

  • 자산 1000, 부채 500이면 이 회사의 실제 자본은 500에 불과하지만 800에 구매했다. 300이라는 차액이 영업권에 해당한다.

  • BTS가 아무리 흥해도, 빅히트의 영업권은 회계처리 될 수 없다. 이를 내부창출영업권이라 하는데, 영업권이 회계처리되는 경우는 오직 회사가 매매될 때이다.

개발비

항목명이 비용같지만 자산이다. 개발 중 미래의 수익을 가져다 줄 수 있을 것으로 예상되는 개발비에 한해서 비용이 아닌 자산으로 인식한다.

산업재산권

기타의 무형자산

  • 소프트웨어: 사무실에서 사용하려고 ms를 100개 구매했다면, 그것은 비용이 아닌 자산으로 인식하고 감가상각하면 된다.

무형자산의 최초인식

무형자산의 상각

  • 무형자산의 경우, 무형자산 상각누계액을 사용하지 않고 직접상각하기도 한다.

무형자산의 제거

  • 반대로 싸게 팔았으면 무형자산처분손실 계정을 사용해서차대변을 맞추면 된다.

23회: [자산파트]기타포괄손익과 유무형자산의 재평가모형

포괄손익계산서

  • 손익계산서에 포괄이익까지 포함된 계산서

포괄손이익의 구성 : 당기순이익 + 기타포괄손익

당기순이익

  • 당기순이익은 크게 영업이익과 영업외수익으로 구분된다. 영업이익과 영업외수익의 구분 기준은 기업의 메인 영업으로 벌어들인 돈인지 아닌지

기타포괄손익

  • 미실현 보유이익: 10억에 산 아파트의 시세를 부동산에 물어보니 15억이 되었다. 아직 팔지 않았으므로 5억은 미실현 보유이익
  • 이번강의에서는 유형자산과 무형자산의 재평가잉여금 변동에 대해서 알아본다.

원가모형과 재평가모형

  • 재평가모형: 10억에 산 아파트의 시세를 부동산에 물어보니 15억이 되었다.
    이럴 경우 아파트의 가치를 15억으로 수정해야 한다.

재평가손익의 회계처리

  • 회계의 순환구조에서 손익계산서의 항목은 재무상태표로 흡수되는데 당기순이익은 이익잉여금으로 가는 과정을 배운적 있다. 이처럼, 포괄이익은 재무상태표의 자산항목 중 기타포괄손익누계액으로 가산된다.(당기순이익 -> 이익잉여금(자본), 포괄이익 -> 기타포괄손익누계액(자본))

  • 10억 -> 15억 -> 12억 -> 9억: 재평가이익으로 5억, 재평가잉여금 차감으로 3억, 당기손실로 1억

  • 10억 -> 7억 -> 11억: 당기손익 1억, 재평가이익 3억, 재평가잉여금 1억

사례연구

  • 취득가액을 기준으로 취득가액 이상이면 기타포괄손익의 영역, 아래면 당기손익의 영역

  • 재평가잉여금: 손익계산서에서는 수익항목으로 기타포괄이익에 해당하고, 재무상태표에서는 자본항목으로 기타포괄손익누계액이 된다.

  • 재평가손실: 비용항목(영업외비용)

  • 170 -> 195가 될때, 재평가잉여금이 아닌 재평가이익이라는 회계계정으로 처리하는 이유는 취득원가보다 아래이기 때문에(<200) 당기손익의 영역으로 보기 때문이다.

감가상각자산의 경우

재평가잉여금의 처리

  • 기타포괄손익의 재평가잉여금을 이익잉여금으로 흡수시킬 수도 있다(그대로 놔둬도 된다)

24회: [부채파트]유동부채와 비유동부채

부채란 무엇인가

  • 위의 세가지 조건이 충족이 되어야 부채라 할 수 있다. 예, AS제도

유동과 비유동

  • 유동과 비유동의 구분: 1년(한 회계기간)을 기준으로 변동이 있을 것으로 기대되는 항목은 유동 그렇지 않은 항목은 비유동. , 현금과 채권과 같이 변하는 항목은 유동, 토지, 건물, 집기비품(책상, 의자 등 지우개 같은 것들은 소모품으로 비용에 해당)은 비유동
  • 조선업은 특이한 경우 인데, 한 기간의 정상영업주기가 1년 이상이다. 이때 배를 만들 때 들어가는 부품등은 1년 보다 긴 기간에 의무가 이행되더라도 정상정업주기 내이므로 유동자본이라 한다.

유동부채

  • 매입채무: 상품을 만들때 빌린 돈

  • 미지급금: 상품과 관련없는 책상 자동차 같은거 살때 빌린 돈

  • 회계상 타당성을 제공하기 위해(발생주의), 현금수령과 의무이행 분개를 따로 시행한다.

  • 부동산 거래와 같이 돈을 먼저 받고 나중에 부동산을 건네주는 경우

  • 회계상 타당성을 제공하기 위해(발생주의), 현금수령과 수익발생의 분개를 따로 시행한다.

  • 대부업체의 경우 이자수익을 먼저 받는데, 지금당장 이자수익이 생겼다고 해서 이자수익 계정으로 가는것이 아니라 선수수익으로 달아놨다가 기간이 지나면 이자수익 계정으로 흡수시키는 것이 회계상 타당하다.

  • 대표적인 예로 부과세가 있다. 1000원짜리 과자에 100원 부과세를 붙여서 판매한 슈퍼는 소비자로부터 1100원을 받았지만, 결국 100원은 부과세로 국세청에 지불해야하므로 이는 예수금에 해당한다.

비유동부채

  • 충당부채의 예로 AS

25회: [부채파트]현재가치와 할인율의 이해

현재가치 계산법

할인율과 명목이자

  • 사채를 발행할 때는, 매년 사채에 대한 이자를 지불하고 마지막년에는 원금과 이자를 합쳐 반환한다.
  • 이자와 원금을 시장이자율로 할인하면, 현재의 가치를 계산할 수 있다. 채권의 현재가치와 현재 지불해야할 금액을 비교하면, 합리적인 투자인지 아닌지 판단할 수 있다.

시장이자율에 따른 채권의 가치변동

  • 시장금리가 상승하면 채권의 현재가치는 하락하기 때문에, 채권의 수요가 감소한다.
  • 시장금리가 하락하면 채권의 현재가치는 상승하기 때문에, 채권의 수요가 증가한다.

26회: [부채파트]유효이자율의 개념적 이해

사채의 구조에 대한 복습

  • 사채: 남한테 돈을 돌려줄 의무
  • 채권: 남한테 돈을 받을 권리

유효이자율의 필요성

유효이자율법의 이해

  • 유효이자율: 사채의 현재가치 합이 특정한 값이 되도록 이자율r을 역산하는 방법
  • 30/(1+r) + 30/(1+r)^2 + 1030/(1+r)^3 = 6=946
    ∴ r = 0.05

장부가액의 흐름

유효이자율법의 연습1: 할인발행

  • 역산해봤을 때, 유효이자율은 5%
  • 시장이자율은 무시하고 유효이자율로 장부가액을 계산

유효이자율법의 연습2: 할증발행

  • 역산해봤을 때, 유효이자율은 2%
  • 시장이자율은 무시하고 유효이자율로 장부가액을 계산※G89

27회: [부채파트]현재가치 계산방법(쌀집계산기 활용법)

유효이자율법 계산은 어떻게 할까?

엑셀을 통한 계산

계산기를 통한 계산

  • k기능을 활용해 제곱근을 쉽게 계산할 수 있다.
  • 1.1 ÷ ÷ 하면, 어떤 수를 누른 후 = 를 눌러도 1.1로 나누어 준다.

연금의 현가계수의 이해와 계산기를 통한 연금의 현가계수 구하기

  • 연금의 현가계수란, 연금의 할인율이 모두 합산된 2.4869를 의미한다.

  • 연금의 현가계수를 계산기의 GT기능을 통해서 쉽게 구할 수 있다.

  • GT기능을 활용하면 현가계수를 구할 수 있다.

  • 1.1 ÷ ÷하면, k에 1.1이 걸리고

  • 1 = = =하면, =할 때마다, 1.1이 나누어지는데 동시에 GT에 가산되므로, GT의 총계는 현금계수가 된다.

  • GT = 1/1.1 + 1/1.1^2 + 1/1.1^3 = 2.4869

  • 1.1 ÷ ÷: k로 1.1을 걸어줌

  • 1===: 1.1^3이 계산됨과 동시에, 1/1.1 + 1/1.1^2 + 1/1.1^3값이 GT에 쌓임

  • x 1000 M+: 1.1^3 * 1000(원가의 현재가치) 을 계산후 메모리에 저장

  • GT: 연금의 현가계수 꺼내옴

  • x 100 M+: 연금의 현가계수에 이자액을 곱하면, 총이자액의 현재가치가 계산

  • MR: 메모리에 저장되어 있던 원가의 현재가치와 총이자액의 현재가치를 합산하여, 총 현재가치를 도출

28회: [부채파트]사채의 회계처리, 유효이자율법 상각표

사채의 개념적 이해

  • 액면가액: 1000억 발행하겠습니다~하는 회사가 주장하는 사채금액
  • 발행금액: 1000억짜리 사채 발행하겠습니다~ 하고나서, 시장에서 사채가 판매되고 입금되는 현금
  • 액면발행: 시장이자율과 액면이자율이 동일해, 발행금액과 액면가액이 동일
  • 할인발행: 시장이자율이 액면이자율보다 높아, 발행금액이 액면가액보다 적음

사채의 구성요소 복습

유효이자율법의 회계처리(액면발행)

액면가 1000, 액면이자율 3%, 시장이자율 3%

  • 이자비용 지불시 미지급비용을 한번 타고 가는 분개로 회계처리 하는 것이 용이하다(그 이점에 대해서는 이후 할인발행, 할증발행에서 설명)

유효이자율법 상각표

  • 두번째 테이블이 상각표이다.

유효이자율법의 회계처리(할인발행)

액면가 1000, 액면이자율 3%, 시장이자율 5%

  • 장부가액은 실질가치(시장이자율적용)의 변동을 반영한다. 장부가액에 적힌 946 -> 993 -> 963 등은 실제 가치의 변동

  • 액면이자율 3%에 액면가 1000짜리 사채를 발행했다고 하면, 합리적인 채권자는 미래 받을 금액을 현재가치로 환산해보고 사채의 가치를 측정할 것이다. 액면이자율은 3%였는데 시장이자율은 5%라고 한다면, 매년 받는금액을 현재가치로 환산하여 30/(1.05) + 30/(1.05)^2 + 30/(1.05)^3 + 1000/(1.05)^3 = 946이라는 사채의 현재가치를 벨류에이션한다. 따라서 5퍼라는 이자율이 곧 유효이자율이 되고, 이 유효이자율은 분개시 실제적으로 사용하게 되는 이자율이 된다. 아래의 이자비용이 현금 30보다 높은 것도 그러한 이유인데, 유효이자율이 5%이기 때문에 3%로 계산하지 않고 5%로 계산하여 분개하는 것이다.

  • 액면발행에서는 구분이 잘 안됐지만, 현금은 발행금액(사채 발행해서 실제로 들어온 현금), 사채는 액면금액(내가 판다고 선언한 금액)이다.

  • 1231의 이자비용 47의 의미: 946에서 시장이자율 5%만큼 이자비용이 붙는데, 946*0.05=47이 이자비용이 된다.

  • 사채할인발행차금(사할차): 대차를 맞추기 위해 끼워넣는 회계계정

유효이자율법 회계처리(할증발행)

  • 할증발행에서는 사채할증발행차금, 할인발행에서는 사채할인발행차금

29회: [부채파트]충당부채와 우발부채, 제품보증충당부채의 회계처리

부채란?

  • 확정부채: 우리가 아는 대분의 부채가 확정부채에 해당. 사채도 확정부채
  • 추정부채: AS(판매보증), 계류중인 소송

추정부채의 종류: 충당부채, 우발부채

  • 충당부채: 판매보증. 추당부채는 위 세가지 조건을 모두 충족해야함(and 조건)
  • 우발부채: 계류중인 소송

  • 충당부채는 재무상태표에 포함되어 있다.
  • 우발부채는 주석에만 기재된다.

제품보증충당부채

제품보증충당부채의 회계처리

  • 제품보증비는 비용이고, 그에 상당하는 제품보증충당부채를 부채로써 인식해서 미리 쌓아둠
  • 실제 핀교정 AS발생시, 그에 맞는 금액만큼을 미리 쌓아둔 제품보증충당부채에서(-)함
  • 의무가 발생하는 시점에 충당금을 동시에 설정하는 이유는 수익 비용 배분 원칙에 따라서 이다. 핀교정 요청이 들어올 때마다 비용처리를 하게 되면 2020년에 카메라를 판매한 결과 생기게 된 의무(제품보증의무)에 대해서, 2021년 핀교정 요청이 들어올 경우 판매한 년도와 다른 년도(판매는 2020년에 했는데, AS의무에 의한 비용발생은 2021년)에 비용을 처리하게 되므로 수익 비용 배분 원칙에 맞지 않는다.

30강: [자본파트]자본이란? 자본의 2가지 성격

자본의 이해

자본이란 특정한 정의 없이, (자산 - 부채)

자본의 2가지 성격

  • 회계의 순환구조에 의해 flow인 손익계산서의 당기순이익이 stock인 재무상태표로의 이익잉여금으로 순환됨.
  • 손익계산서에서의 현금매출: 매출 - 매출원가 - 이자비용 - 법인세비용=500-460-3-5=32 . 감가상각은 실제적인 현금의 유출이 아니므로 빼지않는다.
  • 감가상각누계액: 자산의 차감계정이므로 빼준다.
  • 자본의 2가지 성격: 1.초기에 투입한 납입자본, 2.이익으로 벌어들인 이익잉여금

자본의 분류

  • 일반기업회계기준은 우리나라에서 만든 회계기준, IFRS는 영국에서 만든 회계기준. 회계는 우리나라 상법에 근거해서 회계처리를 하기 때문에, 보통 자본이란 일반기업회계기준에 따라 5가지(자본금, 자본잉여금, 자본조정, 기타포괄손익누계액, 이익잉여금) 으로 구성됨.

자본거래: 자본금+자본잉여금+자본조정

자본거래란 주주들에게 주식을 판매함으로써 자본을 획득하는 거래이다.

  • 자본금은 쉽게 말하면, 발행당시의 액면가총액(발행가나 시장가가 아닌 액면가임에 주의)

  • 주식에는 액면가격과 발행가격이 존재함. 액면가는 주식에 적힌 지정가격(발행가격과 다름), 발행가격은 시장에서 거래되는 가격임

  • 보통 발행가격은 액면가격보다 높기 때문에, 발행가 = 액면가(자본금) + 자본잉여금 이됨

  • 액면가 500원짜리 주식을 100주 800원 발행가로 증자한 경우(할증발행), 500원_100개은 자본금으로 포함되고, 액면가와 시장가의 차액인 300원에 대해서는 300원_100개 가 자본잉여금으로 포함된다.

  • 자본거래중 납입자본이 아닌 자본

  • 구체적인 내용에 대해서는 다음 강의에서

손익거래: 이익잉여금 + 기타포괄손익누계액

손익거래란 회사의 영업(장사, 월급, 은행에서 빌린 돈등.. 자본거래 이외의 모든 거래)과 관련된 거래이다. 손익거래에서 자본이 (+)변동하면 포괄이익, (-)변동하면 포괄손익이라고 한다.

  • 미실현: 예를 들어 유형자산인 부동산의 가치가 1억 상승했다면 미실현 포괄손익이라고 한다. 부동산을 판매하지 않는 이상 아직 차액이 발생하지 않았기 때문이다.
  • 기타포괄손익누계액: 누계액이라는 표현은 손익을 미리 잡아 놓는 경우에 사용한다. 누계액을 회계계정에서 사용하는 이유는 수익 비용의 합리적인 배분을 위해서이다.

31회: [자본파트]유상증자와 무상증자

주식에 대한 기초지식 쌓기

  • 주식이라는 제도를 통해, 경영권과 소유권이 분리될 수 있다.(우리나라 재벌기업은 소유권을 갖은 주주가 경영권도 갖고 있는 경우가 대부분..)
  • 자익권: 배당뿐만 아니라 회사가 파산시 자산을 나누어 갖을 수 있는 잔여재산분배권도 갖고 있음

증자거래의 종류

  • 유상증자: 돈(현금)이 들어오므로 실질적인 자산이 증가한다

유상증자(현금출자)

  • 발행가액: 액면가액에 어느 정도 시장가액을 반영한 가격으로 초기 주식을 발행하는 가격이다. 액면가보다 높은 금액으로 발행하면 할증발행, 낮은 가격으로 발행하면 할인발행이라고 한다. 주식발행으로 얻은 대금에서 주식발행에 들어간 비용을 뺀 금액으로, 증자를 통해 실제로 손에 들어온 돈을 의미한다. 이때 주식발행비란, 회계수수료, 광고비 등 주식발행에 드는 여러 서비스비용을 의미한다.

  • 액면가액: 자본금을 구성하는 금액(자본금=액면가액*주식수). 삼성전자는 액면가는 500원이지만, 발행가는 50000원이다. 50000원에 발행된 주식은 시장가에 의해서 시시각각 금액이 변한다.

  • 시장가액: 시시각각 변화하는 주가

  • 할증발행: 자본금(액면가액x주식수)은 500원인데 할증발행하여 실제 들어온돈은 800원이다. 이때 차대를 맞추기 위해 주식발행초과금에 300을 설정하여 대차를 맞춘다.

  • 주발초: 주발초는 자산으로 자산의 증가이므로 대변에 적는다.

  • 주할초: 주할초는 자산으로 자산의 감소이므로 차변에 적는다.

  • 사례4: 이미 주할초가 200원 존재하는 경우, 증자로 인한 주발초가 300원이라 하더라도 상계하여 100원이 되므로 대변에 주할초200원을 분개한 후, 주발초 100원을 분개하여 300원을 맞춘다.

유상증자(현물출자)

  • 토지: 토지의 가치를 정확히 모르는 경우, 주식의 공정가치를 통해서 판단한다.

무상증자

  • 위의 표를 보면 유상증자와 무상증자를 이해할 수 있다. 유상증자는 외부자금(공모, 사모 등)을 통해 자본잉여금과 자본금을 늘이는 것이기 때문에 전체적인 자산이 증가한다. 반면, 무상증자는 이익잉여금을 자본금으로 환원하는 것이기 때문에 자본금은 증가하지만 자산이 증가하지는 않는다.
  • 무상증자의 경우, 증자한 신주를 기존주주들이 보유한 비율대로 분배하기 때문에, 증자임에도 불구하고 주주가 보유한 주식의 가치는 변동하지 않는다. 그럼에도 불구하고 호재로 인식되는 이유는 1. 회사의 이익잉여금이 넉넉하다는 시그널 2. 주식의 가격이하락하기 때문에 진입장벽이 낮아져 수요 증가를 기대

32회: [자본파트]감자거래와 자기주식

감자거래란?

유상감자

  • 액면가 10원인 주식을 250주 감자할 경우, 감소되는 총 자본금은 2500이므로 차변에 분개한다.

  • 한주당 8원씩 감자대가를 현금 지불하는 경우 2000원을 지불하므로 대변에 분개한다.

  • 액면미달지급은 경우 감자차익이 발생한다. 감자차익은 자본거래를 통한 수익이므로 자본 중 자본잉여금에 해당한다.

  • 자본잉여금은 자본거래를 통한 수익(+)만 포함해야 하기 때문에, (-)인 감자차손은 자본조정에 포함시킨다.

  • 감자차익과 감자차손은 함께 상계한다.

무상감자

  • 결손금: 손익계산서의 당기순이익이 (+)이면 이익잉여금으로 자본에 환원되지만, 손실(-)이면 결손금으로 자본에 환원된다.
  • 무상감자란, 자본금이 1000 결손금이 (-100)일때 자본금으로 결손금을 커버쳐 자본금이 900, 결손금이 0가 되게 하는 것이다.
  • 무상감자시 결손금과 상쇄되어 사라지는 자본금만큼 각 주주가 보유한 주식수에 비례하여 주식수를 잃게 되기 때문에 최악의 악재이다.

자기주식거래

  • 쉽게 이해하면, 현금으로 주주들에게 빌린 자본금을 갚는 행위이다(따라서, 차변에 자산항목을 적어 자산을 (-)시킨다). 하지만, 자본금에서 차감하는 것이 아니라 자본조정에서 차감하기 때문에 자본금이 줄어들지는 않는다.

자기주식 취득제한

  • 자기주식을 취득하 것은 채권자의 이익을 해칠 수 있으며…: 이익잉여금을 우선적으로 채권자에게 갚는데 사용하지 않고, 자기주식을 구매하는 데사용하면 채권자의 이익을 해칠 수 있다.
  • 주식의 시세를 조작할수 있는 단점이 존재함: 자기주식을 구매하는데 잇어 주식시장의 수요가 늘어나므로 주가가 상승한다.

자기주식의 회계처리 G41

  • 자기주식처분이익은 자본거래를 통한 이익이므로 자본잉여금에 해당
  • 자기주식처분손실은 자본거래를 통한 손실(-)이므로 자본조정에 해당(자본잉여금은 (+)항목만 포함한다)

자기주식 소각시 회계처리 G42

  • 감자차익은 자본잉여금, 감자차손은 자본조정

33강: [자본파트]기타포괄손익누계액과 이익잉여금

손익거래란?

기타포괄손익누계액

이익잉여금

  • 이익잉여금: 당기순이익의 누계액(번돈 모아놓은 돈)이다.
  • PE펀드같은 기업사냥꾼 성격을 지닌 주주들이 들어와 이익잉여금을 모두 배당할 경우, 회사가 파산할 수 있기 때문에, 주주가 이익잉여금을 자기맘대로 배당하지 못하도록 이익잉여금을 위와같이 분류하여 관리함.

법정적립금

  • 이익준비금: 우리나라에서 법정적립금은 이익준비금 계정만이 존재한다.

임의적립금

미처분이익잉여금

  • 12월 월말 결산시: 미처분이익잉여금 120원 = 전기이월미처분이익잉여금 100원 + 당기손이익 20원
  • 2월 주총시: 현금배당 50원하자는 결론이 나면, 상법상 이익준비금 계정으로 배당액의 10%를 보전해야 하므로 이익준비금으로 5원을 보전
    • 미처분이익잉여금 120원 - 현금배당 50원 - 이익준비금 5원 = 이월이익잉여금 65원

미처리결손금

34회: [자본파트]미처분이익잉여금의 처분과 자본변동표

현금배당: 미처분이익잉여금의 처분

  • 배당의 순서: 연말결산(n-1년 말) -> 주주총회(n년초) -> 배당일(주주총회로부터 1달이내)
  • 유통주식수: 발행주식수-자기주식수. 회사 자신이 보유한 주식은 배당의 대상이되지 않는다.
  • 미처분이익잉여금: 자본항목으로 차변에 기재해(-)
  • 미지급배당금: 부채항목으로 대변에 기재해(+)
  • 이익준비금: 자본항목으로 배당을 하기 위해서는 상법상 미지급배당금의 최소 10%이상을 이익준비금으로 쌓아야함

주식배당

  • 자본조정(미교부주식배당): 현금배당에서 미지급배당금과 비슷한 항목. 기타항목이라고 보면됨. 이해 필요없음

자본복습

자본변동표

캐논코리아로 보는 자본변동표

자본변동표

  • 행에는 자본이 입출금된 이벤트, 열에는 자본금, 자본잉여금, 자본조정, 기타포괄손익누계액, 이익잉여금 5가지 중 해당하는 항목을 적는다.
  • 자본금: 자본금의 변동은 없었다.
  • 자본잉여금: 자본잉여금의 변동은 없었다.
  • 자본조정: 자본조정의 변동은 없었다.
  • 기타포괄손익누계액: 가지고 있던 건물의 공시가가 20원 올랐다.
  • 이익잉여금: 2020년 연말결산시의 자본변동표에 적혀있는 연차배당은 2019년 에 해당하는 배당이다. 2020년 40만큼의 당기순이익이 발생했다.

35회: [자본파트]투자금융상품의 개요, 금융상품의 종류

투자금융자산의 종류: 투자채무상품, 투자지분상품

투자금융상품은 자산이다.

  • 금전을 청구할 수 있느냐 없느냐가 채무상품과 지분상품의 가장 큰 차이
  • 투자채무상품: 이자와 원금회수를 통해 돈을 받을 수 있다.

우자금융자산의 재무제표상 분류: 상각후원가측정금융자산, 당기손익인식금융자산, 기타포괄손익인식금융자산

  • 투자금융자산의 구분: 1.상각후원가측정금융자산 2.당기손익인식금융자산 3.기타포괄손익인식금융자산
  • 투자채무상품은 1,2,3 의 자산이 될 수 있다.
  • 투자지분상품은 2,3의 자산이 될 수 있다. 내가 만약 한진 칼의 회계담당자라면, 투자지분상품을 당기손익인식금융자산 혹은 기타포괄손익인식금융자산으로 분개할 것이다.

금융자산 분류별 회계처리의 차이

  • 상각후원가측정금융자산: 상각이라는 개념은 채권에서만 사용가능한 개념이므로 주식은 개념상 존재할 수 없다.

투자상품을 통한 현금수령의 회계처리

  • 미수금: 내가 원래 받아야되는데 아직 못받은 돈이므로 자산
  • 미지급금: 내가 원래 줘야하는 돈인데, 아직 못준 돈이므로 부채

36회: [자본파트]투자지분상품FVPL, FVOCI의 회계원리

투자지분상품의 종류

  • 투자지분상품은 기본적으로 당기손익인식금융자산으로 처리하는 것이 원칙
  • 장기적으로 투자지분을 운용시, 기타포괄손익인식금융자산으로 처리하기도 함

당기손익인식금융자산FVPL

  • 최초인식: FVPL은 자산이므로 취득시 차변(+)에 기입, 현금으로 구매할 경우 대변에 현금(-)기입
  • 후속측정: 금융자산평가이익은 자본항목으로 당기손익항목에 해당한다.
  • 제거: 판매한 금액을 현금에, 초기 FVPL을 자산(-)대번에 기재,구매하고 차액만 금융자산처분이익계정으로 처리

기타포괄손익인식금융자산FVOCI

  • 기존에 인식한 평가이익/손실이 있는 경우: 기존의 분개를 반대 차대변에 기입후 깎고 이익이나 손실분개를 새롭게 추가하면 된다.
  • 기타포괄손익인식금융자산의 차액은 당기손익으로 가는 것이 아니라 기타포괄손익으로 회계처리 한다. 한번 기타포괄손익으로 처리된 회계항목은 쭉 포괄라인을 탄다.
  • 모든기타포괄손익은 손익계산서를 타고 이익잉여금으로 가는 경우(재분류조정)와 직접 이익잉여금으로 가는 경우(직접조정)가 있다. 기타포괄손익인식금융자산의 기타포괄평가이익은 이익잉여금으로 직접 이동한다.

37회: [자본파트]투자채무상품AC, FVPL, FVOCI의 회계처리

이번 강의 이해 거의 못했다. 그런데 현금흐름표를 빨리읽고싶어서 대충 보고 넘김..

투자채무상품의 분류

  • 목적에 따라 투자채무상품의 분류가 구분된다.
  • 상각후원가측정금융자산: 시장이자율보다 명목이자율이 낮든 높든 끝까지 가지고 원금 받을거야
  • 기타포괄손익인식금융자산: 시장이자율이 명목이자율보다 높아지면 팔아야지

상각후원가측정금융자산AC

당기손익인식금융자산FVPL

기타포괄손익인식금융자산FVOCI

38회: 현금흐름표의 기초, 직접법과 간접법

현금흐름표란

현금흐름표의 장점

  • 당기순이익은 발생주의(현금의 흐름과 상관없이 거래가 발생하는 시점에 거래를 기록하는 것)에 의해 회계처리가 된 후의 결과이기 때문에, 현금주의의 결과 나타난 현금과는 조금 거리감이 있다(대표적인 예: 감가상각). 이러한 당기순이익의 단점을 보완해주는 것이 현금흐름표로써 실제의 캐쉬플로우의 인아웃을 기록한 표이기 때문에, 현금이 얼마나 남았고, 얼마를 배당해줄 수 있고, 얼마의 부채를 갚을 수 있을지에 대한 정보는 현금흐름표가 더 적합하다.

현금흐름표의 작성방법1: 직접분석법

분개한 회계계정의 모든 현금거래를 추적하여 현금흐름을 기록

  • 현금과 관련있는 분개는 주황색, 아닌 분개는 검정색으로 기입되어 있다. 현금흐름표는 주황색으로 표시된 분개만 모아놓은것이라고 보면 된다.
  • 매출채권의 회수: 2018.1.1 + 2018.1.4 + 2018.1.8
  • 제세공과금의 지급: 2018.1.14 + 2018.1.15
  • 실무에서는 하나하나의 분개를 보고 1년동안의 현금흐름표를 만든다것은 불가능하다.

현금흐름표의 작성방법2: 간접법

실무에서는 현금분개 하나하나를 추적하는 직접법이 불가능하므로 간접법을 통해 현금흐름표를 작성한다.
간접법은 이미 작성된 재무상태표와 손익계산서를 통해서 작성할 수 있다.

  • 현금 = 부채 + 자본 - 그외자산: 옆의 식에서 알수 있듯, 부채 자본은 현금과 양의방향으로 움직이고, 그외자산은 현금과 음의방향으로 움직인다.
  • 부채, 자본, 그외자산의 변동을 통해 현금흐름을 유추해 내는것이 간접법이다.

간접법 현금흐름표 작성

  • 위에서 설명한바와 같이, 그외자산은 음의방향으로 움직이므로 증가하면 현금흐름표에서는 (-), 감소하면 현금흐름표에서는 (+)로 기입한다.

  • 181231 -> 190131로 이동할때, 현금흐름표의 기말현금이 654,500원이기 때문에 190131의 기초 현금은 654,500이 된다.

  • 분개를 생각하면 그외자산은 왜 현금과 반대로 움직이는지, 부채와 자본은 왜 현금과 같은 방향으로 움직이는지 이해할 수 있다.

  • 예를 들어 기계장치의 증가가 왜 현금의 (-)를 일으켰는지 이해해보자.

  • 자산으로 기계장치가 들어오고, 기계장치는 당시에는 미지급되었지만 이후 현금 500만원을 지불했으니 현금의 (-)가 된다.

  • 자산은 위 처럼 이해가 됐다고 치고, 이제 부채를 보면 부채가 늘었데 왜 현금도 늘어나는 것인지 궁금할 것이다. 이는 부채가 줄어들었을 때를 보면 이해하기가 편한데 부채가 줄어들었다는건 실제 현금으로 돈을 갚은거니까 (-)가 되는 것이다. 반대로 , 부채가 늘었다는건 본래 지불헤야할 현금을 아직 안냈다는 의미이므로 현금입장에서는 (+)가 된다.

직접법과 간접법의 비교

직접법과 간접법의 항목을 비교해보면서 결국 같은 분개임을 느껴보자. 사실 아무짝에 쓸모없이 수학적으로 이해하는것이 가장 혼란을 줄일 수 있는방법이다.

  • 감가상각비: 비현금비용으로 실제 돈이 나가는 것이 아니므로 (+)하여 없애주어야 한다.

39회: 현금흐름의 유형, 영업활동, 투자활동, 재무활동 현금흐름

현금흐름 유형의 구분

  • 유동자산과 유동부채와 관련된 현금흐름은 영업활동이라고 함. 투자나 재무활동이 아닌것은 영업활동이라고 생각하면 편함
  • 비유동 자산의 유형자산, 무형자산, 투자자산 등의 취득과 처분활동에의한 현금흐름은 투자활동이라고 함
  • 비유동부채, 자본에 의한 현금흐름은 재무활동이라고 함

주의해야할 항목

  • 현금 및 현금성자산 끼리의 변동은 현금흐름표에서 무시: 우리은행계좌에서 국민은행계좌로 돈 송금
  • 비현금거래는 현금흐름표에서 무시: A씨는 건물을 주고 주식을 받았다.
    • 비현금수익/비용 현금이 없이 수익과 비용이 발생하는 경우: 감가상각비
    • 비현금거래는 자산, 부채, 자본끼리의 계정대체 or 현금이 없는 거래(현물출자, 현불배당, 주식발행 통한 인수합병, 무상증감자)
  • 이자의 지급과 수취: 재무활동 같지만 영업활동 취급한다.

유형별 구분작성

  • 재무상태표와 손익계산서의 모든 항목에서 현금 = 부채 + 자본 - 현금외자산 의 식대로 각 계정을 계산하면, 현금흐름표가 작성된다.
  • 위의 예시에서는 부채 + 자본 - 현금외자산에 해당하는 각계정을 영업, 투자, 재무활동에 맞추어 재배열한다.
  • 재배열시, 투자와 재무활동을 솎아내고 나머지를 영업활동으로 넣는 것이 실무적으로 편하다.
  • 영업+투자+재무활동 현금흐름의 합계를 적은 후, 기초현금과 합산하면 최종기말현금이 나온다.

40회: 일반기업회계기준(k-gaap)에서의 현금흐름표

현금흐름표 작성법

  • 직접법은 실제 잘 사용되지 않기 때문에 설명하지 않는다.
  • 현금 유출입이 없는 손익의 차가감의 기준: 1. 실제 현금흐름이 없는 경우 2. 영업활동이 아닌 투자활동이나 재무활동인 경우
    • 실제 현금흐름이 없는 경우: 손익계산서에는 비용이나 수익으로 계산되어 있지만, 실제로는 유입되거 유출되지 않은 회계상의 금액을 가감해주어야 한다.
    • 대표적인예로 감가상각비
  • 영업활동으로 인한 현금흐름 = 당기순이익 + 조정항목의 가감 = 당기순이익 + (-현금외 유동자산 + 유동부채) ※현금외 자산은 (-)
  • 투자활동으로 인한 현금흐름 = -비유동자산 ※현금외 자산은 (-)
  • 재무활동으로 인한 현금흐름 = 비유동부채 + 자본

  • 저번시간에는 영업활동으로 인한 현금흐름의 당기순이익 항목에 손익계산서를 모두 끌고와서 설명했지만, 이는 독자의 이해를 돕기위한 것으로 실제로는 손익계산서의 모든 계정을 현금흐름표로 가지고 오지 않고 최종적인 값인 당기순이익만 적는다.
  • 당기순이익은 왼쪽의 두 네모가 합쳐진 값이다(매출-매출원가-판관비-감가상각비-세금)
  • 비현금수익비용: 감가상각비는 현금흐름이 아니고 영업활동이 아닌 투자활동이므로 영업활동에서 감가상각비만큼을 더해 상쇄시킨다.
  • 자산부채의 증감: 현금외 유동자산 + 유동부채(현금 = 부채 + 자본 - 현금외자산 이므로 현금외 유동자산은 (-)시킨다)

  • 위는 캐논코리아의 현금흐름표이다
  • 당기순이익에서 실제 현금유출이 발생하지 않는 비용을 가산하거나 실제 현금 유입이 발생하지 않는 수익을 차감한다.
  • 유형자산처분손실은 영업활동이 아닌 투자활동에 포함되기 때문에 상쇄시켜준다.
  • 퇴직급여는 퇴직급여충당금으로 미래의 퇴직금을 위해 쌓아놓은 금액으로 실제로 현금의 유출이 발생하지 않았으므로 가산한다.

41회: 국제회계기준(K-IFRS)에서의 현금흐름표

IFRS에서의 현금흐름표 작성법

  • K-IFRS에서는 당기순이익항목을 법인세차감전순이익 - 법인세의 납부 항목으로 쪼개지고, 조정항목에서 이자의 수령, 이자의 지급, 배당금의 수령 항목을 따로 빼내 명시적으로 기입하도록 수정
  • 이자의 수령/지급, 배당급의 수령, 법인세의 납부항목이 명시됨. 이 4가지 항목에 대해서는 직접법으로 기재해야함(실제 유입/지출된 현금의 액수)
  • 투자활동으로 인한 현금흐름과 재무활동으로 인한 현금흐름은 변하지 않았음
    -> 영업활동으로 인한 현금흐름 내부의 표시방법은 바뀌었지만, 그 총액은 K-GAAP이나K-IFRS나 동일 하다는 의미
  • 이자의 수령/지급, 배당금 수령: 이자는 다른 회사의 사채보유를 통한 현금흐름이니까 투자활동 아닌가? 라고 생각할 수 있는데 이런 애매한 항목에 대해서는 따로 기입하여 투자자에게 명확한 정보를 제공하도록 한다.
  • 법인세의 납부: 위와 같은 이유로 투자자에게 명확한 정보를 제공하기 위해 따로 기입

(참고)간접법 현금흐름표

K-GAAP 현금흐름표에서 K-IFRS현금흐름표로 수정해보기

【K-GAAP사이드】

  • 퇴직급여: 아직 실제로 나간돈이 아닌 충당금을 쌓아놓은 비현금이기 때문에 加
  • 감가상각비: 상각비는 비현금이기 때문에 加
  • 유형자산처분이익: 투자활동으로 보기 때문에 減

【K-IFRS사이드】

  • 배당금수입: 배당금의 수령을 따로 기입해야하기 때문에 비현금수익비용에서 減
  • 이자비용: 미지급비용 증가 (+50000) -> 이자비용 (+10000) + 이자의 지급(-50000). K-GAAP에서는 간접법으로 기재되어 있는 미지급비용의 증가를 K-IFRS에서는 이자비용에 대해서 직접법을 적용해(이자비용으로 실제 나간 현금) -50000을 적어주어야 함
  • 법인세의 납부: 법인세의 납부도 마찬가지로 K-GAAP에서는 간접법으로 기재되어 있는 미지급법인세를 K-IFRS에서는 법인세에 대해서 직접법을 적용(법인세로 실제 지출된 현금)해서 기재해야함.
    • 당기순이익이 444,500이고 법인세차감전순이익이 494,500이므로, 법인세 = 494,500 - 444,500 = 50,000
    • 이때 K-GAAP사이드의 미지급법인세의 감소가 150,000 있으므로, 실제 법인세를 위해 낸 현금은 200,000 이라는 뜻
    • 따라서 이 금액을 직접법으로 법인세의 납부에 기입

미트박스

Market: 육류시장 도매업

   - 규모, 쉐어, 성장율, 이익률

      - 13조원, 2010년대비 20%성장

   - 경쟁요인

   - 진입장벽

 

External Market

   - Political

   - Economical

      - 소비의 양극화가 심해지고 있음

   - Social

      - 외식비중이 높아지고 있음

      - 고기에 대한 선호도가 높아지고 있음

   - Technological

 

 

Competitor: 기존의 도매업자

   - 매출, 코스트, 성장률, 쉐어

   - 차별성

   - 고객관계

   - 공급관계

 

Client1(supply side): 육류생산자

   - 세그먼트화: age sex time area sku channel EL E/N busi natl I/C

   - 가격전략 : 3~5%정도의 낮은 중간 수수료

   - 성장전략(CLMMT)

      - C: 플랫폼을 통한 온라인 판매-> 최종 소비자를 있고 그에 대한 데이터 취득 가능

      - Mkt: 자영업자들에게 광고가능

   - UX

   - 차별적 가치창조

      - 중간 상인의 독점을 방지

      - 최종 소비자가 파악되므로 전략 입안 가능

      - 낮은 중개수수료

      - 기존의 후불제를 폐지하고 선불제도입

 

Client2(demand side): 식당 정육점 운영 자영업자

   - 세그먼트화: age sex time area sku channel EL E/N busi natl I/C

   - 가격전략: 플랫폼 공급자에게 호가경쟁시스템을 도입하여 수요자는 최저가의 가격으로 구매 가능

   - 성장전략(CLMMT)

      -mkt: 주요 타겟이 50 이상 자영업자이므로, 이들에게 가장 접근성이 높은 케이블 TV광고로 마케팅

   - UX

   - 차별적 가치창조

      - 높은 질의 고기: 공급업체들로부터 판매 실적, 업체 재무제표, 수입실적, 재고운영 현황 등 세부적인 데이터를 받아 꼼꼼히 

따져본 후 역량이 있다고 판단한 기업에 한해 플랫폼 참여를 승인하므로, 제품의 상승

 

Company

   - 매출, 코스트

      - 거래액: 2014 4000 -> 2017 875

   - 벨류체인: 공급자에게 물건을 수령해 창고 보관 -> 배송

      - 물류 배송은 오뚜기에게 100% 아웃소싱

   - 비즈니스모델: 육류 생산자와 육류 관련 자영업자 중개를 통한 수수료

   - 7S

      - Staff: 초기 IT분야 사원을 모집시, 대표나이가 많고 육류 업계라는 올드한 이미지때문에 채용이 어려움-> 

아웃소싱 -> 이후 유명 투자업체들에게 투자유치 성공 -> 자사인력 전환




DBR Case Study: ‘미트박스’의 플랫폼 전략

투명한 연결과 건강한 생태계 구축..공급자-고깃집 모두 열광한 ‘양면 플랫폼’

246호 (2018년 4월 Issue 1)


Article at a Glance

2014년 서비스를 시작한 육류 직거래 플랫폼 미트박스는 중간상인을 거치지 않고 육류 생산자(도축업자나 육류 수입업체)와 소비자(식당이나 정육점)를 직접 연결해 고객 가치 창출에 성공했다. 미트박스는 과도한 유통마진, 가격 정보 불투명 등 B2B 시장 참여자들이 느끼는 핵심 문제점을 파악해 이를 해결할 수 있는 직거래 플랫폼을 구축하는 데 성공했다. 특히 투명한 가격정책과 양질의 공급업체 확보 등을 통해 플랫폼 생태계의 건강성도 확보했다. 또 물류 전문기업인 오뚜기OLS와 제휴를 맺고 효과적인 물류 시스템을 구축해 육류 직거래 서비스를 원활하게 실행했다. 대금지불 관행도 개선했다. 이 플랫폼을 통해 육류 소비자들은 더 싼 값에 안정적으로 좋은 제품을 확보했고 육류 공급자들은 새로운 시장을 확보했다.



2014년 시작한 온라인 육류 도매 직거래 플랫폼 미트박스 창업자들은 음식점이나 정육점을 운영하는 자영업자들에게 파격적인 제안을 했다. 웹사이트나 스마트폰 애플리케이션으로 고기를 주문하면 30% 정도 저렴한 가격에 공급하겠다는 것이었다. 육류 생산자(수입업체, 도축업자와 같은 1차 육류 가공업자를 지칭함)와 구매자(중소 음식점, 정육점을 운영하는 자영업자)를 직접 연결하면 중간 유통상인들의 마진을 제거할 수 있기 때문이다. 주문 방식은 간단했다. 미트박스 웹사이트나 애플리케이션을 통해 원하는 육류 부위, 브랜드, 가격을 모두 따져보고 원하는 만큼만 주문하면 됐다. 최소 주문량은 1박스. 3∼4㎏ 피스(고깃덩어리를 세는 단위) 3∼4개 정도의 양이 들어간다. 오후 3시까지만 주문하면 다음 날 아침 사업장으로 고기가 도착했다. 배송된 고기는 품질이나 상표 모두 중간상인들에게 샀던 것과 똑같았다. 가격이 싸다는 점만 달랐다. 한 푼이 아쉬운 자영업자들로선 거절하기 힘든 제안이다.




실제로 이태원에서 무한 리필 고깃집을 운영하는 한 자영업자는 “미트박스를 이용하면서 한 달에 직원 한 명의 월급 수준인 200만 원 정도의 비용이 절감됐다”고 말했다. 연간으로 환산하면 2000만여 원의 이익이 생기는 셈이다. 경제적으로 여유가 생기니 서비스의 질도 달라졌다. 언제 폐업할지 모르는 불안감에서 벗어나 장기적인 사업 계획을 구상할 수 있게 됐다. 더 좋은 메뉴나 재료 개발에도 집중할 수 있었다.

미트박스는 입소문을 타고 빠르게 성장했다. 2014년 4000만 원에 불과했던 거래액은 2015년 89억 원, 2016년 352억 원으로 훌쩍 뛰어올랐다. 2017년엔 전년 대비 2배가 넘는 875억 원의 거래액을 기록했다. 미트박스와 거래하는 음식점도 늘었다. 2016년 9월에 거래했던 식당은 51곳에 불과했다. 2018년 1월 기준 프랜차이즈를 제외한 국내 자영업 식당 20만 곳 가운데 1만7243곳이 미트박스를 통해 고기를 구입한다. 식당과 개인 고객을 포함한 회원 수는 약 3만 명으로, 월평균 10%씩 증가하는 추세다. 2019년이면 손익분기점을 넘을 것으로 기대된다.

벤처캐피털들도 미트박스의 성공 가능성에 주목해 잇따라 투자에 나섰다. 2016년 3월 소프트뱅크벤처스가 30억 원을 투자한 데 이어 2017년 실리콘밸리에 근거지를 둔 알토스, 국내 유명 투자회사인 스톤브릿지캐피탈 등이 소프트뱅크벤처스와 함께 80억 원을 추가로 투입했다.

미트박스는 강력한 실행력을 바탕으로 1) 주식 거래 시장을 방불케 하는 가격 경쟁 시스템 도입으로 가격 정보 투명성 및 가격 경쟁력 확보 2) 물류회사 오뚜기OLS와의 협업을 통한 물류비용 최소화 등을 통해 B2B 온라인 육류 도매 플랫폼을 성공시켰다. 축산 유통 과정에서 나타나는 비효율성을 해결한 육류 거래 플랫폼을 효과적으로 구축한 미트박스의 성공 요인을 DBR이 분석했다.

100번의 생각보다 한 번의 실행이 낫다


1. 국내 최초의 B2B 육류 도매 거래 플랫폼

미트박스 공동 창업자인 김기봉 글로벌네트웍스 대표는 지점만 200개가 넘는 보쌈 프랜차이즈를 운영해온 사업가다. 식자재 유통회사 아워홈에서 10여 년간 육류 수입을 담당하기도 했다. 이 과정에서 육류 유통과 관련한 구조적인 문제를 발견했다.

육류의 가격은 중간상인들을 한 번 거칠 때마다 무섭게 뛰었다. 중간상인들이 공급업체에 지불하는 가격을 훤히 알고 있던 김 대표 입장에선 답답한 일이었다. 울며 겨자 먹기 식으로 30% 이상 부풀려진 가격에 고기를 사서 보쌈 프랜차이즈를 운영할 수밖에 없었기 때문이다. 주위의 많은 자영업자은 재료비 및 인건비 상승과 경기 불황 때문에 하나둘씩 문을 닫았다. 김 대표는 불합리한 축산 유통 구조를 언젠가 해결해야겠다고 생각했다.

김 대표의 꿈은 든든한 동지를 만나 현실로 바뀌었다. 경북대 ROTC(학군장교)로 만나 지금까지 인연을 이어온 오랜 친구인 서영직 글로벌 네트웍스 사장이 어느 날 불쑥 온라인 직거래 플랫폼 사업을 제안했다. 김 대표가 선물한 삼겹살이 방아쇠가 됐다. 서 사장은 동료들과 함께 삼겹살을 맛보고 깜짝 놀랐다. 그동안 먹었던 고기와는 맛이 달랐다. 그는 김 대표가 친구에게 특별히 고급 삼겹살을 준 것이라 생각하며 고마운 마음을 표현했다. 김 대표의 답은 뜻밖이었다. 자신이 보낸 고기가 1㎏당 5000원 남짓, 그가 받은 4㎏짜리 삼겹살 한 피스가 2만∼3만 원 정도밖에 하지 않는다고 말했다.

서 사장은 “평소에 먹는 고기보다 훨씬 맛있고 질이 좋았는데 가격은 내가 알던 것보다 쌌다. 이런 차이가 모두 불합리한 유통구조에서 나왔다는 김 대표의 말에 문제를 해결할 서비스를 직접 개발하자고 제안했다”고 설명했다. 서 사장은 게임회사 웹젠 출신으로 전략기획업무를 담당했으며 웹젠을 나온 후 창업을 시도했지만 이렇다 할 성과를 내지는 못했다. 서 사장은 IT를 활용하면 유통구조를 개선할 수 있다고 생각했다. 다만 유통 구조 전체보다는 즉각적인 개선 효과를 볼 수 있는 일부 시스템을 대상으로 사업을 전개하기로 했다. 신생 스타트업이 생산자부터 일반 소비자로 이어지는 복잡한 축산 유통구조 전체를 모두 바꾸는 것은 힘든 일이라고 판단했다. 선택은 B2B였다. 육류 생산자와 식당·정육점을 운영하는 자영업자를 연결하는 데 집중하기로 했다. 중간마진이 크다는 문제의식을 가진 자영업자들은 미트박스의 새로운 유통구조를 쉽게 받아들일 것이라고 판단했다.

자영업자를 타깃으로 잡으면서 초기 사업비용 부담도 줄일 수 있었다. 일반 소비자에겐 공급업체에서 받아온 고기를 그대로 팔기 어렵다. 바로 요리해 먹을 수 있도록 2차 가공 작업을 해야 한다. 필연적으로 가공 비용이 들 수밖에 없다. 반면 음식점이나 정육점은 스스로 2차 가공이나 조리를 한 후 소비자에게 판매한다. 즉, 1차 가공을 담당하는 육류 공급자로부터 고기를 공급받아 자영업자에게 전달하면 2차 가공을 할 필요가 없었다. 따라서 자영업자를 상대로 하면 배송비 외에 추가 비용이 많이 들지 않는다는 장점이 있다.

B2B 육류시장은 꾸준히 성장하고 있어 미트박스의 성장 가능성도 높다고 판단했다. 2017년 기준 전국에 등록된 음식점은 60만 곳. 여기에 공급하는 B2B 육류시장의 규모는 약 13조 원으로 추산된다. 2010년 대비 20%나 성장한 수치다. 외식 비중이 높아지고, 육류 소비가 늘어나면서 B2B 육류시장은 갈수록 커질 것으로 전망된다.

2. 확실한 고객 가치 기반으로 양면 플랫폼 구축

미트박스는 다양한 이해관계자가 존재하는 축산 유통 구조에서 생산자와 대량 구매자만을 ‘추출’해 양면 플랫폼 비즈니스를 만들었다. 양면 플랫폼 비즈니스가 성공하려면 참여자 모두가 확실하게 이익을 볼 수 있는 구조가 만들어져야 한다. 자영업자에게 줄 수 있는 효용은 명확했다. 양질의 고기를 싸게 제공하는 것이다. 반면 공급업자의 경우는 문제가 간단치 않았다. 기존 중간거래상에게 판매할 때보다 더 나은 점이 있어야 했다. 즉 ‘어떻게 하면 공급자들이 미트박스에서 고기를 팔게 할 것인가’가 중요한 과제가 됐다.

두 창업자는 공급자를 찾기 위해 발로 뛰었다. 김 대표는 인맥을 활용했다. 그가 십수년간 거래를 하면서 신뢰를 쌓은 축산물 수입업체 관계자들을 일일이 만나 미트박스에 대해 설명했다. 기존 중간상인들과의 거래 외에 미트박스와 거래를 하면 신규 고객을 창출해 매출을 늘리는 데 큰 역할을 할 수 있다는 점을 집중적으로 부각했다. 기존 중간상인들은 지역 단위로 활동하기 때문에 전국망 배송이나 마케팅이 어렵고, 중간상인이 어디에, 어떤 방식으로 육류를 판매하고 있는지에 대한 정보도 알 수 없다. 즉, 철저하게 중간상인에게 의존할 수밖에 없는 구조였다. 하지만 미트박스와 거래하면 공급업체 스스로 가격을 정해서 거래를 할 수 있기 때문에 실제 어떤 방식으로 누구에게 제품이 공급되는지 파악할 수 있다. 이런 정보들은 중간상인에 대한 일방적 의존도를 낮추고 시장을 개척하기 위한 전략을 수립하는 데 도움을 줄 수 있다.

수차례 만남 끝에 그가 거래했던 축산물 수입업체 20여 개가 미트박스에 참여하겠다는 의사를 전달했다. 공급업체에는 자영업자들이 선호하는 고기, 믿을 만한 고기를 납품해달라고 부탁했다. 카길(Cargill), 엑셀 등 자영업자들이 선호하는 이름 있는 수입 브랜드 육류제품이 대표적이다.

미트박스는 공급업체들에 ‘대리 물류 서비스’와 ‘마케팅’도 제공하겠다고 약속했다. 공급업체의 육류를 대신 광고하고, 팔아주고, 배송까지 해준다는 것이다. 미트박스가 육류 공급을 대행하며 챙기는 수수료도 3∼5% 정도로 비교적 낮은 수준을 제안했다. 공급업체에 미트박스는 기존 거래를 대체하는 개념이 아니라는 점도 강조했다. 새로운 고객을 확보해 매출을 올릴 수 있다고 설득했다.

김 대표는 “B2B 서비스이기 때문에 고객 대부분이 고기를 잘 알고 있는 사람들이다. 자영업자들에겐 기존에 쓰고 있는 동일한 품질의 육류를 공급해야 했다. 그러기 위해선 양질의 공급업체들이 플랫폼에 지속적으로 참여하는 게 관건이었다. 이들에게 파격적인 조건을 제시하지 않으면 플랫폼을 유지하기가 어려울 것이라 생각했다. 공급업체들이 미트박스를 통해 실질적인 이익을 보면 나중에는 자발적으로 참여할 것이라고 자신했다”고 말했다.

그의 예상은 적중했다. 공급업체들은 미트박스 참여 이후 매출이 늘어나는 것을 눈으로 확인했다. 기존 고객 외에도 자신들의 고기를 찾는 자영업자들이 더 생긴 것이다. 한우를 생산해 공급하는 한 국내업체는 미트박스를 이용한 후 한 달 매출이 20억∼30억 원 정도 늘어났다. 그러자 돼지고기 브랜드 ‘하이포크’로 유명한 팜스코 같은 국내 대형 육류 생산업체들도 플랫폼에 참여했다. 팜스코는 하림 계열사로 연 매출이 2016년 기준 약 9400억 원에 달한다. 특히 팜스코가 먼저 미트박스 플랫폼에 참여하겠다는 제안을 했다는 점에서 의미가 크다는 게 회사 측 설명이다.

2018년 1월 기준 미트박스에서 육류를 공급하는 업체는 약 200여 개, 취급하는 품목만 2000여 종에 달한다. 초기에는 거의 전무했던 국내 업체 비중도 약 30%까지 늘었다. 공급 업체들의 적극적인 참여가 자영업자들의 플랫폼 참여를 유도하는 선순환 구조가 정착됐다.

3. 온라인 고기시장에서 재현된 ‘주식 시장’ 시스템

미트박스의 최종 목표는 자영업자들이 싼 가격으로 좋은 품질의 고기를 지속적으로 납품받는 것이다. 이를 위해 미트박스는 공급자가 최저 가격을 제시하도록 유인하는 시스템을 고민했다. 미트박스는 투명하고 정확한 가격 정보를 제공하는 시스템을 구축해 이 문제를 해결했다.

공급업체들은 미트박스 플랫폼에 들어와 품목별 ㎏당 가격을 제시한다. 부위, 원산지, 유통기한, 냉장육, 냉동육 세부적인 정보도 함께 써넣어야 한다. 미트박스는 생산자들 중 가장 저렴한 가격을 제시한 생산업체를 1번 목록에 올린다. 같은 품목별 가격이 업체별로 어떻게 다른지 구매자들은 물론 공급업자들도 실시간으로 확인할 수 있다. 각 업체는 경쟁업체들과 가격을 비교한 후 수시로 조정할 수 있다. 이 과정이 반복되다 보니 자연스럽게 고기 가격이 저렴하게 형성됐다. 이른바 ‘호가 경쟁 시스템’이다.

육류 제품의 도매원가 추정치인 ‘유통시세’도 제공한다. 공급업체들이 제시한 가격이 자영업자들이 중간상인을 통해 구매하는 가격보다 훨씬 싸다는 것을 인식할 수 있는 지표가 필요했기 때문이다. 유통시세는 부위별로 공급업체가 제시한 가격 중 최저 가격을 기준으로 유통마진과 물류비용 등을 뺀 가격이다. 미트박스가 그동안 서비스를 제공하면서 모은 데이터를 토대로 개발한 산식 덕분에 숫자만 입력하면 유통시세를 비교적 정확히 파악할 수 있다.

미트박스는 품목별로 원가, 등락률을 한눈에 볼 수 있게 표로 정리해 공개한다. 2000여 개 품목의 유통시세, 등락률이 한눈에 들어온다. 주식거래소가 제공하는 주식시황표를 방불케 한다. 이 가격 정보는 미트박스 회원이 아니라도 일, 월, 년 단위로 찾아볼 수 있다.

김 대표는 “처음엔 공급업체 수가 적어 직원들과 함께 독산동, 마장동 등 도매상들이 모여 있는 곳에 일일이 찾아가 도매가격 정보를 알아내야 했다. 일부 업체들은 정보 공개를 꺼려 직원들이 사무실에서 쫓겨난 적도 많았다. 그러나 지금은 참여업체가 많아지고 거래량도 늘어 우리 플랫폼 내 데이터 분석으로도 유통시세를 충분히 파악할 수 있다”고 말했다.

호가 경쟁 시스템과 유통시세 공개 등은 공급자와 수요자 모두를 만족시켰다. 유통시세는 공급업체들이 제공하는 가격의 신뢰도를 높였다. 또 중간상인이 제시하는 가격과 원가를 제대로 비교하면 구매자들도 적정 가격을 추정해볼 수 있게 됐다. 미트박스를 통한 거래의 가치가 더 크다는 사실을 직접 확인할 수 있도록 유도했다. 확실한 가치를 제공하자 미트박스 가입자는 지속적으로 늘어났다. 2018년 기준 전체 회원은 3만 명, 등록한 음식점·정육점은 1만7000여 개에 달한다. 재구매율이 85%로 유지되면서 시장 규모도 안정적으로 성장할 수 있었다.

미트박스는 생태계의 건강성을 확보하기 위한 조치도 취했다. 지속가능한 플랫폼 운영을 위해 3가지 원칙을 세웠는데 첫째는 독점 판매 금지다. 특정 부위 육류 제품을 한 공급업체가 독점적으로 판매할 수 없도록 했다. 미트박스는 새로운 제품을 판매하는 업체가 들어오겠다고 할 경우 그와 같은 종류의 제품을 판매하는 업체를 무조건 같이 입점시켰다. 업체가 가격경쟁을 통해 서로 견제하고 감시하는 역할을 하도록 하기 위해서다.

둘째, 철저한 품질관리다. 미트박스가 육류 공급 가격만 중시한 것은 아니다. 육류 고객 대부분이 음식점이나 정육점을 운영하고 있기에 품질은 이들 고객의 매출과 직결되는 중요한 문제다. 품질이 일정하게 유지되고 지속적으로 같은 제품을 공급할 수 있는 역량을 갖춘 업체를 플랫폼에 참여시키기 위해 미트박스는 잠재 공급업체들로부터 판매 실적, 업체 재무제표, 수입실적, 재고운영 현황 등 세부적인 데이터를 받아 꼼꼼히 따져본 후 역량이 있다고 판단한 기업에 한해 플랫폼 참여를 승인해주고 있다.

셋째, 플랫폼에 참여하는 공급자와 수요자를 거래 규모에 따라 차별하지 않는다는 원칙도 고수하고 있다. 카길과 같은 대규모 수입업체든, 국내 영세 공급업체든 누구나 동일한 조건으로 미트박스 플랫폼에 들어온다. 플랫폼 내에서 회사 규모에 상관없이 경쟁이 이뤄져야 고객 가치가 높아지기 때문이다. 고기 부위별로 각 회사의 경쟁력이 다르고 고기를 주문하는 고객들도 음식점의 성격이나 형태 등에 따라 니즈가 다양하다. 따라서 규모나 명성에 따른 차별 없이 자유로운 경쟁이 이뤄지도록 유도하고 있다.

서 사장은 “이 플랫폼은 독점, 혹은 담합으로 가격이 높아져 구매자들의 신뢰가 사라지면 한순간에 무너질 수 있다. 품목별 원가를 공개하는 것이 공정한 가격경쟁을 할 수 있는 가장 중요한 장치다. 원가보다 현저히 높은 가격을 제시할 경우 플랫폼 내에서 경쟁력을 상실할 수밖에 없는 구조다. 플랫폼을 운영한 지 4년이 다 돼 가지만 가격으로 인한 문제가 생긴 적은 없다”고 밝혔다.

4. 후불제에서 선불제로, 지불 관행을 뒤집다

미트박스는 축산유통계의 ‘대금 납부 순서’를 거꾸로 뒤집어 유통 과정의 투명성을 더했다. 축산업계에선 후불제가 관행이다. 예를 들어 공급업체는 중간상인에게 별도의 돈을 받지 않고 물건을 준다. 물건을 받은 중간상인들끼리도 가격만 흥정할 뿐 고기를 거래할 때마다 실제 돈은 오가지 않는다. 자영업자들에게도 일단 물건을 무상으로 제공한다. 자영업자들은 이 고기로 영업을 하고 한 달 정도 뒤 중간상인에게 돈을 지불한다. 중간상인은 이때 받은 납품 대금을 생산 업체에 가져가 고기 대금을 지급한다.

어떻게 보면 자영업자에게 유리해 보인다. 별다른 담보 없이 원가 중 가장 높은 비중을 차지하는 고기를 공급받아 판매한 후 대금을 주면 되기 때문이다. 하지만 꼭 그렇지는 않다. 이런 구조는 자영업자가 중간상인에게 종속되는 결과를 낳는다. 외상으로 고기를 공급받으면 다음 거래 때 거래를 끊고 다른 제품으로 교체하기 힘들다. 사실상 중간상인은 자영업자의 선택권을 박탈할 수도 있는 구조다. 공급업체 입장에서도 수금이 늦어지기 때문에 불편하기는 마찬가지다.

미트박스는 후불제를 ‘선불제’로 바꿨다. 자영업자들은 고기를 주문한 후 대금을 미트박스에 지불한다. 거래는 현금이나 신용카드로 이뤄진다. 돈이 들어오면 미트박스는 물류창고에 보관된 공급업체의 제품을 꺼내 자영업자에게 배달한다. 충전된 현금은 자영업자가 제품의 하자가 없다는 것이 확인될 때까지 미트박스가 보관한다. 보관 기간은 보통 3∼7일 정도다. 이 과정을 마친 후 대금은 공급업체로 전달된다.

혁신적인 주문 시스템도 도입했다. 미트박스는 피스가 3∼4개 들어 있는 박스 단위로 판매한다. 고객의 편의와 미트박스 사업의 효율성을 위해서다. 일반적으로 육류제품의 기본 단위는 한 피스다. 같은 품목이라고 하더라도 피스별 무게와 부피가 다르기 때문에 가격 차이가 난다. 그래서 온라인 쇼핑몰에서 판매할 경우 같은 품목의 육류 피스 하나하나가 서로 다른 제품으로 등록된다. 고객들은 자신이 원하는 중량에 맞춰 제품을 각각 선택한 후 결제해야 한다.

미트박스는 이 방식으로는 사업을 운영할 수 없다고 판단했다. 창고에 보관하고 있는 육류 품목만 2000여 종이다. 약 22만 피스(약 7만2000박스 분량)가 쌓여 있다. 만약 박스가 아닌 피스로 창고에 보관할 경우 다른 상품이 22만 개가 있는 거나 마찬가지인 셈이다. 온라인에 각 피스를 제품으로 등록하기도 어려울뿐더러 고객들도 일일이 제품을 찾아야 해 번거롭다.

미트박스는 품목별 육류를 박스 단위로 판매해 이 번거로움과 비효율을 해결했다. 고객이 박스 단위로 주문을 넣으면 미트박스는 최대 중량으로 육류 가격을 산정해 받는다. 그리고 박스를 출고할 때 무게를 잰다. 무게가 최대 중량보다 적을 경우 그만큼의 가격을 되돌려준다. 이 돈은 현금으로 돌려받을 수도 있고, 미트박스 계정에 보관한 후 다음 거래에 쓸 수도 있다. 제품 관리도 간소해졌고, 정산도 효율적으로 할 수 있게 됐다. 미트박스는 축산업계에서 단 한번도 시도해보지 않은 새로운 주문 프로세스를 컴퓨터 프로그램으로 개발해 특허도 출원했다.

처음엔 이 방식이 모두에게 낯설었다. 당장 자영업자는 장사를 하기도 전에 현금을 주고 고기를 사야 한다는 점에서 부담감을 느꼈다. 일부는 선불 시스템 때문에 미트박스가 망할 것이란 얘기를 하기도 했다. 두 창업자는 끝까지 밀어붙였다. 돈의 흐름을 바꾸지 않으면 투명한 거래가 불가능하다고 판단했기 때문이다.

얼마 지나지 않아 플랫폼 회원들은 이 서비스 방식에 완전히 적응했다. 공급업체들은 제때 돈을 받을 수 있다며 만족감을 드러냈다. 자영업자들은 싼값에 고기를 납품받을 수 있다는 장점이 선불제의 불편함보다 더 크다고 생각했다. 미트박스를 1년째 이용하고 있는 한 고객은 “솔직히 처음에는 불편하다고 생각했다. 그래서 우리가 거래하던 중간상인에게 미트박스가 제시하는 가격에 맞출 수 있냐고 물었다. 분명 같은 브랜드, 같은 고기인데도 거래처에선 더 싸게 주기가 어렵다는 대답이 돌아왔다. 지불 방식만 바꾸면 내 이익이 늘어난다는 것을 아는데 미트박스를 쓰지 않을 이유가 없었다”고 말했다.

‘최소 비용’ 사수를 위한 외부 자원 활용

1. 협업으로 키운 규모의 경제

미트박스는 물류 대행 및 마케팅 서비스를 통해 공급업체를 끌어들였다. 관건은 미트박스가 이 모든 비용을 감수할 수 있는지 여부였다. 물류 대행 서비스는 대형 육류 가공업체들도 막대한 비용 때문에 포기했을 만큼 부담이 크기 때문이다. 미트박스 입장에서 물류비용은 가장 큰 숙제였다. 직접 상품을 매입하지 않고 공급업체의 제품을 중개만 해주기 때문에 재고 확보나 처리 부담은 덜었지만 이 제품들을 보관할 창고를 확보하고, 배송하는 물류 시스템을 갖춰야 했다. 그때 미트박스가 생각해 낸 것이 전략적 제휴다.

오뚜기 자회사이자 물류 전문 회사인 오뚜기OLS와 새로운 생태계를 구축해 해결했다. 이 회사는 전국에 16개 센터와 냉장 차량 500∼600대를 보유하고 있다. 미트박스는 오뚜기OLS의 물류망과 물류창고 등 유휴 자원을 활용했다. 오뚜기OLS 창고에 생산자가 제공한 고기를 보관했다가 주문이 들어오면 물류창고 옆에서 대기하고 있는 오뚜기OLS 냉장 차량으로 배송했다. 물류 서비스의 0부터 100까지 오뚜기OLS라는 전문 회사에 위탁했다.

가격도 파격적이었다. 미트박스가 배송 한 건당 오뚜기OLS에 지불하는 돈은 3500원 정도. 택배로 발송하는 비용, 육류 전문 배송 서비스로 배달되는 비용 등을 따져봐도 저렴한 수준이다. 서 사장은 “물류 서비스 가격을 낮추는 것은 우리 서비스의 존폐를 가를 만큼 핵심적인 요소였다. 많은 물류회사를 가봤지만 당장 물량이 적어 수익이 안 난다는 이유로 모두 거절했다. 오뚜기OLS는 미래 성장 가능성을 보고 미트박스에 투자한 것이다”고 전했다.

오뚜기OLS는 미트박스의 제안을 자신의 사업을 확장할 수 있는 기회로 삼았다. 오뚜기OLS는 주로 오뚜기에서 생산된 식품을 운송한다. 미트박스와 함께 사업을 하기 이전 오뚜기OLS의 평균 물량 유틸리티는 약 70∼80% 정도였다. 창고보관임대, 냉동·냉장 물류 서비스 등 자사 자원의 효율을 높이기 위해 물류 배송 위탁 서비스 고객을 물색하고 있었다. 이때 미트박스가 눈에 들어왔다. 미트박스의 초기 배달 물량은 오뚜기OLS 배달 인프라의 잉여자원을 활용했다. 기존 배달 차량의 남는 공간에 미트박스 상자를 충분히 넣을 수 있었다. 오뚜기OLS 물류망이 전국적으로 퍼져 있기 때문에 기존 동선대로 움직이되 미트박스 배송지를 추가하면 됐다.

이창길 오뚜기OLS 물류영업 본부장은 “미트박스의 초기 물량은 오뚜기OLS의 매출에 큰 도움이 되지 않았다. 장기적인 관점에서 접근했다. 미트박스가 잘되면 오뚜기OLS도 사업을 확장할 수 있고 매출이 확대될 것으로 기대했다”고 말했다.

예측은 틀리지 않았다. 500상자에 불과했던 배달 물량은 하루 평균 3000상자로 늘었다. 1톤짜리 냉장차량 30∼40 대 정도에 실을 수 있는 양이다. 미트박스의 사업이 커질수록 오뚜기OLS의 매출도 늘었다. 최근엔 매달 미트박스가 오뚜기OLS에 2억∼3억 원을 지불한다. 미트박스 물류 서비스가 오뚜기OLS의 새로운 수익사업으로 거듭났다. 시장이 확대될수록 미트박스와 오뚜기OLS 모두가 이익을 보는 선순환 구조가 구축됐다.
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2. 결핍은 창조의 씨앗

“사장님, 지금 쓰시는 그 고기, 30% 싸게 드릴게요!”

TV에서 나오는 광고 메시지가 한 고깃집 사장님의 눈길을 사로잡았다. 사장님은 자동반사적으로 시선을 TV로 옮긴다. 며칠 동안 이 광고를 보다 보니 자연스럽게 손이 휴대폰으로 향했다. 사장님은 어느새 ‘미트박스’라는 애플리케이션을 다운받아 주문창을 열었다. 모바일 환경이 익숙하지 않은 사장님은 화면에 크게 적힌 전화번호로 전화를 걸었다. 미트박스가 고용한 콜센터 직원이 친절하게 주문 절차를 알려줬다.

미트박스는 온라인 플랫폼이다. 그런데 주 고객층의 절반 이상은 50대 이상의 자영업자다. 온라인 환경에 익숙하지 않은 경우가 대부분이다. 이들을 위한 별도 마케팅이 필요했다. 많은 고깃집에는 고객들을 위해 TV를 설치한다. 두 경영자는 이 TV를 가장 많이 보는 사람들이 손님이 아닌 사장이나 직원이라는 사실을 깨달았다. TV에서 광고가 나온다면 분명 효과가 있을 것 같았다.

TV 광고는 돈이 많이 든다. 한 푼이 아쉬운 스타트업이 감당하기 쉽지 않다. 다행히 식당 대부분이 IPTV를 설치하고 있다는 사실에 주목했다. KT 올레TV, LG 유플러스TV, SK Btv와 같은 IPTV 사업자는 케이블TV 사업자와 마찬가지로 지상파를 제외한 유료 방송에서 광고시간 10분 중 2분 정도 할당받아 지역광고를 내보낼 수 있다. 상대적으로 비용이 저렴한데다 영상의 30% 이상 노출된 경우에만 과금이 이뤄지기 때문에 비교적 저렴하게 광고를 할 수 있다. 미트박스는 각 TV에 설치한 수신기의 IP를 통해 고객정보를 파악할 수 있어 원하는 고객에게만 광고를 송출하는 타깃 광고가 가능하다고 판단했다. 미트박스는 올레TV를 찾아가 IP 추적을 통해 식당으로 분류된 고객만 선별해 특정 시간에 광고할 수 있는 상품을 역제안했다. IP별로 타깃을 쪼개 광고를 팔면 더 많은 광고주를 확보할 수 있고 매출도 커질 수 있기 때문에 KT 올레TV는 흔쾌히 이 제안을 수락했다.

미트박스는 지난해 10월부터 TV 광고를 시작했다. 4만5000여 개 음식점에 미트박스 광고가 나갔다. 광고는 손님이 뜸한 오후 3∼5시, 밤 10∼12시에 방영했다. 효과는 기대 이상이었다. 전화문의가 점점 늘더니 매출 확대로 이어졌다. 2∼3달 동안 광고가 노출되자 TV 광고까지 하는 업체니 믿을 만할 것이란 평가도 받았다. 음식점의 TV 시청 패턴을 분석해 음식점에서 주로 보는 채널, 시청률이 높은 시간대를 중심으로 광고를 늘렸다.

서 사장은 “TV 광고를 하면서 신뢰받을 수 있는 업체라는 이미지를 심어줬다. 실제로 신규 가입 경로를 물어보면 TV 광고라는 답이 가장 많이 나온다”고 말했다.

경험과 전문성이 빚어낸 ‘드림팀’

스타트업 하면 대부분은 젊은 사업가의 열정을 떠올린다. 미트박스 창업자들은 1971년생으로 올해 47세다. 이들은 40대 중반에 창업했다. 처음엔 우려도 많았다. 주변에서 그 나이에 무슨 스타트업이냐고 핀잔도 줬다. 스타트업 대표 모임에 나가면 젊은 대표들이 힐끗힐끗 쳐다보는 경우도 있었다. 하지만 김 대표와 서 사장은 연륜이야말로 미트박스의 성공 비결이라고 믿는다. 사업에 대한 열정과 헌신, 전문성, 이들을 믿어주는 사람이 한데 어우러져 사업을 순조롭게 진행할 수 있었다는 것이다. 두 경영자는 업무도 명확히 분담했다. 김 대표가 축산물 유통 관련 업무를, 서 사장이 IT 관련 인프라 업무를 담당하고 있다. 초기 투자금은 김 대표가 담당했다. 자본금 10억 원과 사무실 임대료, 인건비 등 총 20억 원 이상을 김 대표가 직접 투자하면서 대내외에 사업에 대한 경영진의 확고한 의지를 보여줬다.

미트박스가 유명해진 건 소프트뱅크벤처스가 투자를 시작하면서부터다. 첫 투자에서 끝나지 않았다. 미트박스가 급성장하면서 두 번째 투자로 이어졌고, 배달의민족과 토스(Toss) 투자 등으로 유명한 실리콘밸리의 알토스도 참여했다. 심사와 투자까지 통상 3∼6개월 정도 걸리는데 미트박스는 한 달여 만에 투자를 받았다.

IT 전문 인력 확보는 가장 어려운 과제였다. 서 사장은 “대표가 부장급인 나이인 스타트업에서 일하고 싶은 사람은 많지 않았다. 게다가 업종도 고기 유통이었다. 인재를 끌어 오기에는 올드한 이미지가 너무 강했다”고 설명했다.

서 사장은 IT 업계에 몸담으면서 알았던 사람들을 통해 관련 업무를 위탁하는 방식으로 인력 부족 문제를 해결했다. 나중에는 우수 인력 확보를 위해 임대료 부담을 무릅쓰고 판교로 사무실을 이전하기도 했다. 거래액이 계속해서 늘고, 회원도 급증해 시스템 고도화 작업이 필요해지자 아웃소싱했던 팀을 스카우트했다. 유명 투자사들의 투자 결정으로 미트박스가 잘 알려진 이후에는 인력을 구하기가 수월해졌다. 현재 최고기술책임자(CTO)는 프리챌과 KT뮤직을 거친 장규오 상무가 맡고 있다. IT 인력은 14명까지 늘었다.

미트박스는 2019년 거래액이 7900억 원 정도까지 증가할 것으로 내다보고 있다. 예상대로라면 미트박스는 곧 손익분기점을 넘길 것으로 기대를 모으고 있다. 미트박스는 B2B 육류시장의 절반 이상을 차지하는 프랜차이즈까지 거래를 확장하겠다는 계획이다. 김 대표는 “우리나라 음식점 60만 곳 중 40만 곳이 프랜차이즈다. 브랜드도 5000여 개에 달한다. 이 업체들로 시장을 확대해 나가는 것이 목표다”고 말했다. 일부 B2C 시장도 겨냥하고 있다. 고기 소비가 많은 개인 고객도 미트박스를 이용할 수 있도록 일반인은 1피스 단위로 주문이 가능하도록 했다. 양만 달라졌을 뿐 제공하는 상품의 형태나 질은 기존과 동일하다.

미트박스가 성장할수록 해결해야 할 과제도 많다. 당장 축산 유통 구조의 이해관계자들이 미트박스를 공격할 수 있다. 가장 큰 위협은 미트박스로 인해 이익이 줄어든 중간상인이다. 미트박스는 지금도 일부 중간상인들의 거센 항의를 받고 있다. 앞으로 이들의 ‘밥그릇’이 줄어들면 공격은 더 거세질 수 있다. 김 대표는 “불합리한 구조를 바꾸기 위해서는 어느 정도 감수할 일이라고 생각한다. 쉬운 일이 아니라고 이미 각오했다. 결국 선택은 구매자가 하지 않겠나”고 전했다.

성공 요인 분석

디지털 마켓 플레이스인 미트박스의 고성과 창출은 ‘어떤 가치를 창출했는지’에 관한 고객 가치 차원, ‘어떠한 방식으로 가치를 창출하고 전유했는지’에 관한 플랫폼/생태계/비즈니스 모델링 차원, ‘어떻게 사업 개념을 현실화해 왔는지’에 관한 창업팀 역량 차원에서 다채롭게 설명할 수 있다.

1. 중층적 고객 가치 경영

미트박스는 고객, 즉 음식점을 경영하는 자영업자를 상대로 고객 가치 경영을 효과적으로 수행한 사례다. 고객 가치 경영은 고객 만족에 주로 집중하는 제품 중심 기업의 단편적인 마케팅 관행과는 차별화되는 훨씬 포괄적인 개념이다. 고객 만족을 중시하는 기존 입장에서는 고객이 무엇을 바라고 있으며 어떻게 구매해 소비하는지에 초점을 맞춘다. 구체적으로, 고객의 기대 욕구 혹은 불만사항을 파악하고 제품이나 서비스를 통해 이를 효율적으로 충족시키거나 해결하는 데 많은 관심을 기울인다.

하지만 고객 가치 경영에서는 ‘고객을 위한 가치(value for customers)’뿐만 아니라 ‘고객의 가치(value of customers)’와 ‘고객에 의한 가치(value by customers)’에도 상당한 의미를 부여한다. 여기서 ‘고객의 가치’란 제품이나 서비스를 사용함으로써 해당 고객의 재무적 성과, 경쟁적 위상, 혹은 사회적 이미지 등이 강화되는 것을 의미한다.1 예를 들어, 일본의 소재 기업인 도레이(Toray)는 ‘히트텍(Heat Tech)’이나 ‘에어리즘(AIRism)’을 개발 공급해 유니클로(Uniqlo)의 성과 창출에 크게 기여한 바 있다. 독일계 화학기업인 바스프(BASF)는 기존 가치사슬을 재편해 신규 사업을 창출하고자 하는 고객 기업에 높은 수준의 연구개발 자원을 집중시킨다.

그리고 ‘고객에 의한 가치’란 꿈꾸기, 검토, 전달, 제작, 판매, 해결 관련 활동을 통해 가치를 소비하던 수동적인 고객이 능동적으로 (잠재) 가치를 만들어 제공하는 것을 의미한다. 예를 들어, 외부 프로그래머들에게 로봇 제품인 마인드스톰(Mindstorm) 코드에 대한 접근 권한을 부여함으로써 레고는 새로운 기능을 꾸준히 개발해오고 있다. 미국의 재무 소프트웨어 기업인 인튜이트(Intuit)는 수만 명의 강력한 브랜드 옹호자들을 통해 수백만 중소기업인들에게 최신 뉴스와 신제품 소식을 온라인으로 제공하고 있다.

에어비앤비, 알리바바, 아마존 등 높은 성과를 창출하는 마켓플레이스 기업들과 마찬가지로 미트박스는 적정 품질의 육류를 저렴한 가격에 안정적으로 제공해2 자영업자들을 위한 가치를 창출했다. 하지만 미트박스의 가치 창출 활동은 여기에 머물지 않았다. 미트박스는 새로운 유통 방식을 통해 자영업자들의 비용 구조를 쇄신하고 생산성을 대폭 향상시켰다. 또 미트박스는 네트워크 효과를 기반으로 개별 자영업자들로부터 제공되는 데이터를 엮어 육류 거래에 특화된 새로운 가상 시장을 창출하고 주도권을 행사했다. 미트박스는 고객 가치 경영과 사회적 가치 혁신을 선도적으로 구현하고 심화함으로써 B2B 육류 유통 비즈니스 생태계 특유의 가치 복합체(value complex)를 구현했고, 이를 통해 생태계 우위의 지속가능성을 높은 수준으로 유지하고 있다.

2. 비즈니스 모델 혁신

미트박스는 육류 유통시장에서 너무나 당연한 것으로 받아들여지고 있던 전통적인 비즈니스 모델을 혁신했다. 일반적으로 비즈니스 모델 혁신이란 이해관계자를 위해 기업 운영의 새로운 논리와 가치 창출 및 전유의 새로운 방식을 발굴하는 것을 의미한다.3 구체적으로, 비즈니스 모델 혁신을 추진하는 기업은 새로운 수익 원천 발굴과 고객, 공급자, 파트너를 위한 가치 제안 재설정을 중시한다. 미트박스의 비즈니스 모델 혁신은 생태계 재구조화, 플랫폼 세팅, 전략적 비즈니스 모델링 측면에서 남다르다.4

생태계 재구조화

중간상인들의 개입에 의한 육류 유통시장의 비효율성을 해결하기 위해 정부나 지자체가 앞장선 적도 있고 대형마트 역시 변화를 추진했다. 하지만 어떤 노력도 큰 성과를 내지는 못했다. 하지만 미트박스는 생태계 재구조화 관점(reshaping view) 제시, 재구조화 플랫폼(reshaping platform) 구축, 재구조화 활동과 자산(reshaping acts and assets) 투입 측면에서 실질적인 성과를 도출했다.

우선, 미트박스는 육류 유통 중간상인 영향력 축소, 육류 공급업체 및 요식업 자영업자의 동반 성장이라는 생태계 재구조화 관점을 제시함으로써 B2B 육류 유통 비즈니스 생태계 참여 기업의 마음가짐을 바꾸어 놓을 수 있었다. 이러한 인식 전환을 통해 이해관계자들이 경계심을 낮추고 빠른 속도로 생태계에 참여할 수 있도록 했다.

또 미트박스는 ICT를 바탕으로 B2B 육류 유통에 특화된 디지털 마켓플레이스를 인터넷과 모바일상에 구현해 생태계 재구조화 플랫폼을 완비, B2B 육류 유통 거래와 관련한 표준 프로세스를 새로 정립했다. 이를 바탕으로 미트박스는 이해관계자들이 투입해야 하는 비용 수준을 경감했다.

두 차례에 걸쳐 유명 벤처캐피털로부터 투자금을 유치하고 오뚜기OLS와의 협력을 통해 물류 부문의 안정성과 효율성을 확보해 생태계 재구조화 자원을 체계화함으로써 미트박스는 B2B 육류 유통 거래에 참여하는 다수 공급업체와 요식업 자영업자들의 초기 우려를 불식시켰다.

플랫폼 세팅

플랫폼 비즈니스 관점에서 볼 때 미트박스는 핵심 상호작용 디자인(core interaction design), 전략적 플랫폼 출시(strategic platform launching), 플랫폼 거버넌스 관리(platform governance management) 측면에서 의미 있는 성과를 냈다.

우선, 미트박스의 B2B 육류 유통 플랫폼은 육류를 일차적으로 소비하는 요식업 자영업자들과 육류를 공급하는 공급업체 간의 거래를 핵심 상호작용으로 한다. 이해관계자 역할 규정, 가치 단위 생성, 필터 기반 선별로 구성되는 핵심 상호작용 디자인과 관련해 미트박스는 육류 공급자와 자영업자들의 역할을 각각 ‘적정 품질의 다양한 육류를 기존 중간상인 유통 마진을 제외한 가격으로 투명하게 제공하는 것’과 ‘후불이 아닌 선불로 적정 품질의 육류를 필요한 시점에 기존 중간상인 마진을 제외한 가격으로 안전하게 사용하는 것’이라고 명확하게 규정했다. 육류 공급업체가 제공하는 육류 가격, 부위, 등급, 원산지 관련 정보가 입력되면서 가치 단위의 생성이 이뤄졌고 이는 정보의 형태로 공급업체와 자영업자 사이에서 신속하게 제공된다. 그리고 다양한 가치 단위 기준을 반영해 미트박스가 제공하는 비교 견적은 정보 필터로서 요식업 자영업자들의 의사결정에 영향을 미친다.

미트박스는 높은 수준의 투명성 확보와 이해관계자들의 적극적인 참여를 독려하기 위해 플랫폼 거버넌스에도 많은 신경을 썼다. 여기서 플랫폼 거버넌스는 플랫폼을 중심으로 전개되는 비즈니스 생태계에 누가 참여할지, 어떻게 가치를 분배할지, 어떻게 갈등을 해결할지에 관한 일련의 규칙을 의미한다. 일반적으로 훌륭한 거버넌스는 모든 이해관계자에게 성과를 공정하게 배분한다. 미트박스가 주도하는 플랫폼은 참여자들의 바람직한 행동을 독려하는 방식으로 작동하고 있으며 서비스 제공자에 대한 가치 배분, 플랫폼 지위 남용 금지, 과도한 이익 편취 배제라는 기본적인 거버넌스 규칙을 준수하고 있다. 이는 가능한 한 신속하게 가치 전유를 통해 이윤 극대화를 시도하는 여느 마켓 플레이스 플랫폼들과는 상이한 모습이다.

3. 창업 경영진 역량

스타트업의 성과 창출에 가장 큰 영향을 미치는 변수는 창업 경영자다. 신규 벤처에 관한 다수의 기존 연구에서는 성격, 가치관, 경력, 나이, 교육, 사회적 관계 등 창업 경영자의 주요 특성이 신생 기업의 수익성 개선이나 매출 증가에 의미 있는 영향을 미친다는 점을 강조해왔다.5 특히 기하급수 기술의 등장, 반복되는 빅뱅 파괴와 글로벌 초경쟁 상황에서 창업 경영자 한 사람이 아니라 창업 경영진을 적절히 구성하는 것이 스타트업의 생존과 성장에 있어서 중요한 사안으로 부각되고 있다.6

스타트업의 성과 창출에 대한 창업 경영진의 특성과 관련해 김기봉 대표와 서영직 사장이 보여준 전략적 의지(strategic intent), 지식 상호보완성(knowledge complementarity), 개념 실행 역량(concept execution capability), 행위 진실성(behavioral integrity)에 주목할 필요가 있다.

전략적 의지

현재 보유 자원과 당면한 사업 환경 간의 조화와 합치를 중시하는 전략적 적합성(strategic fit)과는 달리 창업 경영진의 전략적 의지는 현재 보유한 자원과 역량의 한계를 훨씬 뛰어넘는 야심 차고 도전적인 목표를 달성하기 위해 기존 자원과 역량을 끊임없이 개선하고 재구축한다. 특히, 플랫폼 주도 기업의 전략적 의지는 생태계 차원의 궁극적인 목표를 공유해 시장 참여자의 동기 유발, 열정 유지, 참여 심화 등에 중요한 역할을 담당한다. 두 경영자는 미트박스를 창업하면서 복잡한 유통 절차를 개선해 다수의 시장 참여자 모두가 새로운 성장 기회를 도모할 수 있기를 열망했다. 이러한 전략적 의지는 조직 설립 자체 혹은 즉각적인 수익 창출을 최우선 목표로 인식하는 일반적인 창업자들과는 사뭇 다른 것이었다.

지식 상호 보완성

창업 경영진이 보유한 지식의 상호 보완성이 높을수록 사업 계획 수립 시에는 다양한 경영 요소를 복합적으로 고려할 수 있으며 사업 추진 과정에서의 위험과 불확실성에 효과적으로 대응할 수 있다. 다양한 지식의 원천이라고 할 수 있는 여러 방면의 외부 네트워크는 새로운 자금, 기술, 지식을 광범위하게 스타트업으로 끌어들일 수 있는 원천으로 작용한다. 김 대표의 대기업 관리 경험, 보쌈 프랜차이즈 경영 노하우와 서 사장의 ICT 플랫폼 사업 노하우, 게임 서비스 벤처 경력은 전략적으로 상호 보완성이 매우 높은 지식들이었다.

개념 실행 역량

창의적 사업 아이디어는 새롭고 신선하지만 구체성이 떨어지는 경우가 많다. 개념 설계와 실행은 다른 이슈다. 창업 경영진의 개념 실행 역량은 추상적인 비즈니스 아이디어를 직접적인 성과 창출로 연결하는 능력을 의미한다. 그러기 위해선 사업개념을 분명하게 표현하고, 재무적 성과보다 현상 파악에 집중해야 한다. 가치 창출 활동이 서로 조화를 이루고, 유기적으로 연결돼야 하며 자원 투입이 원활하고 체계적으로 이뤄져야 한다.7 두 창업자는 육류 유통의 비용 구조 합리화, 중간상인으로 인한 시장 왜곡 차단, 온·오프라인 가치 창출 활동 결합, 자영업자를 고객으로 한 B2B 시장 집중, 오뚜기OLS 물류 네트워크 협업 연계, 육류 가격 시황표 공개, 공급업체 시장 왜곡 행동 추적 등을 통해 새로운 성장지향적 B2B 육류 유통 사업 개념이 현실 속에서 작동할 수 있도록 이끌었다.

행위 진실성

창업 경영진의 행동 측면 특성은 창업 과정과 성과 창출에 상당한 영향을 미칠 수 있다. 특히, 창업 경영진의 말과 행동이 얼마나 일치하는가에 관한 다양한 이해관계자의 인식이라고 할 수 있는 행위 진실성은 비즈니스 생태계에 참여자들의 행동에 중요한 영향력을 행사한다. 미트박스 법인 설립 이전에 공급업체 확보 및 물류 시스템 구축에 나섰고, 창업팀의 초기 자기자본 투자, 낮은 수준의 거래 수수료율 책정, 역량 기반 공동대표 업무 분장 등은 행위 진실성 측면에서 비즈니스 생태계 참여자들의 상호 신뢰 수준을 높이고, 생태계에 대한 몰입도를 향상시켰다.

편집자주

이 기사의 제작에는 동아일보 미래전략연구소 인턴연구원 정하영(서울시립대 도시사회학과·경영학과 4학년) 씨가 참여했습니다.

DBR mini box I
축산 유통 구조 현황

2016년 축산물품질평가원에 따르면 최종소비자 가격에서 유통비용이 차지하는 비율은 평균 46.5%다. 일반 소비자들을 제외하고 대량으로 구매하는 음식점, 정육점 등의 상황도 크게 다르지 않을 것으로 추산된다. 유통과정이 매우 복잡하기 때문이다. 육류 생산자가 제공한 제품은 여러 중간상인을 거쳐 음식점으로 배달된다. 제품이 상인의 손을 거칠 때마다 제품 보관과 운송 비용, 유통마진이 추가돼 고기 가격은 계속 상승한다. 최초 공급업체의 마진은 3∼5% 남짓이다. 그런데 음식점에서 구매할 때 지불하는 고기의 가격은 최초 공급업체가 받는 가격보다 약 30% 정도 더 비싸진다. 이는 수입산과 국내산 육류를 막론하고 일어나는 공통적인 현상이다.

이런 복잡한 구조를 가장 바꾸고 싶어 하는 집단은 자영업자들이다. 하지만 이들은 정보나 역량은 물론이고 단합된 힘도 없었다. 정부에서 부위별 육류 도매가를 공시하고 있지만 자영업자들이 취급하는 특정 부위의 고기 가격 정보는 알기 어려웠다. 따라서 자영업자들이 협상력을 가지기 어려운 구조다. 중간상인이 요즘 고기 가격이 비싸졌다, 싸졌다고 하는 말에 의존할 수밖에 없었다.

김기봉 대표는 “이 동네는 정보가 잘 흐르지 않는다. 각자 단계별로 카르텔이 형성돼 있고, 그 안에서 정보가 꽁꽁 묶여 있다. 결국 최종소비자들은 제품이 진짜 좋은지, 그 가격이 적정한지 알지 못한 채 상품을 구매하는 경우가 많다”고 말했다.

그렇다면 축산물 수입업체나 국내산 육류를 도축해 포장·판매하는 1차 육류 가공장 등 생산자가 직접 자영업자에게 배달할 수는 없을까? 이들에겐 그럴 만한 유인책이 별로 없다. 같은 가격에 중간상인에게 육류를 납품하면 이들이 알아서 음식점에 배달해준다. 만약 중간상인이 사라지면 1차 공급업체들이 값비싼 물류비용과 마케팅 비용을 떠안아야 한다. 막대한 인력과 시간, 자원이 든다. 중간상인에게 의존할 수밖에 없는 구조인 셈이다.

김 대표는 “미트박스 사무실 벽면엔 백성과 더불어 즐거움을 함께한다는 ‘여민동락’이라는 경영철학이 큼직하게 적혀 있다. 정보 비대칭 시장의 약점을 가지고 큰 이익을 내는 것이 아니라 내가 좀 덜 가지더라도 모두가 잘살 수 있는 건전한 생태계를 구축해야 지속가능한 비즈니스 모델이 만들어진다. 모두가 윈윈하는 건전한 유통 생태계를 구축하겠다는 것이 미트박스의 비전이다”라고 설명했다.



● 판매자(축산물 수입업체 및 육류가공장)

- 전국 단위의 판매 가능
- 판매, 배송, 정산까지 일괄 서비스
- 외상거래 척결/관리비 대폭 절감

● 구매자

- 직거래로 15∼30% 이상 저렴하게 상품 구매
- 시세정보 확인 및 합리적 상품 선택 가능
 
DBR mini box II
미트박스 앱을 통해 확인할 수 있는 시세표

구매자들은 육류 부위, 브랜드 등의 조건을 입력해 가격을 찾아볼 수 있다. 당일 가격은 물론 최대 1년 단위까지 검색이 가능하다. 2000여 종의 고기 시세표를 클릭 몇 번이면 미트박스에서 찾아볼 수 있다. 미트박스는 이 데이터 자체를 새로운 서비스로 확장할 수 있다고 말한다. 고기 부위별 등락률, 수급률 등을 분석할 수 있기 때문이다. 서영직 사장은 “미트박스가 보유하고 있는 데이터가 시장을 분석하고 전망할 수 있는 중요한 근거자료가 될 수 있다고 생각한다. 이를 활용한 새로운 서비스도 구상하고 있다”고 전했다.



 

DBR mini box III
미트박스의 금융서비스 ‘미트론(Meat Loan)’

지불 시스템을 선불제로 바꾼 덕분에 미트박스 회원인 자영업자나 공급업체에 돈을 빌려줄 수 있는 금융 서비스도 구상할 수 있게 됐다. 구매자가 주문을 하면 대금은 미트박스에 예치한다. 미트박스는 물류창고에 있는 재고를 꺼내 구매자에게 전달한 후 하자가 없음이 확인되면 대금을 공급자에게 전달한다. 미트박스가 주문자가 입금한 대금을 보관하는 기간은 약 3일에서 7일이다. 이 기금을 ‘구매정산대기예치금’이라고 한다. 미트박스 주문량이 늘면서 구매정산대기예치금도 증가했다. 평균 거래량이 100억∼110억 원 정도로 늘면서 하루 평균 4억 원이 미트박스에 예치된다. 미트박스 거래액이 빠르게 증가하는 것을 감안하면 미트박스에 예치되는 기금은 더 늘어날 것으로 예상된다. 미트박스는 이 돈을 금융 서비스로 활용할 계획이다. 자영업자나 공급업체 중 급전이 필요한 경우 이자를 받고 돈을 빌려주는 것이다. 김기봉 대표는 “2017년 동양생명 육류담보 사기사건도 있었던 만큼 축산업계에서는 돈을 마음 편히 빌리기 어렵다. 특히 자영업자는 신용도 평가 등급이 낮아 시중 은행 대출도 쉽지 않다. 이런 분들에게 싼 이자율로 돈을 빌려주면 좋겠다고 생각했다”고 말했다.

미상환으로 인한 리스크도 줄일 수 있다. 미트박스의 거래 내역을 통해 대출 신청 업체의 현황을 파악할 수 있기 때문이다. 공급업체의 경우 공급 물량, 매출 등을 토대로 분석할 수 있고, 자영업자들의 구매량을 통해 음식점이나 정육점의 영업 현황을 가늠할 수 있다. 미트박스는 이 자료를 토대로 신용등급을 매기고, 상한 한도를 정해 대출 서비스를 할 계획이다. 서비스는 ‘미트론(Meat Loan)’이라고 이름 붙였다. 


이미영 기자 mylee03@donga.com  

권기환 상명대 글로벌경영학과 교수 kkh1212@gmail.com 

권기환 상명대 글로벌경영학과 교수는 서울대에서 경영학 박사 학위를 받았다. 한국창의성학회 부회장, 한국전략경영학회 이사, 한국중소기업학회 이사 등을 맡고 있으며 기업 변신, 비즈니스 혁신, 벤처 글로벌화 등이 주요 관심사다.


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